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Heart さんの投稿された作品が34件見つかりました。

 
  • 西の国〜縛られた鎖〜 14

    草も木も…敵も味方も…真っ黒な土になった。戦闘は終わった…最後まで立っていたのは赤い翼の天使だけだった。天使は地面に降り周りの景色を見ながら微笑んでいた。俺は唖然としてた…あの戦争を嫌がっていたアカネが人を殺して笑っていられるなんて思っていなかったからだ。アカネがこっちを向かって微笑んだ。目があってドキッとした、気づかれたかと思い焦った。しかしアカネが気づいてる様子はなかった。落ち着いてアカネを
    Heart さん作 [249]
  • 西の国〜縛られた鎖〜 13

    俺はアカネに向かって振り下ろされている剣とアカネの間に入っていたが、今の俺には実体が無いから守れないことはわかっていた。剣が体をすり抜けていくのをただ見ていることしかできなかった。〜アカネ…〜ハイドですら諦めた時、もの凄い熱風が吹き荒れた。戦場にいた全員が地面に倒れた。ただ一人アカネを除いて…。熱風の中心にアカネは立っていた。熱風はアカネから出ていた。アカネはさっきアカネを殺そうとした兵士の頭を
    Heart さん作 [242]
  • 西の国〜縛られた鎖〜 12

    アカネも魔法に感動していた。のんきに眺めていたら鳥の形をした火の魔法がこっちに飛んできた。アカネには当たらなかったが後ろの方にいた女兵士に当たり泣き叫んでいた。それを見てアカネは自分が戦場にいることを思い出し恐ろしくなった。その時、「第一軍行けぇ」と隊長が叫んでいるのを聞いた。アカネは少し遅れて走り出した。アカネもケインも一軍だったからだ。敵の一軍もこちらに向かって来た。そして戦闘が起こった。近
    Heart さん作 [228]
  • 西の国〜縛られた鎖〜 11

    ハイドは朝早くリンスに呼び出しを受けていた。「どうしたんですか隊長」「お前戦場を見たことあるか?」「ありませけど…」「なら見せてやる。」「はぁ!?」「この中に入れ」リンスが人が一人入れるカプセルを指差していた。「これは?」「人の意識だけを飛ばして遠くの場所を見る魔具だ。限界はあるがな」ハイドは驚いて言葉が出なかった。「これで戦場を見に行くぞ。恋人のことも気になるだろ」リンスは笑いながらいった。「
    Heart さん作 [258]
  • 西の国〜縛られた鎖〜 10

    私の中はハイドでいっぱいだった。朝起きて寝るまでハイドのことを考えていた。それは戦争が始まった今でも変わらない…これからもずっと…「明日我が隊も出撃する。準備をしておけ。」隊長が凛々しい顔でそう言った。凄く重い空気が隊全体に広がった。ケインの方を見ると目の下に涙の跡があった。「ケインどうしたの?」「なにが…?」「泣いてたの…?」「アカネには関係ない…」それからケインは俯き話しを聞いてくれなかった
    Heart さん作 [353]
  • 西の国〜縛られた鎖〜 9

    〜ハイドがむかつく…〜ケインはベッドに寝転がりなが舌打ちをした。〜友人としてはアカネとハイドの交際を祝ってやらないと…でも、俺には無理だな…〜ケインは寝返りをしながら布団に潜った。「俺は最低だ…」今日の朝は最悪の目覚めだった。朝からハイドと出会ってしまった…。ハイドがいろんな話しを振ってくるが、俺は相づちしかしてない。「ケイン具合でも悪いのか?」「いや…」「そっか…」それっきりハイドも話さなくな
    Heart さん作 [242]
  • 西の国〜縛られた鎖〜 8

    「私達の部隊は隠密起動部隊である。」リンスが胸を張って言った。「隠密起動…ですか?」「そうだ。」「例えばどんなことをするんでしょう?」「私達は戦場では働かない。私達の仕事は裏切り者の抹殺」「裏切り者の抹殺…」「そうだ。敵からのスパイ、敵に情報を流してる者、仲間を殺した者などが対象だ。」「今まで、そんな人は何人いたんですか?」「0だ。」「えっ…」「この部隊は昨日できたのだ。だから0」「昨日…!」「
    Heart さん作 [279]
  • 西の国〜縛られた鎖〜 7

    ケインとアカネは同じ部隊に配属された。見知った人がいたことで緊張が少し和らいだ。二人の配属された部隊は特攻部隊で一番死ぬ確率が高い部隊だ。「ね〜アカネ」「なに〜?」「今日は何かいいことでもあった?」「ちょっとね〜」ハイドとの約束を隠す理由は無かったけどアカネは恥ずかしくて言えなかった。「そっか…」ケインはアカネが隠していることの想像がついていた。なぜならアカネのことをずっと見ていたから…。「ハイ
    Heart さん作 [283]
  • 西の国〜縛られた鎖〜 6

    いつの間にか朝になっていて、俺は一睡もできなかった…。アカネとキスした…いやキスされたことが頭から離れなかった…。鏡を見ると酷いクマが出来ていた。〜酷い顔だな〜そう思い自分の顔で笑ってしまった。顔を洗い身支度を整えていると。「コンコン」と、扉をノックする音が聞こえた。〜とうとう来たな…〜俺は覚悟を決めて家の扉を開けた…。「おはよう。ハイド君…酷い顔だな。」「おはようございます。あなたの部隊に入る
    Heart さん作 [325]
  • 西の国〜縛られた鎖〜 5

    長い沈黙が続いた…いつもの4人には考えられないほど長い沈黙だった。沈黙を破ったのはケインだった。「アカネ今日はごめん」「えっ…?」「昼にアカネを怒らせたから…」「あれなら気にしないで。私も怒鳴ってごめんね」「俺も気にしてないから大丈夫だ。なら俺こっちだから〜元気でな…」ケインが走りながら帰って行った。目から涙が溢れていた。「私もこっちだから…またね。」メイヤも辛そうに帰って行った。また長い沈黙が
    Heart さん作 [276]
 
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