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しずく さんの投稿された作品が17件見つかりました。
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桜咲く頃に。
オレはいろんな事に気を配っていたはずなのに…実は何一つ見えていなかったのかもしれない…自己満足だったのかもしれない。エゴだったのかもしれない。今ならそれが分かる気がする。本当の優しさの意味に気付けたから…ありがとう。今なら面と向かって君に言えるよ…もし…『また』という言葉が許されたのなら…今度は『永遠』にできる気がする…今なら…きっと…。
しずく さん作 [181] -
耳をすませば?完
一年後…「陸、早くしてよー」「待ってってば、今着替えてるんだから〜」今日はちょうど一年の記念なので、出会ったあの居酒屋に一緒に行く約束をしていた。僕は彼女に急かされて慌てて着替えている。「じゃぁ、手伝ってあげるよ(笑」「いやいや、意味わかんないから(笑」「ほらほら、ばんざーいして(笑」「うわ!来なくていいよ?!てか、寧ろ着替えずらいから(笑」「はいはい、照れない照れない(笑」「痛っ?!今足踏んだ
しずく さん作 [886] -
耳をすませば?
「君に手紙を渡したあと、私は実家(九州)に行ったの。しっかりと気持ちの整理をつけたかったから静かなところが良いと思って…。でも…全然整理ができなくて…君のことがとっても好きなのに…どこか…どこか罪悪感におそわれて…そんなことを考えていたら…母親の身体の調子が悪くなって…約束の日に戻って来れなくなって…でも、内心は安心してた…だって気持ちの整理なんかついてなぃし…君と会ってて何て言えば言いか…やっ
しずく さん作 [196] -
耳をすませば?
後ろを向くと遠くの方で手をめい一杯ふっている人がいるのが見える。僕は一気に緊張した。真剣に女の子としゃべるなんて一年半ぶりであったからだ。そして、後ろの方から足音が近づいてきているのがわかった。「この人があなたに紹介したかった人よ」と由紀子おばさんに言われたので顔を上げて挨拶をしようとした…そのときだった…「あっ…!!!!!?」顔を上げて僕は驚いた。目の前にいるのは彼女ではないか…そう…ベロンベ
しずく さん作 [188] -
耳をすませば?
走ったかいもあり、約束の時間の10分前に着いた。『由紀子おばさん、お久しぶりです』おばさんに会うのは2年ぶりだ。なかなか会う機会がないのと、面倒臭がり屋な僕のせいで全く会っていなかった。『あんたは全然連絡よこさないんだから、この前だって約束を破るし、全く…しっかりしてよね』そう言いいながらおばさんは僕を抱きしめてくれた。そして、僕は席についた。おばさんは僕を自分の息子のように愛してくれている。た
しずく さん作 [187] -
耳をすませば?
「ふぁ〜、よく寝た」久々に休みだったためか僕は17時に目が覚めた。疲れていたため、いつ寝たのかさえ覚えていない。全く起きる気になれなくてしばらく、ぼーっとしていたが約束をしていたのを思い出し焦った。「やばい!?約束は18時だった!!!また怒られちまう」僕は急いで支度を済ませ家を出た。駅までの土手道を走っていると桜が満開に咲いていることに気がついた。そういえば、この道を通るのは懐かしい…御役所に勤
しずく さん作 [187] -
耳をすませば?
しばらくして、僕は転職をした。母親からは反対されたが、まぁお前の人生だからと最後には賛成してくれた。安定した職を自ら捨てるなんて自分でもバカげていると少しは思ったが、彼女の事もあり、何か行動を起こさずにはいられなかった…現在は御役所勤めを引退し、インターネット関連の仕事をせっせと頑張っている毎日。だけど…今でも毎日のように彼女を思い出す。あれから3ヶ月お店に通ったが彼女は現れなかった…そして僕は
しずく さん作 [220] -
耳をすませば?
一年後…いま僕は居酒屋にいる。もちろん彼女を待っている。この日が来るのをどれほど待ち望んだだろう。今でも気持ちは変わらない。ただ会いたいという気持ちだけが僕をこの一年支配していた。「23時かぁ…」彼女はなかなか姿を現さない。そして…結局彼女は閉店になっても来ることはなかった…
しずく さん作 [323] -
耳をすませば?
−手紙の内容−『この前は急に飛び出して行ってしまってごめんなさい。告白凄く嬉しかった。でも、付き合えないの…。君は気付いていたかもしれないけど、少し前まで私には「勇」っていう彼氏がいたの…。しかも、結婚まで約束した…。でも、勇は約束を果たすことなくこの世をさってしまった。彼は私とのデートの待ち合わせに向かう途中で交通事故に巻き込まれて…。私は後悔した…あの時待ち合わせ時間を一分いや、一秒でも変え
しずく さん作 [212] -
耳をすませば?
あの告白から2週間…僕は毎日居酒屋に通った。彼女に会いたいいっしんで…しかし、彼女の姿はなくいつまで待っても彼女は来なかった。何故彼女は突然飛び出していったのだろう…そのことばかりが頭をよぎる。そして、今また僕は居酒屋にいる。今日も彼女が来る気配はない。ため息をついていると不意に店長が声かけてきた。「預かりものだよ」そう言うと店長は封筒を僕に差し出してきた。僕には何のことだか理解ができない。続け
しずく さん作 [207]
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