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マヌ さんの投稿された作品が15件見つかりました。
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灰姫
貴方は本当の私を知らない全てをさらけ出したも貴方は愛してくれますかこの華やかな時間もその優しい笑顔も絶やさずに居てくれますか怖くて悲しくてでも幸福であることも事実なのそれでも自分を赦すことは出来ないわ近づく別れの時刻込み上げる涙を押し戻して最後のワルツを貴方の言葉を遮り走り出す私を貴方は引き止める嗚呼 願いが叶うならどうか 神様時間を止めて嗚呼 願いが叶うなら強く抱きしめて時の鐘は私を現実に呼
マヌ さん作 [299] -
狂恋
貴方という存在が私の心を掻き乱すとき私はこの世のものとは思えぬ痛みに襲われるのですどうしてでしょうか貴方を求めて手探りするうちに目からは涙がぽろぽろ零れ私の視界を遮るのです貴方は毒人を引き付けて離さない毒まるで鎖の如く私を捕らえて離さない思考回路ですら貴方に満たされている散り逝く桜の乱舞の様な貴方の華麗な姿を私は息を切らして追いかける春それは狂う華ひとひらの桜は確かに貴方でした
マヌ さん作 [178] -
永久の恋−輪廻−壱
千賀……会いたいよ。会いたいのに、なんで君は……葬式で泣き続ける一人の男がいた。高原大賀[タカハラ タイガ]。彼は生涯愛し続けると誓った女性を亡くした。11月15日。砂川千賀[サガワ チカ]は22年という余りにも短い人生を終えた。葬儀には彼女の友人、知人が多く訪れた。気さくで笑顔の絶えない彼女ならば友人が多いのも頷ける。葬儀が終わっても大賀はその場を動かず、彼女の遺影を見つめていた。『良い笑
マヌ さん作 [121] -
like or love 〜like to love〜
あの告白から1年。いつもより念入りにお化粧して家を出る。寒さはどこかへ消えていくこの季節、2月17日。地下鉄が混んでいて待ち合わせに遅刻した。『にな、遅いよ。』『ごめん、地下鉄混んでて……』『そっか。んで、どこに行く?』『ん〜。どこでもいいよ♪』『なんだそれ。ちゃんと決めとけよ。』『いいじゃん、二人ならどこ行っても楽しいし。』『……じゃあ、とっておきの場所に連れていってあげる♪』そう、私と玲は今
マヌ さん作 [183] -
like or love
カチ、カチ……カーソルは彼の電話番号を示す。深く一息して……ピッ………RRRR、『もしもし。』『あっ……っと、電話しちゃった。』『うん。』どうしよう、何を話したら良いの?ようやく引いたはずのほてりが振り返す。『今日はお疲れ様、楽しかったね♪になの発表良かったよ。』『ありがとう!』それからしばらくは他愛もない会話が続いた。伝えなきゃ。でも壊したくないよ…。『……にな?聞いてる?』『は、はい…』『な
マヌ さん作 [228] -
like or love
寒さはどこかへ消え始め、私達にも一つの終止符が訪れた。2月17日、課題研究発表。一年半の歳月を注ぎ、皆で作り上げた。奨学金で留学したこの10人のメンバーともお別れ。皆連絡を取り合うと約束したけど、それもどうだか……そんななか進む時間。私は顔には出さないけれど、緊張で今にも倒れそうだった。無事発表を終え、打ち上げへ。 何気なく選んだ席なのに、まさかの彼の真正面。弾む会話が痛かった。数時間後には君は
マヌ さん作 [186] -
さよなら、青い空の向こうへ。
神様はいじわるです。知らずに済めばそれが1番だったのに。気付いてしまいました。貴方が好きだということに。届かない想いを抱いてどうして幸せになれるでしょうか。会わなければ良かった。もっと早く会いたかった。どこまでも優しく、深い貴方に包まれていたかった。何度も泣きました。貴方を好きである故に。でも、そんな想いにももうフタをします。私達は離れすぎているから……明日は貴方を忘れ、新たな日々を過ごすのです
マヌ さん作 [256] -
ダリアス
雨は嫌い。優しい時間は突然やってきた。ギターを持って外に出ていく君。私は嬉しくて君についてゆく。優しく鳴る6つの弦。風に流れて揺れて君のギター。私は眼を閉じ、君の音に体を委ねた。ふと、気付くと涙が溢れていた。そんな事にも気付かない君。そして、気付いた。この想いは永遠に届かないということに。雨は嫌い。でも、君のギターが鳴る間だけは…愛してやまないんだ願ってやまないんだ優しく鳴る6つの弦風に流
マヌ さん作 [273] -
ビスケットと紅茶とギター
理由が無ないとダメ?気付いたら好きだったんだよ。それじゃダメなの?一緒にテレビみて、食事しているうちに、可愛い貴方が少しずつみえてきた。はにかんだ様に笑うその顔が、少し早口に話すその声が、全部好きだよ。なにもしていないようで、実は夢に向かって努力してる貴方が大好きだよ。時々部屋から流れてくるギターの音。私はキーボードに想いをのせる。今も聞こえるギターの音。貴方は何を思っている?もう時間がないんだ
マヌ さん作 [285] -
空色ナツカゼ−シンジュノハナ−
時に人は愛しすぎて、自分を殺してしまう事があるらしい。心に固く蓋をし、鋼の様に固く身を縮めてしまうらしい。でもそれは、他ならぬ、愛なのだ。月に照らされた床に紅いの模様を描く。不思議と怖くはなかった。彼がいっしょだから。「……これで良いんだね。」私は深い闇へと吸い込まれた。「俺は、もう逝かなくちゃ。芽吹、ずっと愛してる。………っ…」彼の瞳からは真珠のような涙が後から後からこぼれた。大好きな人が赤く
マヌ さん作 [301]
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