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くろつき さんの投稿された作品が93件見つかりました。

 
  • 特務戦艦ホーリーピーコック13

    …隊長室は2つのリングのうち、「居住リング」と呼ばれるリング内にある。リングは回転することで重力を生み出していて、内部は常に1Gに保たれている。居住リングには主に隊員達の部屋や食堂などがある。ちなみにもうひとつのリングは「多目的リング」で、ジムやわずかだが娯楽施設、新鮮な野菜を得るための栽培施設などがある。《トラム》から降りると両側に扉が並ぶ長い通路に出る。そこから暫く歩き、ようやく隊長室の前に
    宵待夜霧 さん作 [326]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック12

    …寂しげな顔で機体を撫でるおやっさんを残し、言われた通り隊長室へ向かう。途中、数人の隊員達が自販機の前で話しているのが聞こえてきた。「見たか?3番ポートのシャトル。最新型だぜ。」「最新っていうとNe‐152か…。あれってまだ10機ぐらいしか製造されてないぞ。」「出たよ…宇宙船マニア。まぁ誰が乗ってきたのかは興味あるけどな。」…どうやら客が来ているのは本当らしい。その場を通りすぎ、《トラム》乗り場
    宵待夜霧 さん作 [328]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック11

    …おやっさんが機体を叩きながら聞いてくる。この機体《アッパー・ピジョン?》を一言で表すなら、[翼のついた潜水艦]だろう。全長18m、翼長20m、ビームガン[タイガー]2門ビームキャノン[ジラフ]1門アクティブレーザーキャノン[パイソン]2門各種ミサイル類、オプション装備類各種を装備できる、初の[宇宙戦闘機]《アッパー・ピジョン?》の後継機だ。当初、?には大気圏内飛行用の翼は付いておらず、オプショ
    宵待夜霧 さん作 [317]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック10

    ……それから2時間後。ようやく巡回任務を終え、ステーションへと戻る。ステーションは全長1?、100m四方の箱を10個縦に重ねて、2つのリングに通した形をしている。その一番端にある格納庫ブロックへ入る。エアロックを抜け、格納庫へ入ると数人の整備士達が集まってくる。機体を停め、格納モードのスイッチを入れると両方の主翼が根本から上へ折れ曲がりはじめる。それを確認してからコックピットのキャノピーを開けた
    宵待夜霧 さん作 [414]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック9

    …その指導力の高さと、従来のロケットエンジン式戦闘機と格段の性能差を持つ《アッパー・ピジョン?》の働きにより、3380年1月1日、ついに《宇宙連盟政府》は全面降伏を発表。太陽系という1星系国家となった。これにより380年に及ぶ《第1次宇宙大戦》は終結した。それから50年。連盟の残党と宙賊(海賊のようなもの)に悩まされながらも、宇宙で暮らす人々は《大戦》の傷跡を癒しつつ、平和な日々を過ごしていた…
    宵待夜霧 さん作 [417]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック8

    …しかし、ここで再び歴史に《BBB》の名が登場する。(すでに以前現れてから800年近くたっている。この為、BBBとは個人ではなく科学者の集団組織の事ではないか、という説もある。)《BBB》は、これまで多くの科学者がなしえなかった《リメンションエンジン》の小型化に成功。これまで数百mクラスだったものを数mにまで小型化。更にそれを搭載した小型宇宙戦闘艇、《宇宙戦闘機 アッパー・ピジョン?》を開発。そ
    宵待夜霧 さん作 [431]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック7

    …しかしそれは苦難の歴史だった。なにより《移民》といえば聞えがいいが、実体はほぼ《強制移民》であり、簡単な調査をしてテラ・フォーミング化できそうな星に、無作為に抽出した数億人を無理矢理送り込んでいたのだ。結果、テラ・フォーミング化に失敗し、《宇宙連盟政府》(2700年に地球連合政府から改名)からの支援も救助もなく10億人が全滅する事件も起きた。また、仮にテラ・フォーミング化に成功しても、政府の本
    宵待夜霧 さん作 [414]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック6

    …西暦2300年。地球を統治していた《地球連合政府》は、地球環境の悪化・人口の増加によりついに《宇宙移民計画》を実行に移した。当初はかねてより建造を進めていた《スペース・コロニー》への移民が主だったが、2474年に《火星》のテラ・フォーミング化に成功。これを期に人類はさらに人口を増やし、さらなる新天地を求めて太陽系外への進出を開始した。また、2603年にはある天才科学者が現れる。通称《BBB》の
    宵待夜霧 さん作 [400]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック5

    「悪かったって!05異常なし!これでいいだろ?」『…お前に何言っても時間の無駄だしな。ステーション了解した。あぁ、それと隊長から伝言だ。』「隊長から?」『ああ、「大事な話があるから、戻ったらすぐに隊長室まで来い。」ってさ。』何事だろう。隊長室に呼び出されるのはかなり珍しい。『なんかやったのか?』ダットがニヤニヤしながら聞いてくる。「…心当たりありすぎ。」ふたりして吹き出す。『聞いた話では客が来て
    宵待夜霧 さん作 [382]
  • 特務戦艦ホーリーピーコック4

    静かにピアノの音が流れだす。(おっ 今回はバラードかな?)これまではアップテンポな曲が多かったのだが、初めてのバラードらしい。まぁ、彼女の実力なら問題ないだろう。目を閉じて聞き入る。と、突然、通信機がけたたましいアラームを鳴らした。おもわず飛び上がり、慌ててラジオを消して通信機のスイッチを入れる。『聴こえるか!?こちら第42ステーション。応答しろ!《アッパー・ピジョン》05、ツバサ=オオトリ軍
    宵待夜霧 さん作 [400]
 
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