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やいち さんの投稿された作品が89件見つかりました。

 
  • スラム part29

    ピィイー!!タイマーの音が場内に響く。「それまで!!」審判の一言で試合が終わる。審判の手が翔星のほうにあがる。互いに礼をし、両選手ともが下がった。今のところお互い、いい試合をしているがわずかに翔星のほうが実力が上のようだ。次鋒戦まで終わって、2-0で翔星がリードしている。次の中堅戦で翔星の選手が勝った時点で翔星の勝ちが決まる。団体戦ではメンバーの配置も重要になる。両チームとも、先鋒、次鋒戦で、個
    やいち さん作 [507]
  • スラム part28

    大会はすでに団体戦決勝まで来ていた。決勝戦に残ったのは県有数の柔道名門の秋沢学園毎年インターハイ予選県ベスト8以上常連の高校だ。去年の新人大会では県ベスト2だった。対するは、インターハイ県予選三連覇にして去年、インターハイ本戦全国ベスト4にまで昇った。県の代表校、翔星学院。もちろん秋沢は新人大会、翔星に敗れて二位だった。いいカードだな。修二はワクワクしながら試合開始を待った。「お互い、礼!!」「
    やいち さん作 [507]
  • スラム part27

    日曜。大会の会場はすでにたくさんの柔道家でいっぱいだった。まぁ大会開始は10時だったのに、来たのは11時半、いっぱいなのは当たり前だろう。私学大会は私学の高校のほとんどが出場する大会だ。もちろんのこと、野球と同じように私学には名門校が多い。…もしかすると気付いている人もいるかと思う。なぜ私学である俺の通う高校、本山高校は出場していないのか。それは、本山高校には柔道を教えられる先生がいないことが関
    やいち さん作 [488]
  • スラム part26

    「彰太!!その入り方じゃ駄目だ。相手のバランス崩してからだ。」慶吾の声が響いている。慶吾から話を聞いてから5日が経った。指導してるところを見たかぎりでは話はついたようだ。なんにせよ、次の団体戦は河野にでてもらうしかないからな。頑張ってもらわないとな。修二は次の大会のことを考えていた。スパンッ!!修二の足が浮いた。「スキあり〜。」悠が笑いながら言った。「お前、ズルいぞ!!」「よそ見してる方が悪い。
    やいち さん作 [502]
  • スラム part25

    「1年か…。ってことは11月の終わりまでは完全復活できないってことか。もったいねぇよ…強いのに。」「なっちまったもんは仕方ないだろ。俺は別にケガでどうなってもたいして気にしてないしな。でもよ…」「でも、なんだよ?」「やっとのことで推薦掴んだあいつがよ。俺に罪悪感感じたせいでここにきちまうなんてよ。」「河野のことはどうするんだよ?」「彰太とはきちんと話するよ。あいつの真意を聞きたいからな。」「わか
    やいち さん作 [535]
  • スラム part24

    「んで、その三人とケンカしたってわけだ。」「それで?お前がそんな不良に負けるとは思わねぇけど、なんでケガしたんだよ。」「それだよな。重要なの。まぁはじめの一発で一人は倒したんだ。それから、二人目倒したときから、左腕がちょっと痛みだしたんだ。実は大会明けてからずっと痛かったんだよ。んじゃあ、最後の一人ブッ飛ばそうってときに、はじめに倒したやつがパイプみたいなので殴りかかってきて、」「それを左腕で防
    やいち さん作 [549]
  • スラム part23

    「マジか!?」ミスドで慶吾は叫んでいた。「マジですよ。」河野がにやつきながら言った。「やったじゃねぇか!マジで嬉しいよ。」慶吾は心底嬉しかった。柔道部だった河野にラグビー部からの誘いに乗ってみてもいいんじゃないかと、ラグビーを進めたのは慶吾だったからだ。慶吾はホントは河野に柔道を続けてほしかったが河野にはやってみたいことをやらせてやりたかった。仲の良い後輩だったからだ。「俺柔道好きだったから、辞
    やいち さん作 [555]
  • スラム part22

    いつもの駅のホーム。乗り換えのために別の駅に向かおうと階段を下って駅を出た。「慶さん!」後ろから声がした。聞き覚えのある声に感じて振り向いた。「おっ、彰太じゃんか。久しぶりだな。」「久しぶりっす。ちょうどよかった。今度慶さんに会って話そうと思ってたことがあるんですよ。今空いてますか?」「あぁ、今から帰るとこだったしな。いいぞ。」「それじゃ、ミスドでいいですか?」「おぉ」そう言って彰太とミスドに行
    やいち さん作 [548]
  • スラム part21

    去年の11月の終わり。ここからは少し慶吾の話になる。「よし、んじゃあ練習終わり。明日からテスト前だからちょっとの間休みだからな。」修二は言った。「おう。んじゃあまたテスト明けだな。」慶吾が言った。「だね。慶吾は特にだけどね〜。」「マジそうだな。」悠が言った後に続く形で賢之助が言った。「なんでだよ?」慶吾が言った。「何言ってんだよ。お前県ベスト2だっただろ。」俺は笑いながら言った。「だから2月に全
    やいち さん作 [646]
  • スラム part20

    少しの間のあと、俺は聞いた。「どういうことだよ。お前、インターハイにはたぶん間に合うって言ってただろ。」「悪い。ほんとのこと言いづらくてさ。去年の11月のケガ、ホントは全治約1年って言われてたんだ。」「マジかよ…。慶吾がいないと河野に出てもらうしかないか。」「彰太もたぶん、そのつもりでここに来たんだ。」「河野のことと関係あるのか?」「あぁ。それを話そうと思ってたんだ。長くなるけど、聞いてくれるか
    やいち さん作 [610]
 
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