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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。
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スカバンburn!!最終章 -124- がんばれ!!!!!!!!!
遠くで聞こえてきた黒田の声光「行かなきゃ…」慶「うん」翼「あ゙ぁ、行っちゃうで!」美「このまま隠れとくん?!」波「どうする!?」猛「何も言わずに、ばいばい(;□;)!?」聖「やっぱ寂しいやろ!なんか…」秋「はよ、なんか言わな…」拓「あぁもう!!み゙づ゙ぎぃぃ!!!!!」拓朗の声が空港内に響き、光希が振り返る。翼拓猛波美秋聖「「「がんばれ゙ぇ゙!!!!!!」」」大声に振り返る人々7人を見て笑う光希
きゃしー さん作 [369] -
スカバンburn!!最終章 -123- 次会うときには
慶「でも、俺は、光希のことが好きやから、だから…だから、次に光希が帰ってきて、俺が夢を叶えてて、まだ光希が好きでいてくれるなら、その時は…」先の言葉が見つからず、ため息をもらす。だが、光希のその表情を見て力が抜けたように微笑んだ。慶「まあ…言わなくてもわかるやんな。」慶太郎の笑みに光希は笑って頷く。互いの顔を見て、二人はさらに笑った。翼「お?笑ってんで?」波「うまくいったってこと?!」聖「そうい
きゃしー さん作 [318] -
スカバンburn!!最終章 -122- 答えあわせ
秋「もう!翼、邪魔!!」翼「俺ちゃう!タケがでかいせいやって!」壁に隠れ、こっそり様子を窺う7人組。美「あんたらうるさいで!」翼「ごめんなさぁい」聖「たく…お前、ほんまにええんか?」拓「うん、ええねん。これで…」昨日のこと――拓「慶太郎!ええんか?」慶「…何が?」拓「何がって、光希やんか!お前のいつもの自信はどこいったんや」慶「…」拓「何を迷うんや。夢とか距離とか、そんなことか?ええか、好きって
きゃしー さん作 [340] -
スカバンburn!!最終章 -121- “すき”の答え
――空港黒「じゃあ光希、すまないが少しここで待っててもらえるかな」光「はい」椅子に腰掛け、光希は一人、周囲の人々を眺めていた。今日は平日。皆は今頃授業を受けているだろう。先生に叱られている翼。それに対して、嫌味をこぼす美弥。その様子に聖二はため息ついて、秋奈は無視。拓朗は多分、翼とまた言い合い始めてそう。猛と波音は相変わらず一問一答を授業中まで繰り返してるだろうな。それで、慶太郎は…「…つき」慶
きゃしー さん作 [346] -
スカバンburn!!最終章 -120- 解散!!!
秋「もう、何泣いてんの」歌が終わると秋奈がハンカチを差し出した。光「そういう自分だって…」翼猛波「うわぁぁん!!」拓「お前ら泣きすぎや」翼「お前も泣いてるやん」拓「汗や!汗!」翼「目から汗は出ないと思いますけど?」拓「うっさい!目の下から出てるんや!!」聖美「どんな会話や…呆」慶「明日…行っちゃうん?」慶太郎が寂しげに問いかけた光「うん。」慶「…そうか…」拓「…」そんな二人のやりとりを拓朗が眺め
きゃしー さん作 [333] -
スカバンburn!!最終章 -119- 応援歌
光「……!」横一列に並んで笑いかけるメンバー翼「忘れられてると思ったやろ〜?」猛「翼が驚かそうって言うからー」波「実は光希のために、歌を作ってきてん!」美「そう…やねんけど」聖「残念なことに楽器がなくて汗」秋「なので皆で歌いたいと思います」拓「聞いて下さい!」慶太郎が持っていた椅子を置きスティックを取り出した。そして、ハイハットのかわりに椅子の金属部分を叩いき、全員がそれぞれのパートを歌い始めた
きゃしー さん作 [324] -
スカバンburn!!最終章 -118- 理想通りの結果
猛「それにしてもなんか5位って…微妙やなぁ」聖二の母親が去った後、猛が階段に寝転がって呟いた――『理想通りの結果にならないってことは、何かが足りなかったってことや』――拓「…俺らに足りんかったもんってなんやろ」翼「足りんもん?何もないやろ」猛「え?」翼「お前ら知らんの?この大会、グランプリとったやつはデビューしちゃうねんで?」全員「デビュー?!」翼「そう。そしたらそれぞれの夢は叶わん。だから
きゃしー さん作 [351] -
スカバンburn!!最終章 -117- お疲れさまの拍手
――拓「5位かぁ…」秋「ギリギリ入賞やな」会場の外――先ほどまであんなにいた人々が、今は全く見当たらない。幅の広い階段に9人は力なく座っていた。翼「終わっちゃった…な」美「うん…」秋「そっか…終わっちゃったんか……」拓「うん…終わったんや…」皆「……」黙り込む9人。その9人に近づく人影。その女性が彼らに声をかけた「聖二」振り返った聖二の目が見開かれ、翼と猛は慌てて姿勢をただした。聖「母さん?!」
きゃしー さん作 [347] -
スカバンburn!!最終章 -116-
どこに行っても、何をやっても不安は消えない。でも、いつだってその不安がかなわない不安なんかよりもずっと強い大きなものがあるからそれさえ見失わなければ忘れなければ…そっか、結果とか評価とかそんなのより大事なのは私がやりたいかどうかだここでずっとキーボードやんのも悪くない。それか運よくいい人と出会って結婚でもいいかも。でもね、まだ4歳の私がピアニストになれること信じて笑ってて、その夢を叶えようとして
きゃしー さん作 [354] -
番外編 スカバンburn!! (4/4)
それからのことは、この小説を読んだ人は知っているだろう。私は結局、バンドに加わって、逃げ出したはずの音楽に、またしがみついてる。何度も嫌いだったらよかった、もうやりたくない、やめたいって思た。でも、やっぱり嫌いになれない。ピアノが好き音楽が好きやっぱり嫌いになれない。だから、私はもう諦めた。嫌いになれないなら、やっぱり私はピアノをやめることはできない。もし両手がなくなって、ピアノが弾けなくなって
きゃしー さん作 [317]