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あや さんの投稿された作品が82件見つかりました。

 
  • Tennessee waltz?

    もうあれから15年経つのね。あなたとの思い出が詰まったアパートも公園も、銭湯も…全て変わってしまったわ。 彼女が塀の中にいた15年の間に街には高いビルが建ち、街の雰囲気はがらりと変わっていた。 ただ一つだけ、変わらない物は、この空の色だけだった。「はぁ…」 彼女は空を見上げながらため息をついた。その時だった。近くでドサッと荷物を落とす音がした。「……あんた……もしかして、さっちゃんかぃ?……」
    あや さん作 [316]
  • ごめんね…?

    今回のことで、耕くんがすごく私の事を愛してくれてると分かった。私は、耕くんの言葉で生きなきゃと思った。生きて償わなければならないと思えるようになった。生きていたら、いつかあの子がまた私と耕くんの所に帰ってきてくれる…今はそんな気がしてる。 耕くんは今も私の隣で誰よりも私を愛してくれている。 私も耕くんを世界中の誰よりも愛しています。 これからも、何年経っても耕くんだけを思って生きていきます。
    あや さん作 [397]
  • ごめんね…?

    「お前あほか!安静にしとけ言うたやろ!お前がそんなんして誰が喜ぶねん!」耕くんは私を叱ってくれた。「…死にたい」私は泣かないように我慢しながら言った。「お前…もっと周りを考えろ。お前が死んだら俺はどうすればええねん」 「……別れよう……耕くん……」涙が押さえきれずこぼれた。耕くんは、私を抱き締めてくれた。「別れない…そんなん嫌や…俺はあやが無事だっただけでよかった。こう言うたら誤解されるかもしれ
    あや さん作 [345]
  • ごめんね…?

    医者は安静にと言ってたけど、どうせ死ぬつもりだからと私は黒い服に着替えた。そして、お寺に行こうとしたその時、耕くんから電話がなった。「……はい。」「今そっちに行きよるから」私はビックリした。「仕事は?」「そんなん早退した。仕事よりお前が大事」私は今から死ぬつもりだったから、今からこられても困ると思った。「私は大丈夫だから。仕事戻らないと……」「あほ。仕事が手に着くか!それにお前今から出かけるつも
    あや さん作 [348]
  • ごめんね…?

    すると、耕くんは私の声を遮るように大きな声で言った。「俺はあやが無事でよかった…俺はあやが一番大切だから。あやが死んでたら、俺も生きていけないよ…だからそんなこと言うな…」私は自分が情けなくて仕方なかった。一番大切な耕くんを傷付けてしまった。その人の授けてくれた子どもの命を奪ってしまった。私は、お寺に参ってちゃんと供養してから、死んで償おうと思った。「…耕くん…仕事に戻らないと。これ以上迷惑かけ
    あや さん作 [369]
  • ごめんね…?

    「…俺、今日の朝仕事にいこうとしたら、何もしてないのにいきなり靴のチェーンが切れてん…その時、お前の身になんかあるんちがうかってふと不安になったねん。でも、急いでたからその時は電話せずに仕事に行ったんや…。昼休みに何度も電話したんやけど、お前出ないし…気のせいやと思って仕事してたんや……ごめんな…俺が朝に電話しとけばよかった…仕事行くなって言えばよかった…気を付けろって言えばよかった…ごめんな…
    あや さん作 [342]
  • ごめんね…?

    私が話をしてる間、耕くんはただ黙って聞いてくれた。時々鼻をすする音が何度も聞こえたから耕くんが電話口で泣いているのが分かった。「…そっか……お前は大丈夫なんか?もう痛いとこないんか?…あかん…俺、頭のなか真っ白になってもた…俺が悪いんや……俺が…」そう言って耕くん声が途切れた。泣き声を必死に押し殺しているのが分かった。私は、耕くんの言ってる意味がわからなかった。「何でも耕くんのせいなん?……私
    あや さん作 [346]
  • ごめんね…?

    「耕くん…ごめんね…赤ちゃんダメになっちゃった」すると送信して直ぐに耕くんから電話がかかってきた。私はかなりビックリして電話にでた。「あや、何があったんや」耕くんは凄い勢いで聞いてきた。「どうして?仕事中じゃないん?」私は不思議に思った。「仕事中やで。今急いで外にでてきて電話してる。さっきお前のメールが着たんや。電波ないから届く筈ないのにお前のメールが届いたから俺ビックリして。どういうことや!何
    あや さん作 [337]
  • ごめんね…?

    後悔ばかりが後に残る。私は働いていた老人ホームを辞めた。でも誰のせいでもない。暴れたお爺さんも悪気があって暴れたわけじゃない。認知症という病気がそうさせたんだって分かってる。タイミングが悪かったんだ。私はとっさに止めに入った。そして、次の瞬間にお爺さんの手が私の下腹を直撃した。私は痛くてその場にうずくまってしまった。太ももを伝って赤い血が下に落ちる…真っ青な私は早退して病院に直行した。流産した。
    あや さん作 [346]
  • ごめんね…

    ごめんね。私の不注意であなたを産んであげられなかった。ごめんね。耕くんの授けてくれた赤ちゃん、産んであげられなくて。私は最低の人間だ。大好きな耕くんを巻き込んでしまった。悪いのは私1人なのに。耕くんごめんね。私、知ってるの。耕くんが私に秘密で神社に安産の御守り貰いに行ってくれてたこと。嬉しいって言って喜んだ耕くんが忘れられないよ。私は自分が嫌いだ。どうしてあの日仕事に行ったのか。どうしてお爺さん
    あや さん作 [373]
 
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