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あや さんの投稿された作品が82件見つかりました。
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告白の時
時計は午後5時。予定時刻の30分前。マラソンしたあとみたいに高鳴る鼓動に軽い息切れを覚える。しっかりしろ、私!刻々と迫りくる予定時刻。心の中は期待と不安が入り混じって、マーブル模様を描く。向こうから彼が歩いてくる。 気がつけば時計は5時30分を指していた。緊張で足がガクガク震えてしまう。体が火照ってりんごみたいに紅くなる頬が恥ずかしいから夕焼けのせいにした。深い深呼吸を一つして、私は顔をあげ彼の
あや さん作 [318] -
サヨナラの時
あなたに出逢えて私、凄く幸せでした。なんだか一生分の幸せを使い果たしてしまったみたいに、今は凄く充実してる。あなたが今まで私にいっぱいの愛をくれたから、私はもうそれだけで生きていけるの。忘れないわ。あなたの全てを、抱き締めてくれた温もり、優しい笑顔…そのひとつひとつが私を輝かせてくれた。とろけてしまうようなあなたのキスを私は生涯わすれることはないでしょう。サヨナラは言わずに別れましょう。信じてい
あや さん作 [331] -
春霞の空に
春霞の空に 靴音が高らかに響く何かが始まる春何かに終わりを告げる春気が滅入りそうな冷たい雨を過ぎれば 暖かな季節が心のドアを開く
あや さん作 [253] -
連鎖反応を止めるのはちっぽけな勇気
憎しみが憎しみを呼ぶ 酸素と水素が化学反応を起こすみたいに「別に誰でも良かった。」少年はいう少年は思い通りにならない世間を憎んでいた 親を先生を兄弟を 全てを憎んでいた憎しみは一滴の水が創る波紋のように広がる 被害者の家族は還らない命を嘆き犯人を憎む憎しみの連鎖は続く ニュースを聞いて 少年を真似たいと妄想を抱く人もいる まるで感染症みたいだ連鎖を止める唯一の鍵はあなたの心の奥底にある勇気だ人
あや さん作 [290] -
通り雨
雲の切れ間から光が射す ほら 雨は止んだ通り雨だとアナタはそっと微笑んだ気がつけば青く広がる空にふわり夏の匂いがした
あや さん作 [286] -
くも
届きそうで届かない アナタはまるで雲みたい私は願っていたらいつかきっとあなたに届くと思ってた汗をかきかき登った山で雲を掴もうと背伸びした崖から手を伸ばせば掴めると信じてたからでも実際は違った一生届かない私は崖から落ちて初めてそれを知ったあなたは雲 私には一生掴めない
あや さん作 [241] -
散る桜に願うは君のことばかり
ひらり ひらり 散りゆく桜に願う あなたがいつまでも変わらぬことを桜の花びらは春を彩り人々に暫し幻想を抱かせるいつしか散りゆくその様は 儚き夢に似つかわしひらり ひらり 散りゆく桜に祈る あなたに多幸が降り注ぐことを消えゆく桜は静寂のなか哀愁を漂わせる 例えその身が朽ち果てようと 一片の花びらの証は年輪の中に深く刻まれ残されよう案ずることなかれ 我が眼に映る若き君に降り注ぐ今日の桜は 生涯わすれ
あや さん作 [249] -
時代
地球が誕生してから何億年 その一分一秒に様々な歴史が刻まれてきました人類が生まれてからの年月なんて比べものにならないくらい短いその短い年月の中で私たちは権力を求めて何度争いを繰り返してきたことでしょうその短い年月の中で私たちは環境を破壊して何万匹の生き物を絶滅させてきたでしょう走馬灯のように繰り返す時代 罪深い私たちができることは 責めることじゃありません 憎む事でもありません過去は反省し前を向
あや さん作 [225] -
ノスタルジック
ゆらゆら揺れる 光の輝きは 水中を漂うクラムボン薄荷のかほりに漂うノスタルジックを恥じらいがちに見つめる 瞳に映る世界は蒼い空のビー玉地下鉄に乗って長いキヲクの旅に出よう 地上に出た時に命の鼓動を感じる 産声をあげながら湧き上がる命の息吹を感じるゆらゆら揺れる 光の輝きは 水中を漂うクラムボンその揺らめきは 僕を過去へと今日も誘う
あや さん作 [252] -
希望の光
ずっとこの日を夢見てた 会いたかったよ 苦しんでいっぱい痛い思いをしたけど、キミの声を初めて聞いたときに全部忘れちゃったキミの瞳に初めて映った世界には何が映ったのかなぁ?暗い胎内から出るときに初めて見た希望の光をきっとキミは見失わないでこれからつらいこととか悲しいことが沢山キミを苦しめるかも知れない でも忘れないで 希望の光を そしてパパとママの愛を 何があっても味方だから生まれてきてくれてあ
あや さん作 [248]