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紀夜 さんの投稿された作品が122件見つかりました。

 
  • ノイズ‐NOISE‐第二章?

     『君は選ばれた。』神に選ばれし我が同士よ『どこから入ってきたの?もしかして泥棒?!』共に一つになろう『君のお母さんは残念だったよ。』共に手を繋ぎ、輪になろう『なに?どういうこと?あんたが、母さんを??』みんな同じみんな一緒『僕じゃない。神がそう仕向けなさったのだ。』聖なる音色がこだまする『わけわかんねえ!母さんをもとに戻せ!!!』みんなの耳にこだまする『君のお母さんだけじゃない。ほら、外を見て
    紀夜 さん作 [434]
  • サンニン

    《カオル》受信BOXには大量のその名前が並んでいた。日にちはあの事件の日。 そうか。あの事件の日の夜、俺はカオルとメールをしたんだ。 現実逃避をし続けた記憶が徐々にその扉をあけだした。 心臓があの時のようにバクバクと鳴っていた。《俺のこと嫌いならそういってくれりゃよかったのに》いつもはふざけた絵文字で飾られるカオルのメールは、黒一色の地味なものだった。 次のメールを読む。《好きでもねえのに友達ヅ
    兄さん さん作 [313]
  • 幸せどんとこい

    情けないみっともないみじめな奴そんなこと言われなくたって 自分で理解してるからそう言ってのけた自分自身が一番みじめに感じたかな青い空が見える愛らしい小鳥が飛んでるあいつらだっていろんな悩み抱えて生きて頑張ってんのかな幸せさあどんとこいそう言ってやってくる幸せはいない幸せ捜し求め僕らは頑張って頑張って頑張って生きていられるこんな僕でも愛してくれるそんな人が現れるって言うのかい笑っちゃうね疑い深い不
    紀夜 さん作 [312]
  • サンニン

     青い空が見える。綺麗に透き通った、青い空が見える。 カラスが飛んでる。一羽でカアカア言いながら飛んでる。あいつは何を考えて生きてんだ?1人で寂しくないのか?友達はどこに言ったんだ?  夏休み。俺はリビングで1人、ねころんでいた。 外は雨。おかしいな、青い空が見えてたのに。 いつまでねころんでる気だ。夏休みだぞ?することは一杯ある。宿題、宿題、宿題・・・・・・ そんなに俺を追い詰めないでくれよ。
    兄さん さん作 [343]
  • ノイズ‐NOISE‐第二章?

    医者は少し考えたあと、答えた。「消防士の方々だったと思いますよ。あの炎の中に飛び込めるのは普通に考えて防火服を着てないと無理でしょうし。」(そう言えばそうか。)ウィルはそっけなく思った。「すみません、電話を借りたいのですが、いいでしょうか。」医者は謙虚に尋ねた。「いいですよ。電話は廊下に出て左の突き当たりです。」「ありがとうございます。」このご時世になんて腰の低い医者だろう。ぺこぺこしながら部屋
    紀夜 さん作 [385]
  • わらえるよ

    憂鬱な毎日下ばかり見て歩く道あぁ いつ幸せは訪れるのため息をつけばそれは逃げると言うけど目を閉じていたって涙を流していたって神に祈っていたって明日と言う日はやってくる時は無情に過ぎていく自分という囲いに縛り付けられどれだけ苦しんでる僕がいるんだろうたまには笑ってよ涙で冷えた頬を昔みたいにあぁ この気持ちいつか報われるかなあ努力と言えない努力を重ね耐え続ける僕に誰か背中をぽんと叩いて笑ってくれない
    紀夜 さん作 [374]
  • サンニン

    「しょうがねえなあ。」しぶしぶ、俺は同意した。 ぼーっとしていた。頭の中が空っぽだった。青い空が見える。カラスが飛んでる。あいつは、いつもなにして毎日を生きてんだ・・・・・? ドンッ背中が思い切りよくぐらついた。 この感じは、いつも味わう・・・・いつも笑顔でやる、あいつの・・・・  カオルの・・・振り替えるとカオルの笑顔がそこにはあった。「え、カオル・・・?」カオルのそばにはカオルと仲の良いタイ
    兄さん さん作 [341]
  • サンニン

    ――そして運命の日。 俺とゆうぱちはスペースランド行きのバスに乗り、たあいのない話で静かに盛り上がりながら、あっという間に目的地についた。「今日は金使いまくるぞぉ!」「ヒロヤはいつもそう言ってるよな。」楽しむぞ!!って、今日1日は日頃の孤独感から解き放たれるぞっ!!って、輝かしい今日という日に心全てを預け、俺は背伸びした。楽しめたのは実際、2時間くらいだったのだが。 俺らはいろんなアトラクション
    兄さん さん作 [371]
  • ノイズ‐NOISE‐第二章?

     目を開けるとウィルは警察署のベッドに寝ていた。「俺は、いったい・・・」そばには、座ったままメレディスが頭を垂らしていた。「そうか俺は、あの時・・力を使い果たして・・。」ウィルの記憶が一気によみがえる。 不審者であり、ノイザーでもあったあの男は、確か、死んだ。自分が殺した。ありったけの力をこめ、同時に、死への畏敬の念もこめながら、男を殺した。 「気が付きましたか。」気が付くと、そばに見知らぬ白衣
    紀夜 さん作 [399]
  • サンニン

     なぜ、これだけの不満を持っていながら、俺は10年間、カオルとやっていけたのだろう。“やっていけた”?その言葉さえさだかではない。 でも最近、カオルはおもしろいことを言って周りをよく笑わすようになった。 人間は日々変わっていっているんだと、その姿を見てなんだか悲しくなってしまった。 元気のよかった俺は年を重ねるごとに内向的になり、引っ込み思案だったカオルは、たくさんの人と話すのが好きになった。 
    兄さん さん作 [427]
 
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