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にぃる さんの投稿された作品が24件見つかりました。
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遠距離恋愛?
美容師、しかもカリスマとあってか、彼が芸能人のようにみえた。眉はきりっと、目はぱっちり澄んだ瞳、真っ白な歯に、透き通るような肌。服も身だしなみも今時で、誰が見てもうらやむような男性だった。抹茶オレを飲みだした彼に私は思いきってきいてみた。「どうして私に声をかけたんですか?」すると彼は、『なんとなく。ま、タイプなのかな』と軽々しく返された。『で、君名前は?』突然質問された。自分から先に言うことに抵
にぃる さん作 [207] -
遠距離恋愛?
「本物・・ですか?」私はおそるおそる尋ねた。『そっ』彼はにっこり笑った。私はあまりの出来すぎた出会いに目が点になって黙り込んでしまった。『時間ある?』初対面にもかかわらず、また、見ず知らずの大人の男性にもかかわらず、私は「はい」と答えてしまった。『東京から仕事で今日来たんだけど友達いないし暇なんだ。少し付き合ってよ』これは、ナンパか?それとも勧誘か?お金を騙しとられるか?なんてことを思いながらも
にぃる さん作 [167] -
再会
私には長く付き合っている彼がいた。しかし、ある日別れを決め、彼に別れを告げた。理由はない。その時私は心に穴があいたが、なぜか充実していた。仕事もばりばりやって、人間関係もスムーズにいって、新しい恋もたくさん舞い込んできた。あれから三年の月日が流れた。今の私はやりきれないのか、疲れている。仕事もうまくいかない。人間関係もよくない。新しい恋なんて舞い込むどころか逆に撤退している。そんな時、ふと彼のこ
美麗 さん作 [224] -
遠距離恋愛?
夕日が沈みかけた紅い景色を背に、いつもの帰り道を何も考えずに歩いていた。ふと顔をあげると、建設中であったビルが完成し、大きなビルのその一階に本屋さんがオープンしていた。特に本が好きなわけでもなく、買う目的もなかったがふらっと立ち寄ってみた。そう、この本屋さんへ立ち寄ってしまったことこそが、苦しい遠距離恋愛への第一歩だったのだ。連日ワイドショーや雑誌で大きくとりあげられ、木村拓哉のドラマで人気の職
にぃる さん作 [250]