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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。
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スカバンburn!!〜夢〜 -199- 俺は…!
ち「わ〜ノブ達も捕まったよ!どうする?!」拓「美弥の奴、俺より足速いしなあ…どうしよ」聖「…」美弥と翼は聖二達を探しに秋奈達のそばを離れた。その様子を見つめ、捕まった秋奈達に目を向けた後、聖二は立ち上がり拓「…せぇちゃん?」聖「うおぉぉおお!!!」叫びながら走りだしたち拓「せぇちゃん?!」聖(くそっ!!悔しいけど…でもお前になんて言われようが俺は何度でもお前を…お前だけじゃなくてお前が選んだ男さえ
きゃしーさん作 [374] -
スカバンburn!!〜夢〜 -198- 泣き虫な君へ
伸「も〜ほんまに大丈夫かよ。お前はほんま泣き虫やなあ」自分に抱きついた秋奈の髪をくしゃくしゃと撫でた伸「あ、そうや」突然思い出し伸昭はどこからかあのぬいぐるみを取り出した伸「ほら、これ」秋「わっ…どっから出しきたん?」伸「まあそこは気にすんな。ほら、いるかが言ってへん?僕をおいてったら寂しいよ〜って」秋「言ってへんもん」いるかを受け取ってぷいと頬を膨らます秋奈がおかしくてまた伸昭はくすくす笑う。そ
きゃしーさん作 [378] -
スカバンburn!!〜夢〜 -197- これからは君に
――伸「…zzZ」また別の場所で横になってすっかり眠っている伸昭伸「zzZ……うっ!」突然自分の体の上に感じた重み。何か落ちてきたんだろうかと首をもちあげると、すぐ目の前に頭らしきものが見える伸「…秋奈?」秋奈は伸昭の体にしがみつくようにのったまま顔だけこちらにむけた伸「…どーしたの?俺を押し倒すなんていい度胸じゃねえか」秋「…もともと倒れてたやん」伸昭は秋奈の背中に手をまわし支えたまま体を起こし
きゃしーさん作 [390] -
スカバンburn!!〜夢〜 -196- 後悔
拓「せぇちゃん、こんなとこにおったんや!俺も仲間に入れて!」聖二を見つけた拓朗は彼の隣に腰をおろした聖「…」拓「見てや。みっきーらも捕まったわ。あとは俺らと…せぇちゃん?」下を向いて黙ったままの聖二ち「2人とも〜!僕も仲間に入れて!…あれ?せぇちゃん?」ちょうどやってきたちひろも心配そうにうつ向いたままの聖二を見た拓「どうか…した?」聖「……秋奈がさ…今までありがとうやってさ」拓「え?」聖「もう…
きゃしーさん作 [371] -
スカバンburn!!〜夢〜 -195- 僕らの幸せ
光「あ!で、でも、これからお互いもっと忙しくなっても頑張ろうね!慶太郎!」慶「…うん」暗くしてしまった空気を少しでも変えようと、光希はなるべくつとめて明るい声を出そうとした。しかし相変わらず慶太郎は気難しい顔をしたままで、光希はさっき言ったことを後悔した慶「…」光「…」慶「…なあ、光希」光「…?」慶「いつか…光希がピアノ弾くのにも疲れてもう満足したって思える日がきたら、その時は一緒に暮らそう?」光
きゃしーさん作 [341] -
スカバンburn!!〜夢〜 -194- ごめん、ありがとう
――聖「あーあ、いきなりあいつら捕まっちゃって」一方、聖二は草むらの裏に隠れ猛と波音が連れて行かれるのを見ていた。突然、隣に人の気配を感じ振り返ると秋奈が同じように猛達を見つめていた聖「…何してんの」秋「…隠れてんの」聖「…見りゃわかるけど」秋「うん」聖「…伸昭は?」秋「…んーどっかに居るんちゃう?」聖「…そう」秋「…」聖「…で、何の話?」秋「え?」聖「お前がわざわざ自分から俺のとこにくんのは、い
きゃしーさん作 [365] -
スカバンburn!!〜夢〜 -193- 待ってる
――翼「お前、俺おしながら泥棒なんか捕まえれんの?」鬼ごっこのはずなのに泥棒達は皆どこかに隠れたらしくすっかり姿が見えない。残された2人は広い芝生の上で目を凝らしてあたりを見渡した美「余裕。あんた一人支えれないでどうすんの。いつでも翼の背中を押すのがうちの役目ですから」翼「ふぅん」美「寂しい?大阪帰ったら」翼「…まあな」美「またすぐ来るわ。うちが居らんとあんたはすぐ駄目男になるから」翼「うん」美「
きゃしーさん作 [352] -
スカバンburn!!〜夢〜 -192- 最後の夏休み
――数日後 公園猛「猛、発射しまーす!」翼「うわっやめろや!」外出許可をもらった翼の車椅子をおして芝生の上を走り出す猛と波音翼「ぎゃぁぁああ」波「きゃははは!」拓「あいつら…ほんまに」猛達を眺めながら美弥達は日陰にシートを広げた。今日は東京最後の日。今日の午後、聖二達は大阪に帰ることになっていた聖「ちひろ、結局お前も大阪帰んのか」ち「うん、ちゃんとやっぱり親と話そうと思うねん」拓「その方がええよ
きゃしーさん作 [450] -
スカバンburn!!〜夢〜 -191- 愛してる
美「でも、今はもっとたくさんの人に届く歌をかいてよ」ずっと照れて向こう側を向いたままの翼に美弥が言った翼「え?」美「それでいっぱいファン作って、そのファンの前でいつかうちだけに歌ってよ」翼「…」美「どう?これが今のうちの夢。贅沢やろ?」翼「そうやな」美「でも、この夢はあんたにしか叶えられない」翼「…しゃーないなぁ…わかったわ!何百人でも何千人でも、なんなら何億人の前でも歌ってやるわ!!」美「うん、
きゃしーさん作 [366] -
スカバンburn!!〜夢〜 -190- 愛の歌
――美「ごめん、慶た…」しばらくして慌てて病室に姿を現した美弥。しかし、慶太郎は居らず翼がこちらを向いていた翼「あいつならもう帰ったで」美「あ…起きてたんや(ごめん、慶太郎汗)」翼「うん。…なぁー美弥?」美「ん?」翼「俺な、夢があってん」美「…夢?」翼「1つはもちろん音楽で生きていくこと。で、もう1つはお前に…」美「うち?」翼「…母さんが昔、父さんのギターに惚れたって言ってた。あんな人でもギター弾
きゃしーさん作 [385]