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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。
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スカバンburn!!02 -27- 〜秘密〜
志「彼は…慶太郎とかいう人だったかしら?」慶太郎が去ったあとちひろのもとに志穂が来たち「ん〜…半端ないなあ〜あいつのオーラ」志「彼でしょ?あんたが憧れてたドラマーの弟。あのバンド、彼もそうだけどあんなバンドでも甘く見れない人物がいるわね」ち「人物〜??」聖「…(何話しとるんや)」その頃ちょうど彼らの傍を通りかかった聖二は陰で話を聞いていた志「知らない?あの光希って子、私、海外のコンクールで名前を
きゃしー さん作 [371] -
スカバンburn!!02 -26- 〜最大のライバルか〜
ち「えっと…君は慶四郎くんやっけ???」慶「……まあそんな感じ」ち「そうやんなあ♪そうやと思ってん★」ちひろも歯ブラシを取り出すち「じゃあ…君なんやな、 達也くんの弟。」 歯ブラシを口に突っ込んだまま慶太郎はちひろを見つめたち「やっぱり〜★」慶「…知ってるん?達兄を」ち「もちろん★有名やったもん!あの達也くんのドラム見た時は衝撃やったなあ」慶「……」ち「憧れやってん。“ワイルド・ワン”。だ
きゃしー さん作 [384] -
幸せをきみに -届け、この歌- 17
「バンド再結成やあ〜!」今度あたし達はライブに出れることになった。ベースは剛、ドラムは翔ちゃん、ボーカルはこの日だけ翔ちゃんの友達の中上くんがとりあえずやることになった。そしてあたしはもちろんギター。「ほんま良かった。ありがとう、翔ちゃん」いつものように並んで歩く翔ちゃんは何度も同じ言葉を繰り返すあたしに呆れることなく笑ってくれる。「あ、メールや」普段通りに取り出す携帯電話。違うのは、揺れるスト
きゃしー さん作 [395] -
スカバンburn!! 02 -25- 〜爽やかな朝〜
部屋に戻った5人は慌ててそれぞれ元居た場所で寝るフリをした。しばらくして部屋の扉の開く音がして美弥が戻ってきたらしかった。しかしすぐに扉は閉まり美弥が階段を上がる音がした。5人はそのまま眠りについた。翼「朝やあー!!!!」猛「…翼うるさい」翼「起きろ!みんな!てか何でみんなここで寝てんねん」拓「お前ほんまうっさい!」秋「なんかいっぱい寝たからすっきりやあ」聖「俺も!今日も天気ええなあ」昨日ぐっす
きゃしー さん作 [436] -
スカバンburn!!02 -24- 目撃
慶「なんかちょうど部屋出ていったからどこ行くんかなってなんとなくついてって…」拓「で、あのように寝てたと」慶「はい」拓「お前はあ…」光「美弥…どこ行ったんやろ」拓「え?ああ、そういえば俺が起きた時もいなかったような…」光「うちが起きた時もおらんかった」拓「トイレじゃないよなあ…」光「…あ」拓「え?」民宿のそばまで来ると光希は2人の腕を掴み民宿の茂みに隠れた。慶「??」拓「ちょっ…何!?」光「静か
きゃしー さん作 [377] -
スカバンburn!!02 -23- ありえへん
光「…何やろ…?」2人が近づくと突然“それ”はむっくりと起き上がった光拓「ぎゃあ゙あぁぁあ!!!!」「…拓朗くん…?」逃げようとする2人の背中に“それ”が眠たげに声をかけた。拓「喋りよったあ!!わあー…ってあれ?」拓朗が振り返るとそこには座ったまま眠そうに2人を見つめる慶太郎がいた光「もうっ!!」拓「びっくりするやんけ!こんなとこで何しとんねん!」慶「…寝てた」光「ここで?!!」慶「何も来ないし
きゃしー さん作 [376] -
スカバンburn!!02 -22- 〜星降る夜の黒い影〜
左手には田んぼ、右手には体育館のある草むらや山が見える。その間にまっすぐ伸びる道路を2人は歩いていた。拓「静かやな」光「なんか…幽霊でそう…」拓「止めろや!」光「あはは」体育館を通り過ぎるとやはり草むらが広がっていたがそこには木が立ち並んで一層不気味だった。拓「あいつらまだ寝とった?」光「うん、ぐっすり。拓朗はずっと起きとったん?」拓「いや、気付いたら皆寝とって聖ちゃんも寝る言うて寝ちゃったから
きゃしー さん作 [359] -
スカバンburn!!02 -21- 〜星空の下〜
光希は民宿の玄関まで来ると靴を履き扉を開けた。ガラガラッその音に驚いてその人影―拓朗は目を丸くして振り返った。拓「はあーみっきーか。驚かすなや」光「何してるん?」光希は拓朗に近づいて尋ねた。拓朗は持っていた缶のお茶に口をつけながら左手で空を指した。光希も見上げると真っ暗な空にはきらきらと輝く星が散らばっていた。光「…うわっ……」拓朗は左手をポケットに突っ込み話しだした拓「皆寝ちゃってさ、喉渇いた
きゃしー さん作 [349] -
スカバンburn!!02 -20- 〜暗闇に浮かぶ影〜
――静かな男子部屋。光希は目を覚ましはっとして起き上がった。光「!!(…寝てた)」光希ははっきりしない頭で寝る前のことを思い返した。ぼやけた視界のまま周りを見渡すと部屋の壁近くでは無造作に広げた布団の上で翼や猛、波音が転がって寝息を立てていた。翼と猛の上には1枚の布団が荒々しくかけられ波音にも布団がかけられていたが足がはみ出ている。その壁の反対側では、秋奈が壁にもたれて寝ている。やはり秋奈にも布
きゃしー さん作 [406] -
スカバンburn!!02 -19- 〜ついに決定!!〜
猛「じゃあ“ワイルド・1.5”!!!」拓美「もうええわ!」波「じゃあ…“HSB”は?」秋「どういう意味〜?」波「“波音スペシャルバンド”!」光「…はあ」聖「翼と同類や」美「ほんまに…そういえば慶太郎は〜?」秋「そこ」秋奈が指差した場所では寝転がっている慶太郎がいた。翼「寝てるやん」聖「うわ〜しかもスティック握ったまま寝てるわ」拓「好きやなあ…こいつは何か考えたんか?」美「あ、一応紙に書いてある」
きゃしー さん作 [377]