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あぶら翔 さんの投稿された作品が14件見つかりました。

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  • 《買い物†クエスト》6

    「よかったぁ 怒ってないのねノブオ君、ホントゴメンなさいです。」ナナは屈託のない笑顔を見せると安心した様子で ゆっくりと語り出した。「わたし…私達は今、この豊かな国に産まれ、なに不自由なく暮らしていると思うの、世界から見ても日本って言う国はホント、恵まれていると思うんだ。私達みたいな子供が個人で携帯を持っていたり、何か食べたいと思った時、簡単に食料が手に入ったり…」ノブオは今の自分は日本人ではな
    あぶら翔 さん作 [769]
  • 暗闇の女27

    「ヒヒヒヒヒヒッ馬鹿だねぇ、お前と私の話を まるっきり逆に話したら このガキ…ヒヒッ…その気になってたよヒィヒヒヒッ…おかしくて、おかしくて震えが止まら無かったよ!ヒィヒヒヒッ…ヒヒヒッ…馬鹿だねぇ… いっぺん…死ねば?…ヒィーヒヒヒッケケケッ」「く…狂ってる…お前…狂ってるよ」 「ケケッ…あぁそう、じゃあ狂ってる女に騙されたガキは もっとイカれてる?ヒィーヒヒヒッ!……! ケッ!お前みたいな
    あぶら翔 さん作 [685]
  • 暗闇の女26

    ――――――――――――――――――――[秀人!秀人ぉ、今日も お姉ちゃん来てくれたわよ] (本当?やったぁ!早く遊ぼうよ!こっちこっち) 『ハハハ秀君、慌てないで、今日はね お姉ちゃん秀君のお家に泊まるんだから』 (本当?本当に?やったぁ!やったぁ!僕、今日は お母さんと寝ないで お姉ちゃんと寝るぅ!)『本当に?嬉しいな、でもまた お母さんに 怒られちゃうなぁ うちの秀を盗るなーって』 (いい
    あぶら翔 さん作 [615]
  • 暗闇の女25

    「イィヒヒヒッ…イィヒヒヒッ…ケケケ…ユカイ…ユカイ…」 その声に振り向くと 血の付いたアイスピックの先をペロリと舐めてる…く…黒田のり子が不気味に立っていた。 ???――――――――!僕はもう、訳が解らなくなってきた。 ただ一つ僕が理解出来た事は、僕が家に帰って来た時に小さな体を震わせて、母の為に駆け付け大怪我をし、涙を流しながら僕を説得していた【黒田のり子】は もうそこにはいなかった。「ヒヒ
    あぶら翔 さん作 [645]
  • 暗闇の女24

    「こ…この野郎!、よ…よくも母さんを…母さんをっ!」 僕は感情を抑える事が出来なくなって大声で叫んだ! 「こ…この…イカれ女め!お…お前だけは、絶対に俺が ぶっ殺してやるっ!」 僕は無我夢中で包丁を振りかざした。 「…めて!」 『女』が何かを言ったが興奮で聞き取れない。 「や…やめて…秀君」(…はぁ?) 僕は自分の耳を疑った。 何の罪も無い母や黒田さんに、残虐極まりない事をした殺人鬼が 僕の名前
    あぶら翔 さん作 [625]
  • 暗闇の女23

    「お…おい!てめぇ…ぶち殺し…」僕は目の前に血だらけで膝を抱えている その女に少しだけビビッていた。 握っていた包丁もブルブルふるえていたんだ。僕は覚悟を決めた。 「て…テメェ!」 「テメェ…?」 「テ……メ…」 『女』は うつ向いたまま無言だった。僕は少し安心してしまった。 それまでの緊張感から ちょっとだけ開放された気がしたんだ。 「こ…こいつ気絶してんのかな?」 この女も見た所かなり傷だら
    あぶら翔 さん作 [700]
  • 《買い物†クエスト》5

    「ハハハ、この子鼻水垂れてるぅ」「ヤだぁ!ちょっとヤバいよぉ 何?ナナの知り合いなのぉ?」集まってきた女子連中は口の悪い子ばかりであった。「ちょ…ちょっと、止めてよ、私達と同じ歳よ、彼は三場 ノブ夫君 私のクラスメートなの!」菜奈が申し訳なさそうにノブオを紹介した。「さ…サンバ?ノブオ?…」「……。」「ぷっ…ぷっきゃハハハ!サンバぁ?そ…それでヒョットコみたいな顔にしてたのぉ?正にリオのカーニバ
    あぶら翔 さん作 [751]
  • 《買い物†クエスト》4

    ノブオは握っていた携帯の手から緊張の汗が出て来るのが分かった。そして ゆっくりと振り返った…。「わぁ!やっぱりノブオ君じゃん!家この辺だったのぉ?」クラスのマドンナ桜井 菜奈だった。ナナは学校でも大変人気が有り、上級生下級生問わず絶対的な人気者でクラスと言うよりは学校中のマドンナだ。ノブオも密かに恋心を寄せている女の子だ。「ねぇ?ノブオ君だよね?ナナだよ、私服だと違って見えちゃうかな?」(…ど…
    あぶら翔 さん作 [767]
  • 《買い物†クエスト》3

    「よし!いっちょ行きますかぁ!」ノブオは気合いと共に玄関を飛び出した。春だと言うのに外はまだ冷たい風か吹き付けていた。しかしノブオにとっては最悪の朝を迎えた家にいるよりも この少し冷たい風に立ち向かう自分が妙に気持ち良かったのだ。「まずは…何を食べるかだよな、ちくしょう…金額が金額だけになぁ…」ノブオが朝食のメニューを あれこれ考えて歩いているとコンビニ前の交差点まで既に辿り着いていた。「募金お
    あぶら翔 さん作 [730]
  • 《買い物†クエスト》2

    机の上の568円を雑に拾うとノブオは自分の財布の中を覗いた。「もしかしたら…俺、確か昨日 爪切り買おうと思って残しておいた300円がある…はず…。」財布の中を覗いたノブオは愕然とした。「そうだった、俺、結局コイツを買ったんだっけ…」そう呟くとノブオは くわえた煙草に ゆっくりと火を付け……?カチッ!カチッ! 「ん…?」カチッ!カチッ! 「あれ?」カチッ!カチッ!カチッ!……。ガス欠だ
    あぶら翔 さん作 [767]
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