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みるく さんの投稿された作品が96件見つかりました。
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ナイト・オン・ドラグーン【43】話
『神水の塔が堕ちたか…ギースの馬鹿はなにやってたんだよ』燃えるような赤い髪の男が腕を組みながら部下からの報告を聞いていた。『…報告は以上です!失礼しました。スウェン隊長。』『ぁあ。構わないよ、報告ご苦労だったね』スウェンと呼ばれた赤髪の男は苦笑をしながら部下を遠ざけた。『しっかし、まぁ〜派手にやってくれるねぇ…反逆者アイン君は…』スウェンは同時に受け取った報告書に目を通しながら頷く。『ジーク
Milk さん作 [306] -
ナイト・オン・ドラグーン【41】話
「で…この魔獣はどうする?」アインはマナの腕の中にいるリオに問い掛けた。「一発、頭を小突いて〜投げ飛ばすのっ!」無邪気にリオが言う。呆れるようにアインは溜め息をついた。「投げ飛ばすのっじゃないって。あからさまに無理だよ?」リオは魔獣のほうへと歩み寄ると、術を解いた。魔獣を閉じ込めていた黄金色の壁が消えさっていく「なっ…」そして、次の瞬間アインとマナは我が目を疑った。「カーンタンよ〜」障害物が消え
ミルク さん作 [535] -
ナイト・オン・ドラグーン【40】話
地面から突き出した鉄の壁は【地竜】と呼ばれる魔獣を囲み、その動きを封じた。「町には指一本触れさせないんだから!」そう言うと、リオは更なる術を唱えた。地竜を囲んでいる鉄の壁を黄金色に変えてみせた。レグナの背から飛び降り、アインは一直線にリオへと駆けた。「リオ!!」「アインさ…ん!?」「このデカブツ一体なんだ?どうして君が!?」リオはうつむき加減に視線を落とした。「この魔獣は獄炎の搭からの使者なん
Milk さん作 [330] -
ナイト・オン・ドラグーン【39】話
「今の爆発音はなんだ!?」「町の方角からだな…。乗れ、小僧!町へ向かうぞ」アインを促してレグナが翼をはためかせた。アインがレグナの背に乗るとたちまち地面から離れて、翼が風に乗った。そして疾走と空を駆けた。「さっきの問いだがな、小僧。」「…?」町が近くなってきていた。「何かの犠牲を無視して何かを得ようなんてことは不可能ぞ。」辛辣なレグナの言葉にアインはもんどりうった。「あぁ。わかっているさ」
Milk さん作 [344] -
ナイト・オン・ドラグーン【37】話
焔の町の夜は賑やかな昼と違い、静まり返っていた。時折、建物の間を縫って吹いてくる風の音が焔の町を響き渡らせた。リオの家で晩を過ごしたアインとマナは空き部屋を借り、一時の休息をとった。今後の事をマナと相談しようと彼女の部屋をノックしたが、返事がなかった。激戦の繰り返しだったからか、疲れきって寝てるとアインは思った。音を立てないようにリオの家を出て、アインは夜の町を歩いた。明日には【獄炎の塔】に関す
Milk さん作 [385] -
ナイト・オン・ドラグーン【36】話
【焔の町】は水の村とは正反対で、鮮やかな石造りの住宅が立ち並んでおり、たくさん人で賑わっていた。「すごいな…こんな場所に人が生活してるなんて」リオの案内で洞窟を抜けた先にはこんな風景が広がっているとは、アインは驚いた。「ここは焔の町、アタシの生まれ故郷だよ♪」無邪気な笑顔をアインとマナにリオは見せた。「ここまで案内してくれてありがとうな。」「いいってことよ♪それよりも…」リオはまじまじと二人を見
Milk さん作 [539]