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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。
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スカバンburn!!最終章 -20- 救世主は…
「お友達ぃ〜?」光「そ…そうや…」近寄る男に後退りながら答えた「じゃあお友達も一緒に来るか〜?」光「は、はあ?汗」「こいつな、俺らにぶつかっといて謝らんねん。」秋「はあ?あんたらが勝手にぶつかってきたんやろ?!」「ああ?!調子のんなや!ええから二人とも来いや!」光秋「嫌!!!」嫌がる二人の腕を男が掴む秋「離せー!!」光「離せやあ!!」バキッボコッ光「え…?」秋「?!」急に解放された二人が顔を上げ
きゃしー さん作 [491] -
スカバンburn!!最終章 -19- 文句あるか!!
―翌朝 スタジオ前猛「…てことでほんまに昨日の二人の戦い、恐かってんから!…(小声)」波「…みっきーもなんだかんだでやるやん。これは勝敗見えへんなあ…(小声)」翼「お前ら何話してんの?」猛「べ、別に!」翼「?」波「それより二人遅くない?みっきーと秋。」聖「遅刻なんて珍しいなあ…慶太郎でも練習は遅刻しんのに」慶「…」拓「…なんかあったんかな…?」翼「もー先練習しようや」聖「そやな」―――そのころ光
きゃしー さん作 [401] -
スカバンburn!!最終章 -18- 女の戦い
練習終了後――翼「じゃあ明日は10時にスタジオな!」猛「了解!ばいばいー」それぞれ手を振り別れて歩きだした。翼「もー聖二!今日何でそんな暗いねん?」ずっとぼんやりしている聖二に声をかけた聖「…別にいー」うっとうしそうに呟くと波音に視線を送った波「?」聖「波音が合宿中に言ってたこと…今わかった気がする」波「…?」美翼「??」聖「なんていうか…バンドがピンク色に…はあ」拓「どうしたんや…」美「さあ?
きゃしー さん作 [412] -
スカバンburn!!最終章 -17- 動きだしたそれぞれの恋
猛「みっきーどうしたん?」隣の猛が心配した光「見てや、これ」猛「な…!これは一体…!?…って何これ?」光希が見せたページの隅にはへたくそな似顔絵とささやかな悪口が小さく書かれていた猛「いじめ…のつもりかな?」光希が前向くとやはり振り返って微笑うあの2人がいた光「はあ…戦わなあかんのが他にも…」――放課後 スタジオに向かって歩く9人秋「けえちゃん!今日も頑張ろーねっ」自転車を押す慶太郎の右腕にくっ
きゃしー さん作 [386] -
スカバンburn!!最終章 -16- 見破られていた嘘
2人は近くの公園に立ち寄った光「…話って何…?(恐い…)」秋奈は何言わずに公園の中を進むとようやく口を開いた秋「うちが前にした質問のこと、覚えてる?」光「……質問…」秋「けえちゃんのこと。」光「あぁ…うん」秋「…嘘ついてるんやろ?」光「…」下を向いていた秋奈が突然光希と真っ直ぐ向き合った光「…?」秋「好きなんやろ?…はあ…うちさあ〜そういうの嫌いやねん!はっきりしいひんところとかさあ〜」光「…は
きゃしー さん作 [387] -
スカバンburn!!最終章 -15- 慶太郎の家
波「ゆず〜★」猛「相変わらず可愛いな」光「この子が“ゆず”?」猛「そう!慶太の部屋に入り浸ってんねんなあ?」慶「うん。俺のこと好きらしい。」光「へぇ〜…いいなあ…(ずっと一緒におるなんて!)」慶「…何が?」光「え?ああ!猫が!うちも欲しいなと思って」波「えーゆずはうちが貰うねんで!」猛「ずるい!俺が貰う!」慶「いや…誰にもやらんし呆」――猛「お邪魔しましたあ!」散々ゆずで遊んだ後、4人は外へ出た
きゃしー さん作 [354] -
スカバンburn!!最終章 -14- ゆずのおうち
――2日後 2年5組波「あーぁ、しばらく練習ばっかやあ〜」猛「大会に出んねんもん。せえちゃんのためにも頑張って練習せんと!」光「練習ない日も今日だけやな」波「じゃあ今日は遊ぼ!」猛「どこで?」波「んーどこがいいかなあ〜…あ!“ゆず”にあいたい!」光「“ゆず”?」猛「あ〜そういえば最近行ってないなあ」光「どこに〜?」波「じゃあ決定〜!」慶「えー。」猛「ええやん、ええやん★」光「もーだから何?!!
きゃしー さん作 [374] -
スカバンburn!!最終章 -13- 帰ってこい、リーダー
翼「聖二!」聖「何やってんねん!!!」「「…」」聖「大会とか賞とか…そんなもん…」拓「とれるわけないって?」聖「…」美「無理やったら無理でええやん。」波「なんでそんなに嫌がんの?」聖「…」光「…あかんかった時、失敗した時、傷つくのが嫌なんやろ…?気持ちとか、そんなんだけじゃない。プライドとかが。」拓「あほやなあ…こんなバンドにプライドなんかいらんて。俺らは…」聖「悔しくないんか?敗けたとき」翼「
きゃしー さん作 [370] -
スカバンburn!!最終章 -12- 本気の証明
翼「俺ら聖二がおらんと困るんです!」全員が頭を下げるが相変わらず相手は眉間に皺をよせたままだ「いつまでも遊ばせるわけにはいきません。貴方達も受験生でしょ?いつまでもこんな遊び…」慶「遊びじゃないです。」慶太郎がいつもの様子できっぱり言った。慶「僕達も聖二君も真剣です。でもそれでも遊びだと言うなら真面目にやってるってことはっきり証明します」「証明?」すると翼があの“例の紙”を目の前につきつけた聖「
きゃしー さん作 [425] -
スカバンburn!!最終章 -11- きっかけ
勢いよく閉めた扉。机の上に投げつけた鞄。聖二はそのままベッドに倒れ込んだ。聖「……俺だって…」枕に顔を沈めたまま聖二は眠りについた――――2年前 春 いつもの公園〜♪聖(そろそろボーンの練習やめて帰ろうかなあ)翼「あー!!」聖「びくっ!」翼「お前、同じクラスにおったやんな?」聖「…そうやけど(うわ〜同じクラスのアホ男や)」翼「やっぱり!お前いつもここでそれ、練習してんの?」聖「え…ああボーン?…
きゃしー さん作 [375]