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まいく さんの投稿された作品が11件見つかりました。

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  • 一目で恋

    いつも同じ時間、同じ場所で居眠りをしてる君。そこはあなたの特等席。そして、そんな誰かも知らないあなたのことを見ていられる、ドアの近くが私の指定位置。高校生になって、初めての電車通学。私の隣に座っていたあなた。揺れる電車の中で、あなたは眠っていたから、肩が何回もぶつかった。私の降りる駅は終点の駅。終点に近付くにつれ、だんだんと人が少なくなってきた。そして、終点一個前の駅を電車が発車したとき、車内に
    まいく さん作 [163]
  • 時の恋5

    「もうすぐだぞ。」男が言った。ひでこはほっとした。もう少しで家に帰れる。そしたら、ちょっと寝よう。だんだん明かりにちかづくにつれ、ひでこは言葉を失った。「ついたぞ。」「え?」「町だ。お前はどこに行くんだ?」そこはひでこの知ってる町ではなかった。道は砂利道。コンクリートで舗装された路は?建物もない。木造の平家が立ち並んでいる。マンションは?「あの、ここは?」「楠木町だ。お前の行きたかったのはこのま
    プリン さん作 [235]
  • 時の恋4

    しばらくして、遠くから人の話し声が聞こえてきた。それと、ぱかぱかと…―ぱかぱか?馬っ?とりあえず、すぐ近くの草むらに隠れた。「…やはり、あいつは宮中に置いておくべきではないな。」「おらも、そう思う。だが、そうもいかんだろ。」話していたのは二人組の男だった。ひでこはもう誰でも良かったので、駆け寄った。「あのっ!町へはどうやって行けばいいんですか?」聞いてから、しまったと思った。そのふたりの格好はど
    プリン さん作 [222]
  • 時の恋3

    山の麓にたどりついた。しかし、あるはずの土産もの屋がない。―確か、この辺なんだけど。おかしいな。間違えたのかな。しかし、ひでこは間違ってなかった。そのあるはずの店の横にある大きな木がすぐそばに立っていたのだ。―これは、確かにあの木。辺りの地形も、見覚えがある。おかしいことと言えば、その店がないことぐらい。あと、妙に静かだった。―この辺、こんなに静かだっけ…?確かに静かすぎた。このあたりは、確かに
    プリン さん作 [219]
  • 時の恋2

    少し歩いてみることにした。とにかく、家に帰らないと。すると、林の向こうから声が聞こえてきた。何か、歌っているみたいだ。ひでこは近寄って、木のかげからのぞいた。そこにいたのは変な格好をした男だった。あの格好は…どこかで…あっ!日本史の教科書!その男は平安貴族のような格好だった。―やだっ!どうしよう。こんな山でこんな時間に変な人に会うなんてっ!最悪。ひでこは気付かれないように、そーっと後退りした。足
    プリン さん作 [240]
  • 時の恋

    明日は、国語のテストがある。現在の時間、午前1時。ひでこは、古文の勉強をしていた。―こんなたくさん百人一首覚えられないよ。…天つ風、雲の通い路…その時、不思議な出来事が起こった。開けたままの窓から、さーっと強い風が入ってきた。机の上のプリントが舞った。ひでこは窓を閉めようと思い、立ち上がった。そして窓に近づいて手をかけた瞬間、ふわっとひでこの身体が宙に浮いた。びっくりしたが、声を出せないまま、ひ
    プリン さん作 [299]
  • 初恋列車2

    学校へ行っても何も頭に入らなかった。―あの人はなんて名前なのかな…気が付くと定期を拾ってくれた男子高生のことばかり考えている。「かーりんっ!かりんってばぁ。」マイに声をかけられはっとする。「あっ…ごめんごめん。なんだっけ?」「いい、いい。別にたいした事じゃないから。てかそれより、かりんどうしたの?なんかボケっとしちゃってさ。」「え?そーかな。」「うん。そう。何?恋でもしちゃった?」―…恋…「こら
    NeNe さん作 [278]
  • 初恋列車

    かりんは高校生になって、電車通学になった。最初は電車に学校に通うなんてって憧れてたけど、慣れてみると、そんなものではなかった。車内は朝の通勤ラッシュでぎゅうぎゅうだし、くっつきたくもないおじさんと超至近距離だし。―あれっ?定期がないっ!いつものように、電車から降りて定期券を出そうとしたのだが入っているはずの胸ポケットは空だ。―どうしよ…このままでは学校に遅刻してしまう。その時、とんとんと肩を叩か
    NeNe さん作 [281]
  • ペインティングロード

    ―暑い…クーラーついてないのかな…現在の室温35℃。ここは真夏の美術館の中。美術館といっても、小さな街のもので、もちろん有名な画家の作品もないから、管理はめちゃくちゃ甘い。華は列を抜け出した。こんな狭い部屋にクラス全員が入っているなんて…暑さをしのぐため、こっそりと今いる部屋を出た。―こっちはさっき通って来た部屋だよね。辺りを見回すと、そこは風景画の展示室だということが分かった。―へぇ…きれいな
    さん作 [260]
  • 遠恋

    恋なんて今までしたことなかった。初恋もまだ。でもあなたに会って、初めて感じた切ない気持ち。これが恋っていうのかなぁ。『遠恋〜遠すぎるよ…〜』晩夏。夕方にもなると、もう秋になったかのような涼しい風が吹いてくる。夏の終わりを告げる風。そんなどこか切ない風が町中を通り過ぎる。河原の草をゆらし、店先の広告の旗をゆらし、窓を開けた部屋のカーテンをゆらす。黄色のカーテンが秋風にゆれた。カーテンがひらりとめく
    すぃー さん作 [252]
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