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佑久 さんの投稿された作品が152件見つかりました。
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オタクさん、元気?≪36≫
今日はただでさえボスの一撃でやられたLEVEL1の勇者並にダメージを負っているのに、徹夜はやばい。 しかし鱒浦が言った事……。 鱒浦はキレると怖い。 しかも自分の最高だと思っている意見をダメだしされた時が最もキレやすい。 鱒浦は「当然」のようだった。 「当然」=「最高」が鱒浦の方程式。 ……選択肢は一つかあ……。 わたしは脱力しながら機械的に言った。「イワレテミレバソウデスネ。ゼヒゲームヲヤリ
防波堤 さん作 [361] -
オタクさん、元気?≪35≫
わたしの不満そうな表情を読み取ったのか鱒浦は静かになった。「……でもさウチの風呂は有り得ない程アレが繁殖して入れないからさっ…」 まだぶつぶつ言っているが聞こえなかったことにする。 思い切り振りかぶり、わたしはグロい液体が入った瓶をごみ箱へ山なりに投げると鱒浦に聞いた。「これからどうする?」 鱒浦はこっちを見るとさも当然のように言った。「ん?そりゃ女子が二人居るならやる事は決まってるさ」 ……
防波堤 さん作 [376] -
《グロいわ。》
「ゅゅです。 人間ってグロいですよねー。 自分に自信がなくなったら自分より格下のものを見つけていたぶりますよね。そんでもって優越感を感じて満足満足。終わり。 うわ、それってめっちゃグロいわー。普段はキョロキョロびくびくしている奴が自分より弱い奴見つけてなぶる。人間って怖いわ。でも一体、何にキョロキョロびくびくしているんですかね? 自分より大きな何かに?上司とか?神とか?死に神とか?どうか可愛い可
ゅゅ さん作 [506] -
オタクさん、元気?≪34≫
引きずられて行って着いた研究室の中はもので溢れ返っていて、とても人が住める場所では無かった。 こんな所で生活している鱒浦って、一体……。 例の鱒浦はにこにこ笑っている。「どう?港。前より綺麗になっただろ?」 何処が。「あ、そういえばて試して貰いたいのがあった。ほら、このクリーム」 鱒浦はわたしに小さな瓶を手渡した。 その瓶の中は、何とも形容し難いどす黒い液体で満たされていた。 わたしは聞く。「
防波堤 さん作 [323] -
オタクさん、元気?≪33≫
すると鱒浦は少し引き攣った笑顔を見せると何も言わずに家に入って行った。 あの雄弁な鱒浦が話さないとは……何だか相当のトラウマがあったみたいだ…。 わたしは町を徘徊するトラウマの原因達に見つかる前に家に入ろうと急いだ。 家の中はおおざっぱな鱒浦にしては意外と綺麗だった。 ごくごく普通の家だ。 ……あの部屋以外は。 しかし普通が打ち破られるのは早かった、鱒浦はさっきの引き攣った笑いとは違うにぱっ、
防波堤 さん作 [332] -
オタクさん、元気?≪32≫
しかしわたしが安堵したのもつかの間、女子生徒、鱒浦に恐怖の宣告をされた。 変わらぬ笑顔で。「港は俺と研究室で寝泊まりな!」 ……は?「だって俺、じ…祖父に『お前が家に居ると危ないから研究室に住め!』って言われて……」 危険人物だからね。「でもわたしはいいんじゃない?」 すると鱒浦は不満げに言った。「だってじ…祖父が『お前の友達も会長や満や双子、名久井、佐久川の様に危ない奴ばかりだから家に入れる
防波堤 さん作 [370] -
オタクさん、元気?≪31≫
ピーンポーン……。 ぼかん!! 鱒浦の家のインターホンを鳴らした直後に爆発音が聞こえた。 わたしは危険を感じそぉっとその場から立ち去ろうとしたがぐい、と腕を掴まれた。「どうしたー?」 そこには無傷の鱒浦が立っていた。「えと…大丈夫なの?」「何が?」 鱒浦は不思議そうに首を傾げた。「そりゃアンタが」「ん、大丈夫。でどうした?」「あのさ……」 わたしは言った。「家に泊まらせて頂けますか?」 瞬間、
防波堤 さん作 [341] -
《目線》
遥々と 来たる客人 哀れむ目《日々のやり切れなさを見る目線です。よくわかりませんがすみません》
ゅゅ さん作 [310] -
《風鈴》
風鈴見 共透き通り 身体鳴る《風鈴を見ると風と一緒に自分が透き通り、まるで身体が風に吹かれ鳴りだすようです》
ゅゅ さん作 [311] -
オタクさん、元気?≪30≫
確かに鱒浦の≪家≫は安全だけど……。 鱒浦の家の中にある≪研究室≫はやばくないですか? 鱒浦は化学オタクだから無謀な実験をしてしょっちゅう小爆発が起きているし。 しかも爆発の度に家全体が揺れるんだよ?何で本人は無傷なの?強過ぎ! わたしは普通の人間だっつうの。 鱒浦の家なんか無理だって! 何て苦悩(?)している内にどんどん時間は過ぎて行く。 かなり逃げ出したいが苦悩の結果、わたしは意を決して鱒
防波堤 さん作 [341]