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ふっき さんの投稿された作品が26件見つかりました。

 
  • 雨の人?

    『あっ!!』いきなりユキがすっとんきょうな声をあげた。『やべっトイレ行きたくなって来た。』『なんだトイレか。ビビらせんなよ。』『ユキくん。トイレはここ出て左行けばあるよ。』『おぉ。美樹ちゃんサンキュ!…ちょっと待っててな。』ユキが怒られない程度の速さで駆けていった。『…ありゃ長いな。』付き合いが長いからか、何となくわかった。『あっお兄ちゃん。そのポケットから出てる紙なーに?』一瞬ドキッと
    桐生徳人 さん作 [308]
  • 悲しみの空?

    母さんの敵を討つために僕は、組織に入った。あの男とクロウを殺すチャンスを掴むために…その組織は各地のスラム街をまとめるマフィアの集合体みたいなものだった。しかし、僕が連れて来られた場所はスラム街ではなく、富裕層が住むビル街の中でも一際デカいビルの地下だった。そこで、僕は白衣を着た男達に引き渡された。『キミがイルくんだね。話は聞いてるよ。早速だが仕事だ。こっちについてきて。』そう言われ案内された部
    桐生徳人 さん作 [291]
  • 雨の人?

    美樹が入院している病院は、学校と塾のちょうど真んなか位に位置している。だから塾がある日は、大抵美樹に会いに行っていた。小児科の大部屋に入ると、美樹は窓際の、いつもの定位置で本を読んでいた。『あっコウ兄ちゃん。とユキくんだ!!』美樹は俺達に気付くと本なんかほっぽりだして、手を振ってきた。『よっ。美樹ちゃん久し振りぃ。具合はどう?』『うん。もう大丈夫!!だってもうすぐ退院だもん!!』美樹の顔色が良い
    桐生徳人 さん作 [310]
  • 悲しみの空?

    『ウォォッ!!』正気にもどった父さんが男に猛然と殴り掛かった。しかし、父さんの拳が男の顔面を捉えることはなかった。父さんは拳を振り上げたまま固まっている。その時父さんの周りを淡い黄緑色の何かが包んだ。『くっくるっしぃ…一体何だ!?』『アナタが殴ろうとするからですよ…そうだチャンスをあげましょう。イルくんを引き渡してください。あと能力の詳細を。そしたらイリーナ様共々命を助けてあげましょう。』『…わ
    桐生徳人 さん作 [295]
  • 未来

    いつも未来を見て怯えてる。先が見えない。光が見えない。見つけられない。過去には戻れない。戻れても、またツラい思いするに決まってる。僕は誰の為に生まれ、誰の為に生きているのだろうか?まるで生きた心地がしない。でも死にたくない。死ぬのは怖い。よく、世界には明日を生きられるかどうかも分からない子供だっているのだから、という考えが頭に浮かぶ。でもそれは、裕福な僕達の優越に過ぎない。生きることに必死な人は
    桐生徳人 さん作 [406]
  • 雨の人?

    雨が降ると、いつもあの人は立っていた。線路に架かる横断歩道の上に。ー5月下旬ー放課後の教室。「…。」高梁孝一 (たかはしこういち)通称コウ。中3。「コウ。今日夕方から塾だぞ。どうした?」野島雪人 (のじまゆきひと)通称ユキ。幼なじみ。「…コレ。」「ん…進路希望調査票?…コレ先週配られたやつじゃん。出してねーの?」「…白紙で出した。そしたら先生がちゃんと書けって。」「当たり前だ。てか、お前の頭なら
    桐生徳人 さん作 [357]
  • 目の見えない猫

    目の見えない猫はいつも幸せそうだった。僕は鳥だ。とても目がいい。「やぁ猫さん。」「こんにちは鳥さん。」「猫さんは目が見えないのに、どうしていつも幸せそうなんだい?」「そうだな…例えば、鳥さんが悲しかったらどんな顔をするんだい?」「うーん、泣いた顔かな。」「そう。私はそんな泣き顔を見なくて済むんだ。それに私がニコニコ幸せそうにしてたら、鳥さんもつられて幸せな気持ちにならないかい?」「うーん、なるか
    桐生徳人 さん作 [485]
  • 悲しみの空?

    「この国…いやこの世界ではあの"カフラー事件"で能力者の保護、隔離が徹底されました。ですが、実際行われているのは軍事転用を目的とした能力者の生体実験。アナタはそれを知って反政府グループを立ち上げたんじゃないですか?…そう、政府からイルくんを守るために、違いますか?」父さんは僕の前で膝から崩れ落ちた。「私達にイルくんを預けて見ませんか?私達だったら能力の使い方や能力の制御を教えることができまー」「
    桐生徳人 さん作 [402]
  • 悲しみの空?

    「まさか政府か!?」父さんの顔が一気に青ざめた。「情報では来週からの筈…」父さんは少し躊躇したが、意を決してドアを開けた。「…どうも、夜分遅くにスイマセン。少し聞きたいことがあるんですが…」そこには、いかにも怪しい黒服の男が立っていた。男の横には、赤毛で綺麗な青い目をした男の子がいた。「一体なんなんですか?」父さんはかなり強い口調だった。「そんな身構えないでくださいよ。」おどけた口調で男が言った
    桐生徳人 さん作 [451]
  • 悲しみの空?

    「お前は、人の悲しみを吸い取る能力を持っている。この能力は人を救済出来る、素晴らしい能力だ。」…僕は驚きもしなかった。「でも、この能力は強すぎる…人悲しいという感情自体を吸い取ってしまう…母さんやその女の子のようにな。それに、お前にも少なからず反動があるようだし。」僕は驚かない…でも僕の中で二人の悲しみが湧き上がって来るのがわかった。「決して、安易に使うんじゃないぞ。悲しむことが出来ないのは…こ
    桐生徳人 さん作 [361]
 
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