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じゅりあ さんの投稿された作品が208件見つかりました。
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Person of THE fate〜運命の人〜23
光太郎は、ちえみの上に覆いかぶさりながら固まった。(何やってる、俺…しっかりしろ!)自分で言い聞かせる。危うくちえみを犯してしまう所だった。「ごめん…」ベットから立ち上がり頭を下げる光太郎。背を向け、はだけた服を直しながら、ちえみは頷いた。「ちえみは、いつものこうちゃんが好きだから…早く前みたいに笑って欲しい。恋人になれなくても…好きだよ」そう言って、ちえみは部屋を後にした。はぁ〜っ!大きくため
じゅりあ さん作 [158] -
Person of THE fate〜運命の人〜22(KO-TARO-)
ちえみが家に来た。「藤谷さん、彼氏出来たって?」部屋に入っていきなりこれだ。「うん」あれから三日が過ぎた。「ちえみはそれ聞いて、こうちゃんの事だと思ったよ」俺が机の整理をしてると、ちえみが後ろに立って言った。「何で?」(何でって…)「知らないよ!」俺が知りたい。何でこうなってしまったのか。「だいたいお前は何だよ。告白して来たかと思えば、メル友紹介するとか!」「それは、こうちゃんが誰か良い子いない
じゅりあ さん作 [176] -
Person of THE fate〜運命の人〜21(SAORI)
自分の部屋で、声を押し殺して泣いた。『さおりん、彼氏と幸せにね』こうちゃんが最後に私にくれた言葉。本当に、そう思ってくれてただろうか?私はただ、こうちゃんとの繋がりを失いたくなくなかった。だけどそれはきっと、一樹さんだけじゃなく、こうちゃんも、両方傷つける事だったんだね…。『誰かが幸せになれば、誰かが泣く。仕方ない事だ』って一樹さんが言ってた。それと同時に、『せっかくの気持ちを無駄にしないように
じゅりあ さん作 [263] -
Person of THE fate〜運命の人〜25
「昨日は、連れと飲みに行ってくるって行ってたよね、電話で」「うん…」「連れの彼女が、彼氏の連れに、わざわざハート付きのメール…送るかなぁ?」ここまで来て、一樹は黙り込んだ。さおりもそれ以上、何も言わない。「さおり…こっち来て」先に口を開いたのは一樹の方だった。さおりは言われる通り一樹のいる、ベットへ向かう。一樹は、はぁ…と息を漏らすと「ゴメン!!」と頭を下げた。さおりは冷ややか目で、その姿を見て
じゅりあ さん作 [279] -
Person of THE fate〜運命の人〜24
さおりは、リダイヤルと着信履歴を覗いた。最近の一樹の行動に、引っ掛かるものがあったからだ。特に気になるような番号はない。さおりはホッと胸を撫で下ろし、今度は受信メールを開いた。さおりも知っている一樹の友達からのメールが数件。その下に、“瞳”と、さおりの知らない女の名前が表示されていた。日付は昨日になっている。(友達…?まさか…)半信半疑で、内容を確認する。『かず君、今日は楽しかった♪ありがとう(
じゅりあ さん作 [249] -
Person of THE fate〜運命の人〜23
光太郎は、ちえみの上に覆いかぶさりながら固まった。(何やってる、俺…しっかりしろ!)自分で言い聞かせる。危うくちえみを犯してしまう所だった。「ごめん…」ベットから立ち上がり頭を下げる光太郎。背を向け、はだけた服を直しながら、ちえみは頷いた。「ちえみは、いつものこうちゃんが好きだから…早く前みたいに笑って欲しい。恋人になれなくても…好きだよ」そう言って、ちえみは部屋を後にした。はぁ〜っ!大きくため
じゅりあ さん作 [255] -
Person of THE fate〜運命の人〜22(KO-TARO-)
ちえみが家に来た。「藤谷さん、彼氏出来たって?」部屋に入っていきなりこれだ。「うん」あれから三日が過ぎた。「ちえみはそれ聞いて、こうちゃんの事だと思ったよ」俺が机の整理をしてると、ちえみが後ろに立って言った。「何で?」(何でって…)「知らないよ!」俺が知りたい。何でこうなってしまったのか。「だいたいお前は何だよ。告白して来たかと思えば、メル友紹介するとか!」「それは、こうちゃんが誰か良い子いない
じゅりあ さん作 [271] -
Person of THE fate〜運命の人〜21(SAORI)
自分の部屋で、声を押し殺して泣いた。『さおりん、彼氏と幸せにね』こうちゃんが最後に私にくれた言葉。本当に、そう思ってくれてただろうか?私はただ、こうちゃんとの繋がりを失いたくなくなかった。だけどそれはきっと、一樹さんだけじゃなく、こうちゃんも、両方傷つける事だったんだね…。『誰かが幸せになれば、誰かが泣く。仕方ない事だ』って一樹さんが言ってた。それと同時に、『せっかくの気持ちを無駄にしないように
じゅりあ さん作 [248] -
Person of THE fate〜運命の人〜20
『さおりん、彼氏は嫌がらないの?俺とメールしてて』正直に聞いた。答えは、イエスでも、ノーでもなかった。『気分が良い訳じゃないけど、メル友だって言うならメール続けてても良いって言ってたよ』さおりはあの約束を守るつもりだ。光太郎自身もさおりとメールを続けたい…だが…。『彼氏に悪いし、さおりんも彼氏の事が本当に好きなら、やっぱりやめるべきだと思う』自分が彼氏の立場ならやはり嫌だろう。それに…このまま彼
じゅりあ さん作 [484] -
Person of THE fate〜運命の人〜19
(何て返せば良い…?)光太郎は、テーブルに飲みかけの牛乳を置くと、携帯を片手に悩んでいた。さおりはどんな返事を求めているのか…。何度か打ち込んでは違うと思い、打ち直す。『良かったね。おめでとう。彼氏どんな人?』別にそんな事、聞きたい訳じゃない。『私らの五個上だよ。さっき車で送ってくれたんだ』『へぇ…彼氏、車持ちなんだ。やっぱり男は車持ってる方が良いのかな〜』そりゃあ、そうだよな。車持ってる男の方
じゅりあ さん作 [323]