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しずく さんの投稿された作品が17件見つかりました。
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耳をすませば?
「いやいや、つくるも何もモテないし、チャンスすらないから(笑」と慌てて答えた。「君はモテると思うのになぁ。話し聞いてくれるし、面倒見てくれるし(笑なかなかカッコイイぞ(笑」「それはおまえの場合でしょうが(笑てか、話し聞いたり、面倒見たりは、半ば強制のような…(笑」僕はそう言うと少し苦笑いをしてみせた。すると「へぇー、強制ねぇ。そっかぁ、強制だったんだねー、へぇー」と、彼女は冷たい目線で僕を見てき
しずく さん作 [375] -
耳をすませば?
そんな日々が続き、僕はついに告白することを決意した。100%の自信があるかと言われたらないけど、ある程度の自信はもっていた。それぐらい仲が良かったし、頻繁に会っていた。それに僕自身の感情がどうにも押さえられなくなっていた。そして、「これで母親からの由紀子おばさんと会え会えという煩い電話から解放できるかも」と思うとついつい笑みが出た。そんなことを考えながらいつもの居酒屋に向かうと彼女はいた。そして
しずく さん作 [257] -
耳をすませば?
「よっ!、どうせここだと思ったよ」と僕は陽気に話しかける。「なんだよー、悪いのかよー」と彼女はむくれる。最近こんな些細な会話が楽しい。彼女とはそう、泥酔女である。(もちろん、付き合ってる意味の彼女じゃないよ!?)婚姻届けの事件からもぅ2ヶ月がたっていた。今だに婚姻届けの謎はとけていないが、その事件以来かなり仲良くなった。決まり事かのように週に4日はこの居酒屋で会う。今では僕の1番の楽しみになって
しずく さん作 [297] -
耳をすませば?
理由は教えてはくれなかったがなんとなく分かる気がした…前に彼氏の話しを愚痴と共に聞かされたが、彼氏がいる人間が毎日のように飲んだくれているはずもなく、酔い潰れて見ず知らずの人の部屋にいくはずがない…。そして寝言の一件…推測すると…恐らく『勇』と寝言で呼んでた男と最近別れたんだろぅ…。でも、一つ分からない…婚姻届けは?彼女は何のためにもらいに来たのだろう。まぁ、聞けるはずもなく彼女のやけ酒にただた
しずく さん作 [203] -
耳をすませば?
僕はいつものように起き、いつものように仕事をしてたが、どうにもこうにも一昨日のことが忘れられないでいた。何が忘れられないって?そりぁ…お礼が一言もないことだよ!!?「散々迷惑かけて、泊めさせてあげたにも関わらず何様だ。」そんなことは考えながら仕事をしてるとお客様がきた。最近インフルエンザが流行っているせいで職員の人が足りなく、普段はやらない窓口をやらされていた。しかも、婚姻届けを渡すところ。明ら
しずく さん作 [314] -
耳をすませば?
「とにかく煩い…」これが率直な僕の感想だ。しかたなく話を聞いていたが、段々ヒートアップして愚痴を喚き散らしているという現状…何でも愚痴の原因は仕事?彼氏?まぁ…なんとも様々な方向へ行ったり来たりするせいで話はごちゃごちゃである。聞いていて整理するのに疲れるほど話が飛びまくっていた。僕は途中から整理するのが面倒になり相槌だけうっていたが、それ気付いたのか「あんた聞いてないでしょ」と説教をされてしま
しずく さん作 [240] -
耳をすませば
朝7時…いつものように目覚ましが不快な音で鳴っている。それに促され起きる僕。朝ごはんを食べ、髭を剃り、歯を磨き、仕事へと向かう。僕の仕事は御役所…そう、公務員である。9時出勤17時退勤、いつもその繰り返し、特に代わり映えのない日々がかれこれもう7年も続いている。もう29歳…もちろん彼女はなし。(いたらこんな代わり映えのない日々を送ってないつーの)最近母親に「あんたは結婚しないの?」「お隣の晋くん
しずく さん作 [310]
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