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みるく さんの投稿された作品が96件見つかりました。

 
  • デビルバスター【1章】 『召喚』

    家の前の広場ではところ狭しと魔法陣が描かれている。その魔法陣の中心には巨大なおそらくは一軒家に匹敵するほどの壷が置かれていた。『なぁ…母さん。なにもここまでやらなくても』赤毛を朝日で煌めかせたシバがいそいそと準備を進めている、義母に言う。『なーに言ってるの!?この日のためにお母さんどれだけ頑張ったか!』目をつりあげ詰め寄って来る。『いやっ…だから、アレはないだろ?』そう言ってシバは壷の口を指差
    みるく さん作 [311]
  • デビルバスター【1章】 『始まりの町』

    遠い昔に【約束】したはずであった。『……父さん…母さん…本当に行っちゃうの?』今にも泣き出しそうな声で小さな赤毛の男の子が尋ねる。『大丈夫よ、シバ。【使命】を果たしたら必ず…あなたを迎えに来るから…それまで待っててくれるわよね?』そう言って母親はシバの頭を撫でた。『約束…約束だよ?ボク待ってるから…!』両親に駆け寄り、二人の小指に自分の小さな小指を絡ませる。『…母さん、時間だ。』『ええ。それじゃ
    ミルク さん作 [188]
  • LOST卍キングダム

    【序章】それはまだ王国が一つだった頃の話。その国では新たな王位の継承者となる生命が誕生しようとしていた。アース王国、国王ギルバード王は王妃が産み落とすその時を待っていた。そして生まれた双子の男。誰もが歓喜に満ち溢れた。だが、喜びの後ギルバード王は我が耳を疑った。それは王妃の死…。王妃は自分の命と引き換えに新たな生命を誕生させたのだ。王国全土が悲しみに包まれている中、ギルバード王は決意を胸に秘め、
    みるく さん作 [255]
  • ココロザシ成長チュウ?HR

    アニメのヒーローやサンタクロース…そんな奴らは夢の中にしかいない。その事に本当は気付いていたんだろう。ただ気付きたくなかっただけで、だって…そうだろ?ガキの頃の俺はたとえソレが夢であろうと、なかろうと”奴ら”に夢中だったのだから!…なーんてね、そんな幻想や空想からいい加減、目を覚まし。まぁ…ともあれ今年で俺はいっぱしの高校生になった。新しい高校生活に期待感のようなものがないのではないけれど、俺の
    まっちゃみるく さん作 [154]
  • それでもこの世界が好きだから…END

    私はただ悲しくて…自分が許せなくて…泣くことしか……うっ…ふぅっ…ひっく…「……!?誰か…居るの?」その時、奇跡が起きたんです。透けていた私の体が濃くなり、声もいつも以上に響いて…「あんた…いつからそこに!?」私は…美月由奈です…。「美月由奈?幽霊生徒!?」そして、やはり彼女は新聞部部員…その手にはカメラがありました。「悪いけど、撮らせてもらうよ…」…………私っ…私っ…。不意に、美久さんはカメラ
    みるく さん作 [180]
  • それでもこの世界が好きだから5時間目

    学校の校舎からすこし離れた場所。そこは一切手を加えていない広場。美久さんを追い掛けて辿りついた先はその場所でした。そして…広場を埋め尽くすほどの黄色い花達…それはツワブキでした。「やっぱり…此処に咲いてる花はツワブキだったんだ。と、すると…60年前に美月由奈さんが植えたのかな?」いえ…この花達を植えたのは私の妹…なんです。妹は誰かに教えられたのか、この広場に小さな石ころなどで囲んだ花壇の中に花の
    みるく さん作 [206]
  • それでもこの世界が好きだから…4時間目

    古い文集の本を手にとって美久さんは表紙をめくり出しました。私も美久さんの背後越しに本を見ることに。「60年前の生徒達の文集か…美月さんの文集は……あった!」あっ…。へ〜私文集なんて書いてたんだ〜。短時間で私の事を暴いていく、佐々木 美久さんにはビックリです。自分が何年かけてもわからなかった事が次々と明確になっていくんです。それにしても…私って、どうして死んだのかな?さ、殺人とか…?あんまり怖いの
    みるく さん作 [196]
  • それでもこの世界がすきだから…3時間目

    今、机に座り用紙を見つめてる同じクラスの佐々木美久さんは新聞部で書くネタに困っているもよう…「美月由奈?いたっけ?そんな子…」「ほら、この生徒名簿の最後に載っている子!」「あぁ〜印刷ミスの子でしょ?写真見るかぎりウチらと制服違うし…」なにやら、私の事が話題になっているようですあっ…美月由奈って私です!…って、聞こえるはずがないですよね…トホホ。「そう!気になるんだよね〜この写真の制服といい…」知
    みるく さん作 [175]
  • それでもこの世界が好きだから…2時間目

    早朝の朝日に、校舎へと入っていく学制服の群れ。私も幽霊ですけど、その中に混じって登校してるんです。校門から校舎まで続く花壇。日の光を浴びて咲いている小さな花達を見ながら歩くのが私の日課。上を見上げると…澄み渡る青空が広がっていて、死んでるはずなのに…おかしなことに『生』を実感します。今日もいい天気〜♪なんかいいことが起こりそうです。キーンコーン、カーンコーン…あっ!遅れちゃう!急がなきゃ…そして
    みるく さん作 [460]
  • それでもこの世界が好きだから…

    ”私”という存在がまだこの世にあった頃…皆さんの回りに悪い子じゃないけど、ちょっと目立たないと言うか存在感がないって言うか…いるのか、いないのかわからない子っていません?いますよね?クラスに1人くらいそーゆー子って…実は私もそーゆータイプの一人なんです。ただ、私の場合は少し違うんです。誰から話しを掛けられることも、見られることもないんです。なにせ、私…”幽霊”ですから…私、『美月 由奈』地縛霊を
    みるく さん作 [223]
 
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