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ともひろ さんの投稿された作品が4件見つかりました。
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雪
窓の外を初雪がまっている。真っ白な、何も色のない冷たいさめるような色…君といた時は、この色がとても暖かく感じた…まるで全てが二人の為のように感じたんだ…でも君はいない…雪と一緒に僕の心から溶けて消えてしまったん……僕の心がまた暖かい白を描ける日が来たら、雪の舞うこの場所で君に逢えたらいいな…もう帰らない君を思いながら
ともひろ さん作 [299] -
負け往ぬ3
「おかしいな、なんでエンジンがかからないんだ!」気味が悪いのと、焦りで手がまともに動かない。バタン前の車の後部座席から、スーツに帽子を被った西洋的な、初老の男性が降りて近づいてきた。男は何か手紙のようなものと、智弘の顔を何度も照らし合わせている。「すみませんがなんでしょうか。」智弘は、気味が悪かったがその男に訪ねてみた。「あっはっはっ、いやぁすまないすまない、何度もじろじろ見て」その男、いやじい
ゴロゴン さん作 [358] -
負け往ぬ2
「ふぁ〜なんだぁ夢かぁ、にしてもリアルだったなぁ…」ピンポーンピンポーン「マジかよ」智弘は一瞬ドキッとしたがまさかそんなはずはないと思いながら玄関へ向かった。ガラガラ「ども、畑村智弘様宛に郵便物です。」そこには、古っぽいスタイルの配達員が封筒をもって立っていた。いつもは郵便受けに入れるはずなのに、変だなぁと思いながら受け取った。「ども」ガラガラ「なんだろ…」封を開けてみると、中からは採用通知が出
ゴロゴン さん作 [416] -
負け往ぬ(いぬ)
テレビからはお笑い芸人の威勢のいいツッコミ、ボケ、笑い声が聞こえてくる…「なんかいい仕事ねぇかなぁ…」そう呟いたのは、畑村智弘、23歳、工場に勤務している会社員。「別に、仕事には文句はないんです…皆さんにもよくしてもらっていますし…はい、えぇ今月一杯で、えぇすいませんお世話になりました」特に考えもせず仕事をやめてしまった。仕事はキツいが給料もよかったし、周りとも仲良くできていた。問題はなかった…
ゴロゴン さん作 [413]
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