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アンネリダさんの投稿された作品が123件見つかりました。
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一瞬の線
戻りたいと願う時もある時計の針はただの手段として私の前にある時を戻せたらと願う時がある私は後悔していなくても戻りたい時がある点で選ばれた形と未来 時に契られた鬱と喜びは止められなかった一瞬の線 止め処なく 止め処なく 私の手 居たはず 自我と過去に… 溢れ出す 溢れ出す 涙でもなく 声でもなかった 私の想い… そう 形にはなれなかった私の想い… 天で選ばれたアダムとイ
となりのトトりん さん作 [489] -
君を想うと切なくて
君を想うと切なくて 雪降る夜に何を思い僕は歩いて行くのでしょう。水銀灯から逃れるように僕は燈りの後ろばかりを歩いてしまう。いつからか 魔法にかかった僕はどうしようもない衝動を自分で作り何もできないもう一人の自分をせせら笑うの。 どうしたの?何がしたいの?君は何でそこにいるの?欲張りな僕は虫を喰ってはそれをを笑って生きている。要らない自分は居るうちに入らないのになぜか僕なんだ。もう食べ飽きたから
となりのトトりん さん作 [488] -
傘
立ち上がれいつか私の願いが届くまで今日も明日も明後日も その手を握って手放すな 止まない雨はないなんていったい誰が言ったんだ貴方の上に止まない雨が降るうちは私がもろ手を広げて 貴方の傘になろう
となりのトトりん さん作 [622] -
透明人間
逢いたくて 逢えなくて逢いたくて だけど君には僕が見えなくて逢いたくて 逢えなくて僕は透明人間だから君には僕が見えない 逢いたくて逢えなくて僕はいつも貴女を見ているのに君には僕が見えない 逢いたくて 逢えなくて僕は透明人間になってしまったから君には僕が見えない 逢いたくて… だけど逢えなくて…
となりのトトりん さん作 [580] -
言魂
口に出せなかった言葉は 何処へ行くのだろう貴女に言えなかった言葉は 私の脳にしか残らないその脳からも忘却されてしまったら私の言葉は何処へ逝ってしまうのだろう…伝えられなかった言葉(おもい)は何処へ行くのだろう形の無い心に残された言葉はみるみる枯れて私の中からいなくなる言えなかった言葉は どこへ逝ってしまうのだろう… 私の中に隠れ潜んでいるのか私の中でしか私の言葉は私の意思を持てないのに… 言え
となりのトトりん さん作 [525] -
言葉
少ない言葉を幾度も幾度も 噛み締めるように 頬に含み 静かに瞼を閉じた… 浮かんでは消える 銀の点滅は 私を中毒者なように魅了させる 包帯の下のケロイドは煮え続けるの… 『流れ出るのです… すべて私の手から零れていくのです』足元に落ちた雫くに映る ケロイドだらけの言葉と追憶は野獣のように美しく 荒々しくただ美醜を追い続けるそして齧るのですまるで禁断(エデン)の言葉(きおく)を後悔するかのように
となりのトトりん さん作 [579] -
一詩
拘束された詩を求めるなら詩人はいらない。人が詩を選ぶなら詩人はいらない。詩が人を選ぶから詩人がいる。一詩が百詩に変わる瞬間に詩は鼓動をはじめ 一詩が千詩に変わる瞬間に詩は息をする
となりのトトりん さん作 [507] -
部屋
そっと最期の鍵をかける二度と来ることのない思い出の部屋はガランと冷たい何度となく笑った千の日も幾度となく泣いた千の夜もこの部屋に残して鍵を閉める窓から見た景色も一緒に歩いた道も街路樹の色と共にいなくなる床のへこみもドアのたてつけも今が一番愛しくて変化に怯えて足がすくむ知らない人が思い出の場所に入ることを考えただけでとても悲しく嫌なこともたくさんあったはずなのにもう誰にも入られたくないいつでも戻れ
となりのトトりん さん作 [557] -
心臓
私の目が貴女の目を忘れないのです。だから私は前を向いても見られていないのです。私の耳が貴女の声を忘れないのです。だから私は呼び掛けられても気づけないのです。私の手が貴女の温もりを忘れないのです。だから凍える冬に私は貴女を思い出すのです。私の心臓が貴方の名前を何度も何度も呼ぶのです だから、もう少しだけ貴女の記憶と居させてください。
となりのトトりん さん作 [585] -
猫役場に勤める猫 終
やっと待ちに待った車掌の声だ。猫役場ではないが次の駅に着けば、だいたいどこかわかるはず。アナウンスにも関わらずどっしり猫はまだぐっすり。夫婦猫は目を覚ました。『さあ、着きましたよ』『ええ…迎えに来てくれてありがとう。私ずっと幸せだったわ』『これからはずっと一緒です。ずっとずっと幸せですよ』なんて温かい愛なんだと感じていた。二人はとても美しい。いろいろな愛の形が合って二人はとてもお似合いだ。どっし
となりのトトりん さん作 [600]