携帯小説!(PC版)

トップページ >> やいち さんの一覧

やいち さんの投稿された作品が89件見つかりました。

 
  • スラム part49

    別に柔道を教えるのは嫌いじゃない。それに、合間をぬって西門さんに稽古をつけてもらうこともできるからだ。「お願いします!!」見た感じ中学生くらいの子が乱取りの相手をしにきた。「おぅ。来い。」乱取りが始まる。相手の子はなかなか組手争いがうまい。気を抜けない。相手が右袖を取りに来るのを払う。その瞬間相手の右襟が空く。ガッ!!すかさず襟を取る。組手が上手くてもまだ中学生だ。力では修二に歯がたたず、だんだ
    やいち さん作 [520]
  • スラム part48

    「おう、修二。帯持ってきたんか?」道場に入ってすぐ父さんの声がした。「持ってきたよ。ほら。」「ついでや。こいつらに稽古つけたれよ。」父さんが突然言った。「はぁ?なんで俺が。教えるのは父さんの役目だろ。それに道着もねぇのに。」「修二、お前ここなんやと思っとんねん。道場やぞ。中学生も一応教えてるんやからお前くらいのサイズの道着くらいあるわ。」父さんが言った。たしかにそうだ。どうやら最近柔道部のある中
    やいち さん作 [504]
  • スラム part47

    「修二〜!!ちょっと降りてきて!!」母さんの声が聞こえた。階段を降りてすぐ母さんが荷物を突き付けてきた。「これお父さんが忘れてったの。持ってってあげて。」「なんで俺が。」「今手が離せないの!!」そう言ってる母さんの方を見た。テレビを見ている。どこが手が離せないんだよ。そう思ったが修二は言わないでおいた。ややこしいのはごめんだ。「わかったよ。行ってくるわ。」「はい、いってらっしゃい。」そのあとすぐ
    やいち さん作 [512]
  • スラム part46

    1日1日、着実に日が過ぎていった。私学大会も明けて少したった。もうインターハイ予選まで1ヶ月もない。団体戦のメンバーももう決まっている。授業が終わってすぐ、職員室に向かった。「失礼します。」修二は誰に言うわけでもなく言った。「相葉先生はいませんか?」「おっ、嘉谷君。大会の申込書持ってきた?」相葉先生が言った。「はい、一応こんな感じでお願いします。」修二はそう言ってプリントを差し出した。この人は相
    やいち さん作 [519]
  • スラム part45

    「えっ、お前ってホントに修二?」悠が目をキョトンとして言った。「何なんだよお前ら!!俺が人を助けたのがそんなに驚くことかよ。」「だって、修二中学のころから俺のせいでよく不良に絡まれてるから、面倒事嫌いだろ?」「そりゃ嫌いに決まってんだろ。」「だから、そんな修二が人を助けたって言ったらあたしたちだって驚くよ。しかもそれが椿ちゃんだったんだから。あっ、椿ちゃんだから助けたんだ。」「向こうが助け求めて
    やいち さん作 [586]
  • スラム part44

    「結局尋問って何なんだよ?」修二は地元の駅に降りてから言った。「だから〜ぶっちゃけ椿ちゃんのことどう思ってるの?」「悠ちゃん。椿ちゃんってあの椿ちゃん?」「うん。去年同じクラスだった。」そうか。去年、悠とミィは同じクラスだったな。「へぇ〜。修二、椿ちゃん狙ってるの?あんた猛者だね。あの子去年、十人以上から告白されて誰もオッケーしなかったんだよ。結構カッコいいやつもいたのに。」「そんなこと悠が言っ
    やいち さん作 [532]
  • スラム part43

    「あれ?ミィ。まだ帰ってなかったの?」「うん。友達と教室で話してたから。」「それなら言ってくれたら迎えに行ったのに。」悠が言った。この子はミィ。というのはあだ名で、本名は里美希(さとみき)。「ミィ。久しぶり。」「修二じゃない。久しぶり〜。」「んじゃあ悠。邪魔しちゃ悪いから先帰っとくわ。」「修二何言ってんの?あたしと悠ちゃん、何年付き合ってると思ってるのよ。あんた1人いようがいまいが関係ないよ。」
    やいち さん作 [566]
  • スラム part42

    帰り道。「修二なにかあったの?マジで強くなってるんだけど。」悠が聞いてきた。「そうだなぁ。なんかあったって言ったら私学大会かなぁ。市瀬ってのに会ったんだ。」「市瀬って…あっ、修二が中学の大会で負けたやつ!!」「そう、そいつ。市瀬が私学大会の帰りに話しかけてきたんだ。そんじゃ市瀬が俺に勝ち上がってこいって言ってさ。そんで、市瀬の後輩らしい新藤にあいつが再戦したがってるって聞いたんだ。」「なるほどね
    やいち さん作 [505]
  • スラム part41

    「修二、最近強くなったよな。」悠が練習中に言った。「そりゃ、昔よりは強くもなるだろ。」修二が答えた。「そんなんじゃなくてさ。最近だよ。」「そういえばそうかもな。」賢之助が言った。「俺もそう思いますよ。俺なんか全く歯がたちませんもん。」河野が言った。「そりゃ河野に負けたら俺のプライドぼろぼろになるって。」「嘉谷さん、それ言い過ぎっすよ。」新藤が笑いながら言った。「まぁ実際、修二の背負い投げも小内刈
    やいち さん作 [516]
  • スラム part40

    「新藤。市瀬ってどんなやつなんだ?」「嘉谷さん。真さんに会ったんですか?」「私学大会の時にな。」「んじゃあ俺が誰に言われてここに来たかはわかってるんすね。」「まぁな。でもなんであいつは俺んとこにお前を来させたのかはよくわかんないな。」「真さんは俺の柔道スタイルの師匠みたいな人なんすよ。」なるほど。だから初めて新藤と試合したときに投げられたことがある感覚がしたのか。「真さんがいっつも言ってたんすよ
    やいち さん作 [495]
 
サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス