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みるく さんの投稿された作品が96件見つかりました。

 
  • ナイト・オン・ドラグーン【83】話『鎮魂歌−レクイエム−』

    杖がゆっくりとガイアの背中から引き抜かれる。『降伏しろ、お前の負けだ大地の守護者』『ふっ…たいした女性だ優雅で華麗なメロディーが感じとれますよ』縺れながらも立ち上がり、ガイアは荒い呼吸をしている。『ほざけ!』更にリリーナは追い討ちを掛ける。杖を縦に横に降り回す。『ぐぁ…』すべての攻撃が命中し、ガイアは吹き飛び、壁にたたき付けられた。しかし再び立ち上がり、ガイアはふらつきながら構える。『ク
    milk゙ さん作 [221]
  • ナイト・オン・ドラグーン【82】話『乱舞』

    『フフ…油断しましたよ。杖とは魔道の力のみ宿る武器だと思ってましたが…貴女と戦うのは実に面白い!』ガイアが両腕を広げた。すると、足元から次々と光の球が浮かび上がった。無数の光がリリーナへと飛んでいき襲い掛かる。『ただの魔法ではありません…その球は触れた瞬間に爆発する!』『ちっ…』後ろへ跳び、こちらへ飛んでくる一つ目の光をリリーナは杖で叩く。するとどうだろう、ガイアの言う通りにその球は小規模な
    milk さん作 [213]
  • ナイト・オン・ドラグーン【81】話『極意』

    リリーナを包む白く小さな光は、やがて膨張し部屋を満たした。『……解…!』リリーナがそうつぶやくと同時に光が炸裂した。『うわっ』たまらずアインとゴンザレスは目を伏せる。『ララ〜素晴らしい。なんと子供の姿は偽りでしたか…』光の向こうでガイアの声が聞こえた。『な、なにがおきた!?』『リリーナ…』失われた視力が少しずつ回復してきた。リリーナの姿を捜す。だが、リリーナの立っていたはずの場所にアインと
    milk さん作 [223]
  • ナイト・オン・ドラグーン【80】話『乱曲』

    ガイアの出方を伺うようにしてアインは剣を構える。これまでの守護者達は強力な能力を持っていた。この細身の男にも何らかの能力があるはず…『みんな!ここは俺に任せ…』と言いかけた時だった。アインの横を高熱を帯びた影が疾走と飛び出た。『って…おい!リオ!』全身に炎を纏ったリオが一直線にガイアに突撃する。『先手必勝よ!!ボッコボコのギッタンギッタンにしてあげる』リオは蹴らんとばかりに足を繰り出
    milk さん作 [234]
  • ナイト・オン・ドラグーン【79】話『夜想曲』

    『ねぇねぇ〜罠じゃ…ないよね?』不気味に道を作る兵士達の隊列にリオは戸惑いの声をあげた。『わざわざ道まで空けたんだ、罠だとしても入るしかないだろ』アインが先頭きって兵士達の隊列の中を歩く。彼等の視線を感じるが、これと言った戦意は感じとれない。それもそのはず、兵士達は己の剣を地面に放っている。弓兵や魔術師も弓や杖を次々と手放していった。『僕らと戦うのが楽しみみたい…だね?大地の守護者は』少し警戒し
    milk さん作 [196]
  • ナイト・オン・ドラグーン【78】話『序曲』

    美しいものを壊したくなるのは人の本能なのだろうか。抑え切ることのない破壊衝動。自分の中にいる冷酷かつ、残忍な獣がうごめく。『ルル〜ララ〜♪』と鼻歌混じりに口ずさむ。そんな自分を抑えるものがただ一つあった。いや、自我を保つという言い方が正しいのだろう。それは『曲』彼はメロディーと言う。森の中での鳥達によるせせらぎ。燃え上がる業火の奏。水流のしらべ。大地の鼓動。舞い上がり、吹き荒れる旋風。それらは全
    milk さん作 [356]
  • ナイト・オン・ドラグーン【77】話『一対の巨影』

    『ぐっ!こいつら例の反逆者一味だな!?』大地の兵士達は怒号を喚き散らしながら、こちらへ突撃してくる。『ぎゃぁっ!』しかし、向かってくる兵士達はリオの放つ炎によって吹き飛ばされていく。『ちょろいもんよ!』周囲にいた兵士を倒し、リオが安堵の息を吐いた時だった。『…!危ない!!』風を切る音。アインがリオに飛びつき、咄嗟に横へ転がる。それと同時にリオが立っていた場所は無数の矢が突き刺さっている。『げっ!
    milk さん作 [373]
  • ナイト・オン・ドラグーン【76】話『大地の搭、烈火の猛撃』

    大地の搭は昼間だというのに闇に包まれていた。分厚い黒雲に覆われているわけでもなく、かといって夜の闇とも異なる。『この地の光をすべて吸い込む聖宝玉、それが…大地の鍵…』そうリリーナが教えてくれた。『そんな…ここで住んでる人達はず〜っとっ!暗闇の中で生活してるの!?』リオが悲しげな目でアインに訴えている。 『大地の搭が存在しているかぎり…。空には月もなく、星の瞬きさえもない。決して明ける事のない闇が
    milk さん作 [269]
  • ナイト・オン・ドラグーン【75】話

    『オレ、村ノニンゲンミナゴロシニスル』ゴンザレスは振り向き子供に言った。しかしその子供は少しも動じない。無言で自分を見上げてくる。『あなたの眼…』『…?』子供がゴンザレスに近寄る。『なんて哀しい眼をしてるの?』ゴンザレスはその言葉に少し怒りを覚えたが…『ダマレ…オマエもシニタイノカ』『その哀しい眼は何かに脅えているみたい…』凄い剣幕で子供を睨むがやはり動じた様子はない。『怯えル
    milk さん作 [291]
  • ナイト・オン・ドラグーン【74】話『小さな巨人、大きな子供』

    『いたぞーっ!森の方だ!』背後で自分を追ってくる者の叫び声が聞こえた。心臓が一瞬、高鳴りさらに森の奥へと走る。巨体を揺らし、どこか獣じみた動きでゴンザレスは必死で逃げた。もう何時間ぐらい追われ続けているのだろう。体力の消耗が激しい、息が上がっている。『ウォォォ!』雄叫びを上げながらそれでも走った。人里に降りたのが迂闊だったと後悔した。村に入るなり、村人達は自分を攻撃してきた。そして、必ず自分
    milk さん作 [239]
 
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