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きゃしーさんの投稿された作品が635件見つかりました。
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間違いletter 34
―「ごめん、突然うるさい人と変な人連れてきちゃって…」俺の言葉に彼女は微笑み引き出しから久々に見るあのメモ帳とペンを取り出した『ううん、普段は誰もこないから賑やかで楽しい』嬉しそうに笑う彼女とは反対に俺はその文字に少し心が痛んだ今日までの間、彼女はずっとこの病室に一人だったのだろうか「ゆかちゃん、よろしくねー」直人の言葉に嬉しそうに微笑みうなずくほんとにかわいいなあ俺以外の人に同じ様に笑いかける
きゃしー さん作 [330] -
間違いletter 33
――最近彼に会ってない今ツアーでいろんな所をまわっているらしい忙しさでそのうち私のことなんて忘れちゃったらどうしようそんな寂しさに耐えながら彼の歌を聞き寂しさを忘れようともう何度も読んだ小説を読んでいた突然右耳のイヤホンがはずされるびっくりして顔をあげると彼がいたそのイヤホンを耳にあて「俺らの曲じゃん」と嬉しそうに笑った「ほんとに?わーゆかちゃんありがとう」彼の横から知らない人が顔をだしたいや、
きゃしー さん作 [327] -
スカバンburn!! 11
「今日も練習?」「いや…今日はなかったと思うなんもきいてへんもん」猛は帰る用意を始める「慶太、もう帰るん?」教室を出ようとした慶太郎を猛が呼びとめる「…帰るわ」「じゃあ一緒に帰ろー波音のとこ寄っていい?あ、みっきーも一緒に帰る?」「あ…うん、そうしようかな」3人で揃って教室を出る猛は嬉しそうに4組にさっさと向かう「…猛くんと波音ちゃんって付き合ってんの?」猛の後ろをマイペースに歩く慶太郎に聞くと
きゃしー さん作 [352] -
間違いletter 31
数日後、俺はゆかの病室にいた「…ごめん愛のためになんかしたいってそう思ったんだけど…」あの番組は中止になったらしい今考えてみればテレビの撮影でもなんでもいいから愛に彼女のすきな歌を直接聞かした方がよかったんじゃないかと思う口にすると後悔しそうでそんなこと言えない『ありがとう愛のこと、考えてくれて。でも嫌な思いしたんやなごめんな』ゆかの指先が俺の手のひらに文字を描く「ゆかが謝る必要ないじゃん俺こそ
きゃしー さん作 [323] -
間違いletter 31
「拓也、やめろ」いつの間にか側にきていた真治が卓也から手を離させた「お前はそんなんで満足かよ!確かにそうだとしても…簡単に世の中全て知ったように諦めたこと言うな」俺の声に周りは振り向く「俺は例えそんな世界でも信じたかったんだよ音楽が起こす奇跡を」「ふっ、聞いててこっちが恥ずかしくなるやめろよ」「…お前は誰かの音楽に励まされたことねえのかよ……悔しいけど…お前の歌に励まされた奴なんて世の中いっぱい
きゃしー さん作 [523] -
間違いletter 30
廊下ではスタッフやらいろんな人が動きまわっていたが俺はすぐにあいつを見つけた大股であいつに近づく「…お、久々じゃ…」あいつはいつもの勝ち誇った表情をみせたがあいつの言葉が終わる前に俺は胸ぐらをつかんでいたそばにいたスタッフは驚いていた「…なんだよ」あいつは驚くことなく冷たい目で俺を睨んだ「俺はあのこをお前らの売りのネタにしたかったんじゃない…お前は何のために歌っているんだ」「何言ってんの?ドラマ
きゃしー さん作 [335] -
間違いletter 29
「どういう意味?」嫌な気持ちだった俺はあの日愛のために歌ってほしいって彼女のためにって言ったんだけど「こんな人のためにわざわざ歌ってあげたなんてテレビで放送すればまたファンが増えて売上も増えるだろうってあいつそういったんだいいネタがあってよかったみたいな?誰かがあいつに頼んだらしくてまあここはそうゆう世界だけどさその入院してる子のためにって頼んできた人の気持ちとかをさ結局は自分の売上のためにって
きゃしー さん作 [332] -
スカバンburn!! 10
「ちょっ…待って…うちは何も…!」「よっしゃ!じゃーみっきーをメンバーとして迎えいれます!」「「やったー!」」うちは何も言ってへんのに…「…9人か…ますます大変やな…」拓朗が呟く「…でもまあ賑やかそう」その隣で慶太郎がボソッと呟く――「…ということでクラスメイトが増えます」「よろしくお願いします」教室の一番後ろの席では猛が笑いかけているその2つ隣の端の席では慶太郎が椅子にもたれかかり雑誌を読んで
きゃしー さん作 [348] -
間違いletter 28
――『このあいだ、初めて拓也の歌、聞きました私、あの歌すごくすき。それで病院でれない私のために看護師の和田さんが CD持ってきてくれて毎日聞いてます』――少し残念だった本当は直接歌ってやりたかったなあれはゆかのための曲なんだからゆかの手紙を読みそんなことを考えていると控室に真治が戻ってきた今日はまた音楽番組の収録日だ俺は真治を特に気にすることなく手紙に集中していたが彼が発した言葉に顔をあげた「さ
きゃしー さん作 [415] -
スカバンburn!! 9
「うわっみっきーが褒めてる」さっきまで光希を恐れていた猛までみっきーと呼んだ「そんなに俺かっこよかったー?」「誰もお前褒めてへん“みんな”や!」「やったー!みっきーが褒めてくれたあ」そう言って喜ぶ波音に親のように美弥が笑いかける「じゃあ次はみっきー弾いて★」「え゙」そこでやっと我にかえる気付くとキーボードの前だ「ほら★弾いてやあ!」みんなの目が向けられる「……じゃあ…少しだけ…」そういって始まっ
きゃしー さん作 [358]