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やいち さんの投稿された作品が89件見つかりました。

 
  • スラム part59

    開会式も終わり、続々と一回戦が始まっていく。「もうすぐだな。一回戦。」悠が言った。「おぉ。」修二は一言で返す。緊張してるな。落ち着こう。修二は自分の中で自問自答をした。「本山高校!!」審判が叫ぶ。「おしっ、いくぞ。」修二が言った。「おい、修二。いきなりヘマすんなよ。」慶吾が言った。「うっせぇ。」言い返した。「彰太。初戦決めてこい。」慶吾が河野に言った。「はい!!」本山高校レギュラーである悠、河野
    やいち さん作 [453]
  • スラム part58

    朝、早くから起きた。会場まで少し時間がかかるからだ。「修二、もう支度はすんだの?」母さんが聞いてきた。「昨日準備しといた。」「んじゃ早くご飯食べなさい。きっともうすぐ悠ちゃんも来るでしょ。」「わかった。」朝食をとった。そしてすぐ。インターホンが鳴る。「悠ちゃん来たわよ。」「歯磨いてカバンとってくるから待っとくように言っといて。」そう言って洗面所に行く。「おはよう。」歯を磨いていると後ろから声がし
    やいち さん作 [526]
  • スラム part57

    大会前日。携帯が鳴る。たぶん椿ちゃんだな。修二はそう思いながら携帯を開く。メールが届いていた。『そういえば、試合明日やんなぁ?土曜日やから朝はいかれへんけど、昼からもやってるの?』『昼にはもうベスト4決定戦くらいだな。だから俺らの試合は終わってると思うよ。』送信。数分してメールが返ってくる。『そんなん言うたらあかんよ!!やるからには優勝とか目指さなぁ。』『そりゃ優勝は目指してるけど、せっかく来て
    やいち さん作 [482]
  • スラム part56

    「んっと、俺にも何が言いたかったのかよくわかんねぇな。」「そうですか。」伊織は少し残念そうな顔をした。「でも、たぶん、そのまんまの意味だと思う。」「どういう意味ですか?」「今お前は柔道も勉強もどっちも大切なんだろ。ならどっちかに絞らなくてもさ、もっと上の中学なら柔道部あるかもしれないし、少しランク下げればあるかもしれないだろ?たぶん父さんも中学受験なんかしたことないからさ、どう言えばいいのかわか
    やいち さん作 [543]
  • スラム part55

    地元の駅に着いてから、少しずつ歩き出したころ。「あの、嘉谷さんですか?」修二は振り返った。小学生が1人立っている。どっかで見たことある顔だ。「あっ、伊織か。」「覚えててくれたんですね。さっき電車降りるときに見かけたんで。」見ると、手にカバンをぶら下げている。「どっか行ってたのか?」「あぁ、ちょっと塾に。」「塾行ってんのか?しかも電車で。」「塾が市内のほうなんで。進学塾はこのへんにないんで。」「へ
    やいち さん作 [484]
  • スラム part54

    抽選会から3日。みんな練習に熱が入ってきた。帰り道。今日もまた悠は先に帰った。前と同じで1人で帰った。「修二くん!!」このパターンって。振り返る。椿が後ろから走ってくる。良かった。今日は絡まれてない。「どうしたの?」「えっと、前のほうに修二くんが見えたから。今帰りなん?」「うん。」「一緒に帰らへん?」「いいよ。」それから二人で歩き出した。「そういえば修二くん柔道部なんやろ?」「そうだけど、なんで
    やいち さん作 [522]
  • スラム part53

    「本山高校!!」「はい!!」修二ははっきりとした声で言った。オーダー表の墨書きと参加料を払い、くじに向かう。一回戦から強いのはやめてくれよ。修二はそう祈りながらくじをひいた。「18番です。」そう係りの人に言った。「本山高校18番!!」座っていたところに戻る。「嘉谷さん。一回戦公立ですよ。岡野高校です。」抽選会についてきた新藤が言った。岡野、一回戦はいけるな。「新藤、トーナメント表もうだいぶ埋まっ
    やいち さん作 [490]
  • スラム part52

    「ん?なんか修二今日不機嫌っぽくない?」朝イチから悠が言った。「そうかぁ?んなことねぇけど。」いや、実際ちょっと不機嫌だ。結局昨日は西門さんに一勝どころか一回もきれいに投げられなかった。その事には結構不満があった。一回は投げられる自信があったからだ。そういえば昨日帰り際に西門さんが「修ちゃん、頑張ってインターハイ行けよ。あんまり親父さんの期待裏切ってやんなよ。」って言っていた。期待って、父さんが
    やいち さん作 [503]
  • スラム part51

    「お願いします!!」修二が叫ぶ。「おう、来い。」組手争いが始まる。西門さんは俺より10cm近く背が高い。気を抜けば簡単に奥襟(首の後ろのえりのこと)を取られる。しかし、さすがに日本トップクラスだった人だ。隙を無くしていたはずが、奥襟を取られてしまった。ガッ!!こうなると苦しい。修二も力は強い方だが、西門さんは修二よりもまだまだ強い。だんだんと修二の頭が下がってくる。頭を上げようとした瞬間。ヒュッ
    やいち さん作 [494]
  • スラム part50

    中学生っぽい少年が立ち上がった。「お願いします!!」力強い声で言った。「簡単に崩されるなよ。」修二はその少年に言った。「はい!!」元気のある声が返ってくる。再び乱取りが始まる。組手争い。さっきより、少年の組手がうまくなってる気がした。飲み込みいいな。と修二は思った。ガッ!!袖をとられた。修二は瞬時に袖をとられた腕を引いて相手を崩しにかかる。その瞬間。スパンッ!!足が浮く。片組からの小内刈り。修二
    やいち さん作 [552]
 
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