携帯小説!(PC版)

トップページ >> やいち さんの一覧

やいち さんの投稿された作品が89件見つかりました。

 
  • スラム part69

    「もちろんそれもあるよ。でもそれだけで推薦蹴ったら変だろ?」悠が言った。「じゃあなんでこっちに来たんだよ。悠が隣の県の有名な柔道の名門校から推薦きてたのは俺だって知ってた。部長だったしな。」「それはさ、目標なんだよ。俺にとって修二は憧れだった。」「はぁ?」悠のやつ何言ってんだ?俺がお前の目標なんて初めて聞いたぞ。「俺が入部したとき、中学の先輩も先生も俺の実力をかってた。けどさ、その俺と同じ初心者
    やいち さん作 [502]
  • スラム part68

    修二にとって次の試合のように翔星つまり市瀬がいる学校にあたることなんて、去年では考えもしなかった。リベンジしたい気持ちはあった。しかし、去年のあのこと以来、修二にとってリベンジの重要さは薄れていた。それが今、現実に目の前にある。それは修二にはよくわかっていた。去年では届くはずのない舞台。今は目の前にあった。修二が座っていると悠が来た。「次、翔星だな。」悠が言った。「あぁ。」「やっとここまで来れた
    やいち さん作 [509]
  • スラム part67

    「それじゃあ、また。」佐藤はそう言って帰っていった。「おぅ。」修二は驚いていた。たしかに、うちの高校には中軽量級で上までいける選手はそろってる。ただそれでも無名校ではあった。まぁ、慶吾が県二位をとったことで名が知れたかもしれないが、それでもほとんどの高校がちょっと上の進学校としか知らないはずだ。でも今、俺達は県トップクラスの高校に認められたのだ。「修二、感傷に浸ってる場合じゃないぞ。次、間違いな
    やいち さん作 [575]
  • スラム part66

    最後の賭けに勝った。修二は足を抱えた状態で、佐藤の残った右足が思いの外前に来ていたことに気が付いた。そう、ちょうど足が払えるくらいの位置に。佐藤が宙を舞う。必死で体勢を立て直そうとしている。修二はその動きを封じるようにした。悪い。これで決めなきゃなんないんだ。バァン!!審判の声に耳を澄ました。「技ありぃ!!」審判が叫ぶ。「よっしゃ、修二後十秒!!」悠が叫んだ。佐藤が寝技にきた。これで捕まったら終
    やいち さん作 [553]
  • スラム part65

    佐藤は勝ちを確信していた。残り時間はわずか十数秒。残り1分あたりでかけられた背負い投げには驚いた。自分が今まで試合でかけられた背負い投げの中でも1、2を争うと言ってもいいほどのものだった。だが、それでも自分は耐えきれたという自信が佐藤にはあった。これでお互い優勢勝ちと一本勝ちの1つずつだから代表戦になる。疲れているが、仮にも大将を張っているんだから、もちろん代表も俺が出る。今の俺は負けない自信が
    やいち さん作 [523]
  • スラム part64

    時間がない。最後の賭けだ。修二は再び小内刈りを狙った。足を出したときにはもうよける姿勢に入られた。修二の足が止まる。そして瞬時に切り返した。小外刈り(右組みの場合、基本的に右足で相手の左足を外側から刈る技。)だ。佐藤は小内を避けようとして右足を下げているところだ。そこに左足を刈る小外刈り。佐藤は体勢を崩したが、倒れない。これくらいで倒れるとか思っていねぇよ。修二は佐藤の袖を持っていた左手を離し、
    やいち さん作 [591]
  • スラム part63

    佐藤の動きが止まる。今だ!!修二はその瞬間すかさず背負い投げをかけにいった。ヨシッ!!かついだ。投げる。佐藤の手が体より先に畳に触れたのがわかった。佐藤は手をつきながら体をひねった。バァン!!「有効!!」審判の声。嘘だろ。今のがよけれんのかよ。こいつ、マジで強ぇ。試合時間残り1分をきっていた。現在佐藤は有効を3つ。修二はと言うと、さっきの背負い投げでの1つだけだった。こんなところで負けてたまるか
    やいち さん作 [536]
  • スラム part62

    正台との試合はもつれ込んだ。先鋒の新藤が優勢勝ち、河野が一本負け、悠が引き分け、そして賢之助は一本勝ち。しかも、開始1分もたたないうちに。そして2-1の状況で俺にまで回ってくる。正直、ベスト8常連の高校相手に俺にまでまわらずに勝つことはないと思ってた。しかも相手は去年の66キロ級の県覇者の佐藤だ。修二は賢之助と交代で試合畳に向かった。「リベンジ、決めたぞ。」賢之助がすれ違い際に言った。こんな危機
    やいち さん作 [537]
  • スラム part61

    バァン!!「一本!!それまでぇ!!」審判の声。背負い投げ一本。よしっ!!修二は心の中でガッツポーズをする。だんだんいけてきてる。「両校並んで。」審判の手が修二たち本山高校に上がる。「礼!!」互いに礼。試合畳(しあいだたみ)からおりた。「これで二回戦突破だね。」相葉先生が言った。「よ〜し、次が三回戦かぁ。修二、相手どこ?」悠が言った。「今からだろ?三回戦の相手が決まんの。」修二が答える。「さっき始
    やいち さん作 [516]
  • スラム part60

    一回戦、シードのため試合のない翔星学院の選手はそれぞれに色々なことをしていた。試合に備え、打ち込みをするもの、ストレッチをするもの、休憩がてら話をするもの、リラックスするために音楽を聞いているものなど試合にでるものでないものがそれぞれにそれぞれのことをしている。「おい、真也。」同期が市瀬を呼ぶ。「何?」市瀬は打ち込みを手を止めた。「前、お前が言ってたやつ。本山高校だっけ。」「そうだけど。」「さっ
    やいち さん作 [470]
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス