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あや さんの投稿された作品が82件見つかりました。
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空の青
あんまり空が綺麗だから 大好き って叫んだいつかみたお話に いくら2人が離れてても見ている空はひとつ って書いてた何だかあなたに届きそうな気がしてる届けばいいな
あや さん作 [239] -
桜月夜の晩に。2
走って走って、僕はやっとキミのマンションについた。「大丈夫か?深雪」「佐倉くん…」キミは、青白い顔で震えながら泣いていた。佐倉と言うのは、3年前に死んだ僕の友達の名前だ。「佐倉くん…迎えにきてくれたのね?」僕は、キミを抱きしめて優しく諭す。「違うよ。僕は斎藤だよ。深雪…佐倉はキミを迎えにはこられないんだ。よく聞いて。佐倉はもう死んでしまったんだよ」キミの顔が以前に増して青ざめる。「…違うわ…嘘よ
あや さん作 [235] -
桜月夜の晩に。1
深夜一時 突然キミから電話がかかってきた。「助けて」僕は、すぐにキミが泣いているのに気がついた。居てもたってもいられずに、僕は上着も着ずに家を飛び出した。「待ってろ!直ぐに行くから」僕の家から彼女の家までは走って10分。かなり近い。夜桜が狂おしいほどに咲き乱れる大通りを僕は全速力で走り抜ける。春の夜はかなり寒い。僕は、走りながら上着を着て来なかったことを少し後悔した。キミは春の時期になると変にな
あや さん作 [231] -
強がり
貴方はいつも無理をする 私が寂しくないように つらいくせにしんどいくせに 私にはわかってるんだから つらい姿見せないように必死に隠すしてる貴方ごめんね 私が心配ばかり掛けるから貴方が辛くても辛いって言えないのかなぁ?私が泣き虫だから言いたいことを我慢ばかりさせてるのかなぁ?大好きだから心配くらいさせてよ もっと弱さを見せてよ私、貴方の全部が好きだよ だから、強いとこも弱いとこも全て愛おしいんだよ
あや さん作 [289] -
なきむし
君はナキムシ。喧嘩してもすぐ泣くし、寂しくても泣く。嬉しいときも泣くし、馬鹿みたいに笑いながら泣く。僕は、その度にドキドキしてしまう。君はナキムシ。泣き疲れて眠る君は天使みたいに可愛い。駄々をこねた子どもみたいに口をとがらせながら寝てるときも可愛い。僕は、その度に君にキスをしてしまう。君はナキムシ。僕はそんな君が好き。
あや さん作 [299] -
なき砂
追憶の中で 砂が泣く 砂浜に続く二人の足跡はいつしか波に消えていた夕凪に祈るは 儚い恋心 波に戯れはしゃいだあの日 時は悪戯に過ぎゆく 今は昔の君に思いを馳せて 遠く眺むる事ばかり追憶の中で 君が笑う 砂浜に築いた二人の城は波にさらわれ崩れ落ちた
あや さん作 [256] -
トゲのない薔薇
薔薇にはトゲがある 美しさに目を奪われ 男たちはトゲに気がつかない触れてみたいと手を伸ばし チクッと刺さるトゲに痛みと安心を覚える私はあなたに出会って 愛して いつしかトゲをなくしてしまったこんな私はあなた以外愛せない だってあなたを愛してしまったから
あや さん作 [230] -
サボテン
水をください 枯れたサボテン 潤いをなくしてただそこにいた君のバースデー おめでとうってあげたプレゼントは 何だか気恥ずかしくてハートのサボテンにそっと立てかけた金の指輪 君は最高の笑顔で僕に笑いかけたねいつしか すれ違い 冷めた瞳 離れた心君が寂しくて泣いた 僕は知らないふりしてたけど ほんとは気づいてたんだ君は居なくなった サボテンと後悔だけを残して水をください 枯れたサボテン 潤いをなくし
あや さん作 [249] -
真夜中の独り言
あなたは権利を主張する「私は愛される権利がある」確かに私達すべての人間には権利がある 生きる権利 自由に選択する権利…様々な権利を私達は生まれながらにして持っているでも、あなたのようにみんなが権利ばかり主張したらどうする?例えば 彼氏の二股にあなたが気付いたとしよう あなたは彼氏に自分が愛される権利がある でも二股の相手にも彼に愛される権利はあるのだ彼にも人を愛する権利はあるし お互いに権利ばか
あや さん作 [243] -
鱗粉
指からサラサラと砂がこぼれる 光る砂はまるで蝶の鱗粉みたい かつては水があったのに かつては緑があったのに今は見渡す限りを埋め尽くす 黄色い砂は輝いて 灼熱の幻影を見せる
あや さん作 [279]