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黄色いメガネ さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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言ってやった
不良? ツッパリ? アウトロー? 呼び方はどーでもいいけど、やめてほしいことが一つある。「まるくなった」って言わないで。なってないから。少なくても私が解釈している「まるくなる」にあてはめると、そんな人、今までに出会ったことはない。芸人とか俳優が若い頃のヤンチャ写真を出されて「やめてくださいよー」だって。バカみたい。別にいいよ、まるくなったって言っても。ただし、今までイジメた人に謝ってからね。先生
黄色いメガネ さん作 [321] -
アームレスリング 完
田村の言葉に俺は怒りをあらわにした。「何だお前! 戦いもしないくせに偉そうなこと言うな! 原田クンはすごい一番なんだ、その原田クンに挑戦できるのは二番の高橋クンだけなんだそ!二番にもなれないお前には何も言う権利ない!」意外な人物の言葉に教室は静まりかえった。 「ごめん・・・ 俺つい・・・」高橋に謝った。「別にいいよ、二番の高橋ねえ・・・」高橋が言った。「あっ、やっぱり怒って
しいたけ さん作 [277] -
アームレスリング2
「別にこだわってるわけじゃねーよ。上には上がいることも分かってる。ただ原田だけは許せねーんだよ、アイツにはぜってー負けたくねー」高橋はさらに怒り口調だ。俺は鍛えた。腕立て伏せ、鉄アレイ、腕の力になることなら何でもやった。ジャージを着ているせいでみんなには分からないがすこしだけど筋肉もついてきた。帰りのホームルーム前にクラスメートの田村が言った。「この前の続き見せてくれよ、みんなも見たいよな」「見
しいたけ さん作 [277] -
アームレスリング
思春期を向かえる男子にとって、「力」こそがステイタスなのだ。 中学二年の俺にとっても状況は同じだ。クラスでは早くも誰がこの中で一番の腕力をもっているかを探りはじめていた。俺はすでに誰かに負けていた。その誰かも負けた。まさに論外、そんな言葉がお似合いだ。最後に残った二人がいる。原田と高橋だ。すべてにおいてライバル関係にあるが、原田の方が若干上回っていた。
しいたけ さん作 [305]
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