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なな さんの投稿された作品が31件見つかりました。
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薄れる記憶
小さい頃の記憶が薄れていく様に今の記憶も何十年後にはきっと薄れてしまう言葉ではうまく表せない程の喜びや悲しみや怒りや感動も嬉しかった悲しかった頭にきた感動したなんて一言で語れてしまう簡単な記憶になってしまうのかも知れないだからこそ今を大切に過ぎたら戻れない今を真剣に今の僕に記憶しよう今の感情は今だけのもの感情は生き物だから記憶と共に歳をとるから今の僕は今だけだからいつか薄れた記憶になる今の僕をし
なな さん作 [225] -
乗り越えたら
どんなに嫌でもこの現実から逃げられないなら逆らうのはやめて全て受け入れよう今までもそうやってここまで来たのだから乗り越えれば全て過去になるのだから受け入れる私に力を貸してとは言わないけどそこで見ててね最後まで見守っていてねそして乗り越えたら一緒に笑ってね
なな さん作 [198] -
星探し
星なんてここでは殆ど見えないけれど君が1番光っている星を探そうって言うから僕も夢中で探したよ明日から遠く離れて別々に暮らす僕達は最後の夜に星探し探し始めてわかったよ星探しは適当な口実で涙がこぼれ落ちないように君は上を向いていたかったんだね1番光っている星を僕は見つけてしまったけど言わないよ僕の涙もこぼれてしまいそうだから
なな さん作 [288] -
差し出される手
差し出される手はいつも優しく温かそうで思わず僕の手はその手に触れたくて伸びてしまうけど心が止める伸ばした手を引っ込めて手のひらを見つめる握って開いて見つめる心が負けそうな時いつも誰かが助けてくれたそれが当たり前になっていた差し出される手を握らせてもらってばかりの僕誰かに僕が差し出した事なんてなかった手のひらを強く握り拳を作る自分で乗り越えようそして乗り越えたそのあと拳を開き誰かに手を差し出そう
なな さん作 [183] -
生と死の判断
生と死の区別は心臓が動いてるか止まってるかで判断するけど死と判断された直後の体はまだ温かくその判断は間違ってるんじゃないかって疑いたくなる赤ん坊がこの世に生まれて生の判断をもらうのは母親の体内からすっぽり出た時母親のお腹の中でも確かに心臓は動いているのにまだ生の判断はもらえないそれを思うと死も心臓が止まった瞬間が死ではないんじゃないかなんて思えてしまうこの世から体がなくなる時骨になった時が本当の
なな さん作 [206] -
逃げた幸せ
ため息1つで幸せが1つ逃げていくよって言われた事ふと思い出した昨日も今日もため息ばかりの私だから幸せ逃げてしまったのかも知れないね何をやってもうまくいかない時いつまでこんな状態が続くのだろうって気持ちが沈むから悪循環更に悪い状態に落ちていくため息で逃げてしまった幸せよ戻ってこい戻ってこいと願いを込めて1つ深呼吸吐いて出て行ったのだから吸えば戻ってくるかも知れないとまた1つ深呼吸なんだかそんなくだ
なな さん作 [280] -
無傷の僕
ブレーキの壊れた車を運転しているような毎日を送っていたあの頃景色を見る余裕もなく流れる音楽を聴く穏やかさもなく右足を踏んで止まれ止まれと力を入れても止まらず走りたくもない道を繰り返し走っていたあの頃1度思い切ってぶつかってしまえば止まれたかも知れないのにぶつかる勇気のなかった僕いつもそう勇気がなくて避けてきたぶつけて壊れてしまうのが傷つくのが怖かっただから何も変わらなかった最後は燃料切れ無傷の車
なな さん作 [213] -
君の笑顔
君を見ているとただただ心が落ち着き穏やかな風に包まれる僕がこう思うのだから僕以外の誰かも君にそう感じているんじゃないかって心配になるけどそんな僕の心配を知らない君が僕に向ける笑顔を見るとたとえそうだとしても君を守るのは僕なんだって穏やかな心で心から思うよ
なな さん作 [185] -
暗闇の次
真夜中に目覚め感じる孤独今自分がいる場所さえどこなのか一瞬わからなくなる恐怖静かな暗闇は人は結局1人なんだと強く感じさせ1人は嫌だと人を求める自分に気づかさせる暗闇の次にしか朝は来ないから暗闇で目を閉じ更に深い暗闇の中に入り次に目を開いたら朝が来ていますようにいつもそう願っている
なな さん作 [178] -
風の音
ふと君の声が聞こえたような気がした辺りを見渡す耳を澄ます聞こえるのは風の音あの日君が言った言葉を何度も何度も思い出してもう本当に僕達は終わるしかないのか何度も何度も考えたけど僕を信じられず泣いた君は悪くないよ疑わせて苦しめて君を泣かせた僕が悪いんだよ君にもふと僕の声が聞こえたような気がしていたらごめんって聞こえてますようにそのあとに風の音
なな さん作 [184]