トップページ >> アンネリダさんの一覧
アンネリダさんの投稿された作品が123件見つかりました。
-
痛み
その言葉の何処に嘘があるのか私には見つけられなくて 想い浮かべては誤解の思考を繰り返すのそのひとつひとつが叫ぶようでそのひとつひとつが 泣いているようでそのひとつひとつがとても痛いそのひとつひとつの 側に居たいそのひとつひとつと貴女に逢いたい
となりのトトりん さん作 [418] -
マゾヒステリア
本当の愛なんて誰もくれないからいつも信じなければ傷つかないのに真実の愛なんて見たことないからだから いつも自分を隠しているのに傷付きたくないって隠れているのにまた私は自虐的に貴女の愛を 信じてしまうんだ
となりのトトりん さん作 [453] -
拒否
受け入れられぬ下書きに残る言葉達は誰にも届けられずに いつまでも歳をとれない 歳を重ねた私がそれを開く時だけ歳を重ねられて私の言葉は誰にも届けられずに老いて逝くいつまでも記憶は鮮明のまま鮮やかに朽ちて逝く
となりのトトりん さん作 [418] -
口 〜この空の下で〜
全ての人が幸せになることはとても難しくて 誰かを幸せにすることはもっと もっと難しくて… だからこそ自分の存在で誰かを不幸せにすることだけはしたくないのになぜいつも誰かを傷付けてしまうの傷付けるくらいなら私が傷付けば良いのに私の傷はいつも浅いままこの広い空の下で貴女と出逢いそして恋してそして愛してまた傷付けてなぜ、いつのまにか傷つけてしまうの?貴女の幸せを願う気持ちに嘘はないのに…私が貴女の代わ
となりのトトりん さん作 [464] -
口
一口齧ったチョコレート まるで君の心みたいですね甘くて ほろ苦くて ちょっと嫌な記憶がよみがえるねずみが齧ったチーズの欠片 まるで僕の心みたいですねまずくて穴だらけで 嫌な記憶がよみがえる 君に…『愛してる』と伝えたくて… 何が間違ってたなんて言わないで そしたら出会ったことが過ちになってしまうから一口飲んだブラックコーヒー まるで月のない夜みたいですね苦くて苦くて ちょっと甘い記憶がよみがえる
となりのトトりん さん作 [426] -
狂い人の種
私は死人(しびと)である私はいったいいつからやり直せば 生き返られるのだろう私は狂い人(くるうど)である狂い人はそれらしく人の肉を喰らおうすべての私を喰らいまたゼロから私をやり直し 生まれ変わりたい 狂い人から死人となり死人から狂い人となり私は空に舞う種のように生まれ変わろう
となりのトトりん さん作 [488] -
旅
耳を澄まして聞いてみて… きっといつまでも続いているから白い光に包まれて私は永遠に迷うでしょう誰にも受け入れられずに異端の目で見られ続けるでしょうそれを私が求めていたのも真実ですだから私はそれと新しさを演じ探さなくてはいけないのです耳澄まして聞いてみて… ほら笑い声が聞こえるでしょうカムパネルラとジョバンニにはいつまでも笑っていて欲しかったのですあの旅は私に重なるように見られたから… 勇気が欲し
となりのトトりん さん作 [475] -
愛しているのに愛されなくて
貴女が憎んだ私…私が憎んだ私貴女が憎んだ言葉…私が愛した言葉目眩く日々の痛みを忘れるようにモルヒネを噛んでは 飲んで 飲んでは 吐いて悲しい幻覚作用に囚われる 狂ったピエロのようにおどけて自分を喰ってみせる私の体はグチャリグチャリに溶けて 思考も欠けて 生きているのに 死んでいて届かぬ想いを 風に乗せて愛しているのに 愛されなくて言葉達は 行き場を亡くして 私みたいな抜け殻を 残して 逝なくなる
となりのトトりん さん作 [450] -
息
私はいつも息を止めていた 知らずに流れ落ちる夕闇を映す透明な銀 そっと吐く溜息は怯えるように吐き出され 私は静かに肩を撫でてもらえるのを待つ 息もできなくて苦しくて 溜息は怯え 小さい自分に悲しみすら感じているのに幸せを壊す引き金を自分では決して弾かないように私はいつも息を止めていた 隠れるように吸った息は怯えている私は幸せを壊さぬように息を止めていた
となりのトトりん さん作 [471] -
世界にたった一つの
人形師の口は静かに動いた 『君は独りだ』孤独を感じさせたいのか それは冷たく…『君は一人だ 君は世界でたった一人しか居ない』
となりのトトりん さん作 [524]