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友愛数 さんの投稿された作品が88件見つかりました。

 
  • いつかまた〜18〜

    8時を回った頃だろうか。ちさが目を覚ました。「……トーマ…?」「起きた?」「うん…。どうしたの?恋歌ちゃん達と帰ったんじゃ…」「忘れ物してさ。戻ったらお前、鍵かけずに寝ちゃってるから…。起きるまでは居ようと思ってさ。あ、これ読ませてもらってる」本棚にあったエッセイ。【大切な人。伝えたい言葉】ちさらしい。「バイトは?休んだの?」「いや、遅れて行くって連絡したよ。おじさんも今日は大丈夫だって」バーを
    友愛数 さん作 [245]
  • いつかまた〜17〜

    ドアを前にして、一瞬ためらった。インターホンを鳴らして、起こしていいものか…。とりあえず、ノブに手をかけた。ガチャ。ドアは開いた。「ちさ?」呼びかけるも、応答はない。テーブルには、僕が置き忘れた携帯と鍵があった。部屋に入り、それを手に取りながらちさを見ると、すぅすぅと寝息をたてながら、ちさは眠っていた。僕は少し考え、携帯を開いた。トゥルルルル、トゥルルルル… 「あ、おじさん?悪いんだけど、ちょっ
    友愛数 さん作 [204]
  • いつかまた〜16〜

    ちさの家を後にした僕らは、駅に向かって歩き出した。「響、ちさん所に行ってたんだね」「ん〜心配だったんだろね〜。でも、病院連れてってくれて良かったよ、脱水症状は怖いからね」…なんだ?なんか胸の奥がモヤモヤする。なんだこれ?…………。分かんねぇ。考えるのよそう。今、何時だろ?ジーパンのポケットに手を伸ばした時 「あっ!」テーブルの上に、携帯と鍵を置いたままなのを思い出した。「ん?どうしたの、トーマ」
    友愛数 さん作 [198]
  • いつかまた〜15〜

    「できた!ちさ、ここ置いとくから、食べられる時に食べるんだよ」「ありがとう、恋歌ちゃん、梨玖ちゃん」結局、俺はそこに居るしかできなかったな… 「じゃあ、そろそろ行くね。ちょっとしか居てあげられなくてごめんねぇ…」そう言う恋歌に、「ううん、嬉しかったよ。ありがとう。うつしちゃいけないし、みんなこれからバイトでしょ?おかゆ、ちゃんと食べて元気になるから」起き上がって見送ろうとするちさに、「そのままで
    友愛数 さん作 [218]
  • いつかまた〜14〜

    「ちさ、おかゆ食べられる?食べられるなら、作って置いとくよ?」「…うん…食べる」「じゃあ、あたしはリンゴむいてあげるね」恋歌と梨玖がキッチンに立った。「恋歌、お前作れんの?」僕の問いに、「当たり前!恋多き恋歌さんをバカにしないでよ?よく言うでしょー、男をモノにするなら、まず胃袋を掴め!ってね。料理ができる女はポイント高いって事よ。」ほうほう。2年間、男運のない恋歌が言うのも、なんだかなぁ… 「あ
    友愛数 さん作 [195]
  • いつかまた〜13〜

    エンジンをとめ、ちさと自分を固定していたタオルを外し、バイクを停め…響はちさを背中におぶさるよう促した。ちさをおぶって階段を昇ってきた響に僕らは駆け寄った。「響、どうしたの?ちさ、大丈夫?」「脱水症状になってから、病院連れてって…点滴してもらった…」「えぇっ?ちさ?」ちさは、「大丈夫…点滴打ってもらったら、だいぶ楽になったから…。心配かけてごめんね…」弱々しく微笑んだ。響は部屋に入り、ちさをベッ
    友愛数 さん作 [189]
  • いつかまた〜12〜

    ピンポーン… インターホンを鳴らす。・・・・・・・。・・・・・・・。「…あれ?」ピンポーン… 反応がない。「ちさー?」コンコン、と恋歌がドアを叩いた。どうしたんだろう、起き上がれないくらいなんだろうか。物音ひとつしない。「実家に帰ってるのかな?」「う〜ん…」その時、聞き覚えのあるバイクの音が聞こえた。アパートの2階から見下ろす。「……響…?」後ろに乗っているのは… ちさだ。響の腰に回されたちさの
    友愛数 さん作 [187]
  • いつかまた〜11〜

    終わった!終わった!急げ!「ビタミンとらなきゃだから、やっぱフルーツ?」「プリンでしょ」「プリンならヨーグルトでしょ」行きがけに立ち寄ったスーパーで、恋歌と梨玖が押し問答。あ〜っ、もう!「フルーツも!プリンも!ヨーグルトも!持ってけばいいんだよ!」どかどかっとカゴに放り込む。恋歌が、さらにある物を入れようとする。「トーマ、これも〜」そ れ は 「お前のつまみだろ!買わん!!もう行くぞ!」「……ち
    友愛数 さん作 [184]
  • いつかまた〜10〜

    「俺も行く!」恋歌と梨玖の話を遮って、とっさに口から出ていた。ふっ、と恋歌が笑った。「じゃあ色々買って行こうか、3人で」早く〜終われ〜授業〜っ!「ご飯とか食べれてんのかな?恋歌さん特製、おかゆの材料でも買って行くかな…」ぶつぶつ言ってる恋歌の隣で、俺は心配で気が気じゃなかった。次の専門授業。「始めるぞー」先生が発した一声に、ふと見渡すと 『響がいない…?』「響は?」「…いないね。また屋上にでも行
    友愛数 さん作 [232]
  • いつかまた〜9〜

    「大作ねー」「誰中心にする?」「前回はオリジナルCMだったよね。できれば今回は、みんなの良さがムラなく出るものがいいかも」新しい制作の大まかなイメージをまとめよう、と、僕と梨玖、智が話をしていると、恋歌と響がやってきた。「おはよーみんな」「なんか珍しい組み合わせだな」「そこで偶然会っただけよ」そう言って恋歌は僕らの上段に腰を下ろした。「あ、今日、ちさ休みだって」携帯を取り出しながら恋歌が言う。恋
    友愛数 さん作 [228]
 
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