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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。
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スカバンburn!! 60 〜受け入れる強さ〜
――帰り道すっかり暗くなった道を猛と慶太は歩いていた猛「…どうしたらええんかな…」慶「…タケは…強いな」猛「?」慶「お前は波音みたいに落ち込まんの?」猛「…そりゃショック受けてるしほんまはみんなとも離れたくないでもな、世の中ってどうしようもないこと、いっぱいあるやん。なってしまったことは仕方ないから…人は必ず死ぬし…先生もよく言ってた。“現実を受け入れる強さも必要”やって」慶「…そうやな」猛「そ
きゃしー さん作 [328] -
スカバンburn!! 59 〜隆一の夢〜
隆「波音を励ましたいんか?」猛「うん!」拓「俺ら先行くでー」拓朗達は上に上がって行き光希と猛だけが残った猛「教えて!」隆「そうやな…お前が思ったようにすれば?」猛「何それー!!もうわからんー!」猛はふてくされて上へ行こうとした。猛「みっきーいこー。…みっきー??」光希は兄の方へ近寄った。隆「どうした?」光「お父さんが心配しとった」隆「父さんが?」隆一は大げさに驚いてみせた光「家帰らんの?」隆「…
きゃしー さん作 [326] -
スカバンburn!! 58 〜俺は無力〜
翌日、数日ぶりに猛が学校へきた。光「昨日は楽しかったなあ」猛「ほんまに?でも昨日は助かったわ。ありがとう」光「…波音は?」猛「今日も休んでる」慶「…」猛「先生が死んで俺らみんな、ばらばらになるかもしれへんねん」光「え…?」猛「それで、はーちゃんも落ち込んでて…」光「そうなんや…」慶「お前は…どうなんの?」猛「俺は…わからん。はー俺、どうしたらええんかな…はーちゃん、元気になるんかなあ…俺は何にも
きゃしー さん作 [313] -
幸せをきみに -届け、この歌- 0
世界は広いあたしのこの足下、この土の下に他にも世界があるねんで。なんて広いんやろうそして、空は終わることなくただただ広いこんなんじゃあんたがどこに居るかなんてあたしにはきっと見つけられない。だからね、この声が嫌でもあんたの耳に届くように精一杯歌うから。だから待っとけ。これがあたしの夢やった。小さくて、でも強くて一生消えない大きな夢
きゃしー さん作 [297] -
気の向くままに
こんにちはきゃしーです今さらですが揚羽さん、コメントをありがとうございました。そうですね、とても純粋にあの曲が今の自分の心に響いたんです。 そしてオレンジさんコメントありがとうございました。とても励みになりました。本当にあのコメントがとても嬉しかったです★さて、私の小説を読んで下さった方はもしかしたらわかるかもしれませんが自分は楽器をやっています。なので音楽関連の話が多いのです。これでも自分の演
きゃしー さん作 [342] -
この空が絶望に染まる、その前に 13〜ミリー〜
「…よかった。助かったのね」ミリーは泣きながら頷いた。「ミリーってのはこの子の名か?」ダフがレンに声をかけた。「そうよ。」「君とどういう関係なの?」後から来たルカが尋ねた。「友達みたいなものよ」「…友達」「ちっさい村だもんな。そこらへんに住んでやつなんてみんな知り合いなんだろうな」ダフが用具を片付けながら言った。用具を片付けたダフが立ち上がると細身で背の高い男が彼らに近づいてきた。「みなさん、一
きゃしー さん作 [279] -
スカバンburn!! 56 〜チビは任せろ 3〜
勇斗「…うん」勇斗はしょぼんとしてうつ向いた慶「それから、ちくったとか言って怒んな。もとは誰が悪いんか、よう考えてみい?」勇斗「…うん」慶「わかったらどうすんねん」勇斗「はる、ごめんなさい」勇斗はおもちゃを差しだした。晴香も恐る恐る受け取った。慶「…勇斗、人に優しくしいや。人のために何かできる男は強いで。」慶太郎はぽんと勇斗の頭を叩いた。勇斗「じゃあ俺強くなる!…晴香、一緒に遊ぼう!」晴香「うん
きゃしー さん作 [314] -
スカバンburn!! 55 〜チビは任せろ 2〜
3人と晴香は廊下を歩き奥の部屋へたどり着いた。翼「ここ久々やなあ!」翼が扉を開けると7人ほどの小学校低学年くらいまでの子ども達がいた。「わ!誰や!!」男の子が翼にむかって言った。翼「忘れんなやー!つーばーさ!前遊んだやろ?」翼はそう言いながらすでに男の子の遊びに加わっていった。光「やっぱ自分がガキだとすぐ仲良くなれるんやな」光希がぼそっと言った言葉に慶太郎がふっと笑った。晴香「なあ、慶太くん、う
きゃしー さん作 [289] -
スカバンburn!! 54 〜チビは任せろ 1〜
猛「あいつら…はあまたケンカや…」翼「みんなおんの?」猛「うん…今はね」光「…?」「タケちゃんー!」ドアが開き小さな女の子が入ってきた。少女は3人の高校生に驚いたのか何も言わず光希達を見つめた。翼「よっ!えっと…晴香やっけ?」少女は小さく頷いた。猛「どうしたん?」晴香「勇斗が…うっ…う」晴香は泣き出した。猛はその様子に疲れたようにため息をついた。慶太郎はそんな猛の様子をじっと見つめていた。猛「勇
きゃしー さん作 [319] -
スカバンburn!! 53 〜波音のなみだ〜
光「波音…?」翼「おい、どうしたんや?」波「…お父さんが…死んじゃった…」波音の泣き声は一層激しくなりその場に座りこんだ光「…え…」翼「おっちゃんが…?」その時奥から猛が慌てて出てきた猛「はーちゃん!」猛は波音を支えて立ち上がらせた。猛「ごめん、みんなとりあえず中入って…」3人は猛の後に続いて猛の部屋へ通された猛「はーちゃん、座れる?」波音はこくりと頷き、猛に支えられながら床に座った。光希達も同
きゃしー さん作 [294]