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春風揺 さんの投稿された作品が4件見つかりました。

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  • イズコノキオク4

    気付いたら朝8時。自分の部屋から出るといつも亜海の部屋へ行く。朝が弱く、俺が起こしに行かなきゃ平気で午後まで寝てる奴だ。念のために言っておくが、兄妹の関係を越えようとなんて考えていない。仮にも妹だ。一応ドアをノックし部屋に入り、奴のベッドが戦跡のようになっていた。前言撤回、こいつはゴリラだ。核を越えた力のゴリラだ!!折角、容姿端麗で食事も上手い。ただ朝の姿はこいつに好意を持っている奴に
    春風揺 さん作 [614]
  • イズコノキオク3

    「で、コウ兄進路どうすんの?」戦乱の後、落ち着いた食事中の他愛もない会話である。「兄貴はどこだっけ?」「質問を質問で返すなよぉ!東大でしょ」「…そっか。」「ん?」うちの兄貴、照哉は三つ歳の離れた名門東仙大学、通称東大の二年生である。まぁ放浪癖というか兄貴は家に帰っておらずこの場にもいない。二年も帰って来なければ放浪というのも疑問だが。「い、いや全く御苦労なこったぁ〜ね〜。」「何を人事みたいにぃ。
    春風揺 さん作 [599]
  • イズコノキオク2

    そんな感じで俺と恭介は、進級してから早々受験の話をしてた訳だ。まぁそこが進学校、時浜なのである。放課後、俺と恭介は極々普通の学生的世間話に花を咲かせての帰路、話は途中で自宅についてしまった。徒歩5分の所に家があるからだ。「このたった5分の帰り道で事故ったって…どうしようもないな〜俺…。」家に帰ってきたら毎回毎回思うことだ。そして流石にあれから二年も経ってれば、家の前で自分の愚かさに泣いたりはしな
    春風揺 さん作 [603]
  • イズコノキオク

    あの事故から二年が経った。そう、それは沙原光哉が進学校私立時浜高校に入学したての帰りの道中だった。偏差値38のこの俺が全くの独力で偏差値62の時浜にやっとこさ入学できたと思ったらこの有様だ。なぜ偏差値を62まで上げてまで時浜に入ったかというと理由は簡単で家から徒歩5分だからだ。そのたった5分の道のりで俺は記憶を失った。なぜ記憶が失ったのに二年前のことなんて覚えてるか、それは天才一家の沙原家の唯一
    春風遥 さん作 [619]
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