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オズ・クレマン さんの投稿された作品が22件見つかりました。
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六連学園 生徒失踪事件 h
2人の先生と話して 僕が出した結論は、「2人とも、犯人じゃない。」「・・・、どうして 解るんですか??」「 李先生は、粉河空が消えた日は出張だった。 源氏先生は、粉河光羅と一沙織が消えた6月に交通事故に遭って入院していた。2人には アリバイがあった。」「・・・、」事件解決に繋がりそうな手がかりが無かったことに、残念そうな表情を浮かべるかと思った明治星香の顔は、笑っていた・・・。「 先生、コレ見て
オズ・クレマン さん作 [617] -
六連学園 生徒失踪事件 g
7月手掛かりナシの事件だったが、僕と明治星香は ついに重要な手掛かりを見つける事ができた。ある1人の 女子生徒粉河空の存在だ。彼女は 粉河光羅の五歳年上の姉で、この学園の11期生だった 5年前 彼女も、この学園で行方不明となった そして、相須楽斗と朝日三矢の2人は 彼女と同期の、この学園の卒業生の兄弟が いるのだという。5年前の事件を知る、生徒3人が消えたのだ 僕は、この5年前の事件を 詳しく知
オズ・クレマン さん作 [555] -
六連学園 生徒失踪事件 f
2人目の行方不明者 一沙織が消えたのは、粉河光羅が消えて一週間たったころだった。彼女は、明治星香と同じ美術部員消えた場所は、校舎から少し離れた美術棟。そして、その1ヶ月後に3人目の行方不明者 大道幸紗が姿を消したそれから約半年後に 相須楽斗と朝日三矢が同時に姿を消した。以上が、この事件の行方不明者について 僕が明治星香から教えてもらったことだ。 行方不明者に、共通点ナシ手掛かりナシすべてが 謎
オズ・クレマン さん作 [559] -
六連学園 生徒失踪事件 e
事件の始まりは、去年の6月3年生のある男子生徒が、昼休み中に姿を消した。その男子生徒の名前は 粉河 光羅普段から 素行が悪く、いわゆる不良だったらしい。そのせいで 姿を消した時、誰もが授業のサボりと思い 彼を探すことはなかった彼の保護者からの連絡を受けて、学園は 彼が消えたことを知ったが 家出という可能性もあり、事件性を考えていなかった・・・次の行方不明者 一 沙織が消えるまでは・・・next
オズ・クレマン さん作 [534] -
六連学園 生徒失踪事件 d
「 手伝ってくれますよね?? 岸里先生。」 イヤだとは言わせない というような笑顔で彼女は僕にそう言った。そして 返事に渋る僕に対して、彼女はさらにとんでもない事を言い出した。「 断ったら この事件を世間に公表しますよ。 そうなったら 事件を隠してたこの学園はもとより、先生たちは大変な事になること わかってますよね? 」「脅しかよ。」「脅しですよ。そうでもしないと 手伝ってくれないじゃないですか
オズ・クレマン さん作 [502] -
六連学園 生徒失踪事件c
「・・・、どうして 君は、そんな話を僕にはなすんだ??」しばらくの沈黙の後に、僕は彼女に そう訊ねたそして、またしばらくの沈黙の後に彼女は 口を開いた。「 ・・・、先生は 犯人じゃないからです。 行方不明になった 生徒は、みんな 学園内で消えているです・・・。 つまり、犯人はこの学園内部の人物なんです。だから、今日 この学園にやって来た、岸里先生は犯人じゃありません。この学園で 信用できるのは
オズ・クレマン さん作 [540] -
六連学園 生徒失踪事件 b
彼女の名前は、明治 星香この六連学園の3年生で、生徒会長美術部所属生徒の中で、ただ一人この学園の闇の部分を知る存在・・・「 神隠し??」あまりにも 現実離れした彼女の言葉に、僕は 間抜けな声で聞き返してしまった。「 正確には 行方不明ですね。 この学校には、5人の生徒が 行方不明になっているんですよ・・・ そのことは あんまり公に出来ないから、表向きには 留学ってことになってますけど・・・」
オズ・クレマン さん作 [577] -
六連学園 生徒失踪事件 a
僕、岸里 徹は この春から 高校教師としての一歩を歩き出した。 勤めるのは、私立六連学園 最近注目され始めた 総合学科を取り入れた、自由が校風の楽しい雰囲気の学校だただ この学校には外部には知られる事のない、闇の部分があった・・・その、闇の部分を僕が知ったのは ある女子生徒が 僕に話しかけてきたのが、きっかけだった。たわいもない 世間話の後に、彼女は言った「 岸里先生、知ってます?? この学
オズ・クレマン さん作 [615] -
てっちゃん
電車の中で、私は てっちゃんと出会った・・・説明します。てっちゃん とは、鉄道オタク 鉄道マニアの事を示す言葉であり、キモイと思われがちな鉄道オタク・マニアに対して友好的な関係を結ぶ時に用いられる用語です。 本題に戻りますが、電車の中で私の隣の席に てっちゃんは座っていました。 片手には ぶ厚い時刻表\r 各駅を写真に収めるのは当たり前 車内アナウンスを覚えてはボソボソ呟き挙げ句の果てに、 車
オズ・クレマン さん作 [392] -
サヨナラ 桜の木
僕の祖父が産まれる前からあったらしい桜の木。 ずいぶん 長生きしたらしく、年々咲かせる桜の花が少なくなっていたどんどん命が弱くなっていくのを、僕は感じたしかし 去年の春、木は今まで 見たことないくらい見事な桜を咲かせてくれた・・・。僕に この木はまだ生きている。そう思わせるには充分だった、だが、桜の木は長くは生きてくれなかった。桜が散ってすぐに 木は伐られてしまったのだ・・・ もしかしたら、桜の
オズ・クレマン さん作 [413]