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やいち さんの投稿された作品が89件見つかりました。

 
  • スラム part39

    「ここ?」着いた場所は大きな家が立ち並んでいた。その中でさらに大きい何軒かのうちの一軒。それが早瀬の家だった。「うん。こんな場所まで送ってもらってホンマにごめんなぁ。」「いいって、気にしないで。そんじゃ帰るわ。また明日。」「バイバイ。」そう言って早瀬を送って帰った。次の日の朝。「そういえば、悠。お前、俺のクラスの早瀬って知ってるか?前話したときお前の名前知ってたんだけど。」「早瀬…あぁ〜椿ちゃん
    やいち さん作 [534]
  • スラム part38

    「えっと、父さんが大阪出身なんだ。それで昔ちょっとだけ大阪に住んでたからちょっとうつってんだ。」「そうなんや〜。もしかしてやねんけど、大阪の泉州の方?」「あぁ、そうだよ。よくわかったな。」「やっぱりそうなんや。なんかそんな気がしたねん。」早瀬が笑いながら言う。「そうだ。ちょっと話変わるけど、早瀬ってしたの名前なんて言うの?知り合いに市瀬ってのがいるからさ。なんか微妙にかぶってて。」「したの名前?
    やいち さん作 [496]
  • スラム part37

    ここまで来たらもう大丈夫だろう。すぐ後ろで早瀬が息を荒げている。「ごめん。走りすぎたかな。」「うっ、ううん大丈夫やよ。」早瀬が無理矢理笑いながら言った。結構走ったし、女の子にはキツかったかもな。そこで手で何か柔らかいものを掴んでる気がした。早瀬の手だ。「あっ、ごめん!」すぐに手を離す。「えっ?」よくわかっていないようだ。どうも俺は女の子に免疫がない。中学のころは柔道ばっかりであまり話さなかったか
    やいち さん作 [491]
  • スラム part36

    なんで早瀬が。いや、たぶん何かしらの理由で絡まれたんだろう。これは、助けなきゃいけないけど、ケンカとかはなしで穏便に済ませたいな。修二はそう思って、不良二人に話しかけようとした。そのタイミングで。「修二君。助けて!!」そう言って早瀬が不良の間を抜けて寄ってきた。おい、『助けて』はダメだろ。相手を余計にあおっちまうだろ。あぁ〜、穏便に済まないかも。「あの、とりあえず彼女がなにしたか知らないんだけど
    やいち さん作 [467]
  • スラム part35

    「あっ、俺今日用事あるから先帰るね。」っと、悠が言って先に帰ったから、一人で帰ることにした。どういうわけか、ここのところ、背負い投げをいつでも避けれるようになっていた。前は練習でもたまに背負い投げに反応してるのに動けないことがあったが、今はない。それはそれで良かった。この調子なら大会でも背負い投げを避けられそうだ。ただ、今まで避けられなかったのに突然避けられるようになると、なんか変な疑問が生まれ
    やいち さん作 [504]
  • スラム part34

    学校にはギリギリ間に合った。授業が終わって、道場で打ち込みをしている最中、悠が修二に昨日の大会のことを聞いてきた。「そういえば結局、どこが優勝したの?」「言ってなかったか?翔星だよ。私学大会2連覇。」「マジ?やっぱすごいな〜」「しかも、全員2年だぜ。」「そこまでいくともう恐いよ。」「あぁ。」「あっ、次ラスト。」「投げるぞ。」「いいよ。」ザッ、シュッ!!バァン!!畳に受け身をとった音。「修二、今の
    やいち さん作 [525]
  • スラム part33

    朝、なんともいえない変な気分のまま、というか、たんに低血圧なだけなのだが、しんどい気分のなか起きた。下から声が聞こえる。「おい。修二〜おきろよ〜。」日課の声。正直、今日はもうちょい寝かして欲しい。結局、昨日は大会を見に行ったあと、部活にも出た。市瀬に会ったりと色々あって疲れてる。「おい修二!!マジ早く起きろって!!」悠が声を荒げる。「うるせぇな〜。もう起きてるよ!!」今日に限ってなんだっていうん
    やいち さん作 [523]
  • スラム part32

    帰り道、市瀬の言っていたことを思い出していた。そういえば、市瀬のほうが正しいな。たしかに俺は新人大会に出ていない。出たのは夏の総体だけだ。あいつ、よく知ってるな。そう思いながら修二は歩いていた。まだ3時過ぎか。市瀬は俺に勝ち上がって来いと言った。俺だって勝ち上がるつもりだ。あいつに中学の借りを返さなきゃいけない。まだ俺は弱点は治ったかどうかわからないし、市瀬は俺と違ってトップ校の練習を1年続けて
    やいち さん作 [524]
  • スラム part31

    「どうして大会に出てないんだよ。」市瀬が聞いてきた。「新人大会は出てたよ。」「新人大会、ベスト8には残ってなかったのか。」「論外だ。論外。俺一回戦落ちだぜ。」「嘘つくなよ。」市瀬が冗談だろ?っとでも言うような顔で言った。「ホントだよ。俺は中学の大会以来、公式戦の個人は勝ちなしだからな。」「本当なんだ。」市瀬の顔が少し沈んでいるように見えた。「今回の私学大会も出てないしな。そういや、個人、団体とも
    やいち さん作 [585]
  • スラム part30

    大会の閉会式が終わった。結局、団体戦は翔が3-2で秋沢を敗り、優勝した。翔星は強い選手を完全にまわしていたようで、後半の2試合は落とした。そのあと、昼休憩を挟んですぐに各階級の個人戦が始まった。個人戦も優勝や準優勝は名門校ばかりだった。やっぱり私学は強い高校が多いな。勉強になった。修二は会場を出て、帰路についた。「嘉谷!!」後ろから声がした。振り返ると、背は修二と同じくらいの見覚えのない男が立っ
    やいち さん作 [593]
 
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