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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。

 
  • この空が絶望に染まる、その前に 23 〜捜索〜

    「あーあ、一体どこを探せば…」「…いいから、黙って探せ」ぶつぶつ文句を言うルカに向かってリキが静かに言い放った。ルークは2人の後ろに付き添うよいに歩き苦笑いをした。「でもさ、こここーんなに人がいるんだよ?どっから探せばいいんだよ。顔に名前書いてる奴なんて居ねえし、写真だってこんなガキのじゃあ…」「愚か者。お前は今朝の知らせを聞かなかったのか?」「聞いたよ!海賊の話だろ?」「あの知らせを耳にした後
    きゃしー さん作 [298]
  • この空が絶望に染まる、その前に 22 〜平和な島にも〜

    (わー、人がいっぱい)白い建物で囲まれた道をレンは一人、大きな紙袋を抱えて歩いていた。置いていかれたミリーは今頃泣いているだろう。あちらこちらの建物に宿屋、パン屋、武器屋等の看板がかけられ、窓ガラスから中の様子が見え、すれ違う人々は皆楽しそうに歩いていく。レンは久々に晴れやかな気分で足を進めていた。すると、遠くの方で叫び声があがった。(何?!)向こうから人々が逃げるようにこちらに向かって走ってく
    きゃしー さん作 [286]
  • スカバンburn!!02 -5- 〜嫌な再会〜

    拓「じいちゃーん!ばあちゃーん!」広い玄関に9人がぞろぞろと入ると拓朗が家の奥に向かって叫んだ。「はいはい」奥からおばあさんが出てきた。翼「こんにちはー!」「はい、こんにちはいらっしゃい」拓朗の祖母はにこやかにメンバーを迎えてくれた。拓「じいちゃんは?」「畑におるよ。」拓「じゃあ俺、挨拶してくるわ」拓朗は走ってでていった。「あんたらの部屋はこの廊下曲がって奥の部屋ね。それから…」「おばあちゃん、
    きゃしー さん作 [363]
  • スカバンburn!!02 -4- 〜気付け!〜

    波「どのくらい歩くん?」道路横の歩道を1列になって歩き始めると先頭を歩く波音が振り返った。拓「うーん、1時間くらい?」波「えー!!」翼「なんかそれ聞いたら疲れたー聖ちゃん、荷物持ってー」聖「何でやねん、しっかり歩け」一番後ろを歩いていた光希は重さに耐えられずついに荷物を地面に下ろしため息をついた。2人ほど挟んだ先で並んで歩く秋奈と慶太郎の姿が目に映る。すると突然すぐ目の前で光希の荷物が持ち上げら
    きゃしー さん作 [342]
  • スカバンburn!!02 -3- 〜合宿へ〜

    ――波「もう重たい!タケ荷物持ってー」猛「任せて!!」9人は駅を出て周りを見渡した。すでにたくさん荷物を持っている猛は波音の荷物を受け取った。翼「めっちゃ天気えーな!」波「わーい!山が見えるー」波音の背中でピンクのケースが揺れた。美「波音、ペット気をつけや」波「はーい!翼行こう!」翼「行こう!!」波音と翼ははしゃいで人通りの少ない道を走って行った。猛「うわ!翼ずるい!」聖「ほんまあいつらは…」美
    きゃしー さん作 [360]
  • 幸せをきみに -届け、この歌- 15

    わかってる。別にええねん。今さら何をあたしは期待しとったんやろ。「何でもないっ」あたしは力を込めて笑顔をつくる。何でもない。あたしの恋なんてずっと前に終わってる。終わらせてんねん。でも、あたしの好きな数字は2であたしの好きな色は今も空の青。小学生の頃、皆でテレビゲームをしたことがある。その時和樹は惜しいところでは負けてしまって2位になった。「ええねん、俺は2が好きやから」馬鹿にした友達に笑って和
    きゃしー さん作 [327]
  • スカバンburn!!02 -2- 〜バンド強化作戦〜

    光「でも合宿って…部活でもないのに」聖「たくのじいちゃん家が民宿やってんねん。」拓「そーゆうこと。いつも合宿とかでいろんな団体が泊まんねんけど今の時期は暇らしいし近所にね、使われてない体育館があんねん。」拓朗は机に頬杖ついて説明した。光「体育館?」拓「そこで楽器の練習できるやろ?まわり山ばっかやから」聖「慶太も光希も行けるやんな。(俺も母さんに嘘ついて行くねんから)」光「うん…多分」慶「大丈夫で
    きゃしー さん作 [371]
  • 幸せをきみに -届け、この歌- 14

    「翔太はほんまお前に優しいやんなあ。まあしゃあないか。あいつはお前のことほーんまにすきやもんなあ」和樹は一人で納得して笑ってた。さっきまでの喜びは消えた。あたしの胸の中で暗く重い音が鳴る。ああ、そっか。あたしは和樹に彼女がいたそんな噂を聞いただけでもあんなに胸が痛んだのに和樹にとってあたしが誰に好かれたって誰と恋に落ちたって何でもない、やっぱり平気なんや。あたしは黙って空気を吸い込む。和樹は何も
    きゃしー さん作 [321]
  • スカバンburn!!02 -1- 〜バンド強化作戦〜

    翼「慶太!お前、またみっきーを誘拐しやがったな!!」戻った2人を待ち受けていたのは不機嫌な翼だった。その後ろで他のメンバーは気にせずに何か話し合っている。しかし光希は秋奈の視線だけがこちらに向けられているのに気付いた。光「ちゃうって!うちらは…」慶「すみません」慶太郎は一言謝りそのまま皆の方に向かった。秋奈はいつもの笑顔で自分の隣の空いたパイプ椅子を慶太郎に勧めた。光希はその様子を見逃さなかった
    きゃしー さん作 [431]
  • 幸せをきみに -届け、この歌- 13

    和樹はほとんど学校に来なくなった。あたしの気持ちとは反対に事実かどうかもわからないそんな噂ばかり聞いた。あたしの知らない和樹があいつがいないところで増えていく。3年生になってクラスは変わり、配られた新しいクラスの名簿。そのどのクラスにも成瀬和樹という字はなかった。あたしが和樹の転校を知ったのはその数日後、やっぱり噂によって知らされた。――「…翔太は元気?」長い沈黙の後、やっと和樹が口を開いた。「
    きゃしー さん作 [377]
 
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