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莉緒 さんの投稿された作品が12件見つかりました。
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秘密基地?
「もう、終わる?」後ろから朋哉の声がした振り替えるとキッチンの入り口に朋哉が立っていた「ビックリしたぁ!もう少しだから、向こうで待ってて」そういった優里亜を再びイヴ・サンローランの香りが包み込んだ「もう待てねぇよ。どれだけ待ったと思ってんだよ?」それは優里亜も一緒だ朋哉に会えるこの日をどんなに待ちわびたことか「私だって会いたかっ…」そう振り返った優里亜の唇を朋哉の唇がふさいだ「…んんっ」朋哉のキ
莉緒 さん作 [117] -
秘密基地?
「旨かった〜ごちそうさま」パスタを食べ終えた朋哉はタバコに火をつけた優里亜はそれを待っていたかのように立ち上がる「後片付け、してくる」「俺も手伝うよ」「ううん。仕事で疲れてるでしょ。ゆっくり休んでて」そういってリビングを後にした優里亜は沈黙が怖かった朋哉のがっしりとした腕指の感触香水とタバコの香り全てが鮮明に思い出される洗い物をしながら全身に電流が流れるような感覚を優里亜は覚えた
莉緒 さん作 [121] -
秘密基地?
キッチンはきれいに片付いていた使っていないというほうが正しいかもしれない会社から電話が来て優里亜は正直安堵していた朋哉に触れられ愛されることはこの上ない喜びを感じるどんな男性とも味わったことのない今まで生きてきて初めて味わう感覚…身体も心も1つになるその瞬間は優里亜にとってなにものにも変えがたいしかしそれと同時に礼に対する罪悪感何よりこのまま朋哉に埋もれていってしまうのではないかという恐怖心が優
莉緒 さん作 [121] -
『突然』
突然声が聞きたくなる忙しい日常にまぎれて忘れたふりをしているおまえの存在俺がよそ見をしている間に俺の友達に取られたおまえ雪の降る日に(あなたを忘れられないの)とそっと俺のダウンジャケットに触れたおまえ街中で偶然見かければ細くて華奢な肩をそっと抱き締めたくなる一人きりの淋しい夜はおまえの淫らな声を思い出すどうしようもなくなって用事もないのに用事があるふりをして電話をかけるあの頃と変わらない声で(元
莉緒 さん作 [126] -
秘密基地?
会社からの電話には絶対でなくてはならないいつものことだ優里亜は気にしていなかった優里亜はウーロン茶を一口飲んで大きなため息をついた身体にはまだ朋哉の感触が残っている礼との結婚は優里亜が望んだものではなかった全ては朋哉のために優里亜は自分の身を売ったのだ「…はい。それではよろしくお願い致します。失礼します。」朋哉が戻ってきたどうやら話が終わったようだ「ごめん。雰囲気壊したね。」そういって優里亜の隣
莉緒 さん作 [168] -
秘密基地?
ブラを外そうとする朋哉に優里亜は抵抗できなかった正確には抵抗という言葉すら浮かばないほど全身の力が抜けていたのだ…ちょうどその時だった「トゥルルルッ…トゥルルルッ…」朋哉の携帯がなった着信音で会社からの電話だと優里亜はすぐに気が付いた「…ったく、なんだよ。ごめん、優里亜。」「いいよ。」朋哉は優里亜の身体から手を離し、携帯をとる優里亜はまるで誰かに見られたかのように急いではだけた服を直した「はい、
莉緒 さん作 [137] -
元カノ
初めて会ったのは乙羽の働く病院だった雅人の元カノが看護師をしているのは知っていたがまさか自分が入院する病院で働いているとは…雅人は同い年の従兄弟乙羽の話は聞いたことがあったが会ったことはなかった話しかけてきたのは乙羽のほうだった「…あの…佐原さんってもしかして雅人の?」そう聞かれただけで貴はピンときた「もしかして…?」「うん!もしかしてだよ〜。雅人からよく話きいてたよ。初めましてだね。」雅人とは
莉緒 さん作 [417] -
秘密基地?
優里亜が朋哉の腕に触れると朋哉は一瞬身体を動かした「優里亜の匂いがする」そういって首筋に顔を埋める朋哉まるで首筋から全身に電波が走ったかのように優里亜は身震いをした「いや…朋哉…」自分でもびっくりするくらい色っぽい声だった「そんな声、出すなよ」「俺、どうにかなっちゃうよ」もう我慢出来ないと言わんばかりに首筋に優しくキスをした「…んっっ」優里亜の気持ちを察するかのようにキスはだんだんと激しくなって
莉緒 さん作 [188] -
秘密基地?
朋哉に手を引かれて部屋のなかに入り白いソファに腰を下ろす男の人らしく殺風景な部屋唯一窓際に置かれた大きな観葉植物が部屋に色をそえていた「礼は大丈夫?」「うん、知らないから」「何、飲む?ウーロン茶でいい?」「うん。ありがとう」もどかしい会話が行き来する朋哉が出してくれたウーロン茶を優里亜は一息で飲み干したその時背後から朋哉が優里亜の肩を抱いた「今日は泊まっていけるのか?」「…うん」再び近づいたイヴ
莉緒 さん作 [137] -
秘密基地?
優里亜は震える手でインターホンを2回押した「あいてるよ。はいれよ。」中から朋哉の声がするゆっくりドアを開けると物凄い勢いで腕を捉まれ部屋のなかに引っ張りこまれた「よくきたな」朋哉はそう言って優里亜を優しく抱き締めるかすかに匂うタバコの香りと大好きなイヴ・サンローランの香水の匂いが優里亜の身体の全ての感覚を刺激する「うん…」朋哉の顔も見ずに優里亜は朋哉の存在を堪能したどのくらいだっただろう「なか、
莉緒 さん作 [125]
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