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じゅりあ さんの投稿された作品が208件見つかりました。
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Person of THE fate〜運命の人〜13
八月に入った。一樹がメールの途中で突然言い出した。『そろそろ電話で話せない?』実は、メールを始めた頃にも一度言われた事があった。その時はお互いまだ何も知らないから、もっと親しくなってから…と断ったのだが。さすがに二度も断る事は出来ない。(あれから結構経つしなぁ)そう思ったさおりは番号を教えた。〜♪すぐにかかって来て、少し緊張しながら通話ボタンを押す。「もしもし…」『もしもし、さおりちゃん?』「は
じゅりあ さん作 [310] -
Person of THE fate〜運命の人〜12
七月下旬、さおりは風邪を引いて寝込んでいた。『こんな時期なのに風邪引きました(^o^;ただ今寝込み中』何もする事がなく、光太郎にメールする。『マジで!?熱は?』すぐに返事が来て『39.8℃…。さっき立ち上がったら眩暈してドアぶち壊しちゃった(;^_^A』布団に横たわりながらメールを打つ。『寝てなきゃダメじゃん!(@_@;)体調良くなったらメールしよ?』光太郎が気遣ってくれてるのはわかっているけれ
じゅりあ さん作 [306] -
Person of THE fate〜運命の人〜11
夏休みがやって来た。と言うのに、予告通り光太郎は部活の日々だった。さおりも友達と遊びに行くのはもちろん、バイトでお金を稼ぐのに必死になっていた。「最近、前よりバイト行ってない?」向かいの席に座った里恵子がフライドポテトを頬張りながらさおりを見た。今は里恵子と二人、マク○ナルドでお茶をしている。「うん、週三だったのが週四になった」さおりもジュースを飲みながら答える。「何か物入り?」「って言うか、携
じゅりあ さん作 [406] -
Person of A fate〜運命の人〜5
『どうよ?』ちえみからもすぐに返ってきた。(どうよって何だよ)と思いつつも、『順調☆』適当な返事をする光太郎。座席が空いたのを確認すると腰を下ろす。仁も続いて隣に座った。「朝からラブメールか」ちっ!と舌打ちしながら手で顔を仰ぐ仁。「違うし、ちえみ」即、否定する。「ああ、あの幼なじみの?」「うん」「でもお前、前にそのコからコクられたっつってなかった?」「…」そういや、そんな事も…と思いながら携帯に
じゅりあ さん作 [546] -
Person of A fate〜運命の人〜4
おやすみって言うのが何か嬉しくて、打った後も携帯を見つめる。(何か、良い夢見れそう♪)さおりがウトウトしていた頃、光太郎もすでに眠りに就いていた。朝が来て、光太郎は元気に家を飛び出す。まぁ…元気に、と言うか時間ギリギリになってしまったからだ。最寄りの駅を目がけて猛ダッシュ!改札をくぐりホームへ続く階段を一気に駆け上がる。辿り着いた時にはちょうど電車も到着した所だった。ドアが開くとすぐに乗り込み携
じゅりあ さん作 [503] -
Person of A fate〜運命の人〜3
『初めまして!松葉 光太郎って言います。さおりちゃんって言うんだ!?俺、With youのさおりん好きなんだ☆さおりんって呼んでも良い?』With youとは、7人いるアイドルグループで、中でもさおりんと呼ばれる彼女は余り目立つタイプではなかった。さおりはすぐに打ち込む。『いいよ♪私は何て呼んだら良いかな?』(テンションの高い人だな…)一人で笑いそうになりながら送信。もちろん声に出して笑う事はな
じゅりあ さん作 [486] -
Person of A fate〜運命の人〜2
「ん?何?」「ちょっとだけ良い?」ちえみとはクラスメイトだ。始業式に少し会話を交わしたくらいで特に親しい間柄ではない。「先、行ってて」さおりは待っていた他の三人に告げると、ちえみの元へ駆け寄った。ちえみが話し始める。「実はちえみの幼なじみなんだけど…」そう言ってカバンの中から手帳を取り出した。「こうちゃんって言うの☆メル友にならない?」手帳に挿んでいた写真を差し出すちえみ。写真には、ソファーに座
じゅりあ さん作 [512] -
Person of A fate〜運命の人〜1
―恋愛とは半身を求める行為である―\r何かの本で読んだ事がある。いったいどれだけの人が一生のうちで運命の人に出会えるんだろう―?藤谷さおり、高校二年。好きな人もいなければ彼氏もいない。進路も決まっておらず、平凡で何処か物足りない生活を送っていた。「まぁ君、今日会えなくなったんだって〜」残念そうに言うクラスメイトの久留米はどうやら彼氏にドタキャンされたらしい。そもそも久留米に彼氏が出来た事自体、さ
じゅりあ さん作 [722] -
たれ目マニア☆(あとがき)
相変わらず下手な文章を最後まで読んで下さった皆様方、管理人様ありがとうございます♪主人公、彩ちゃん13歳は正直言って設定キツキツでした!(汗)中一より高一の方がスムーズだったかも…とか思っちゃいますが、何を隠そう《もう恋》の番外編で何も考えず中一で出しちゃったんで仕方なくです。まぁ、今時の中一はやる事やってるかって気もして突っ走ったのですが、さすがにそろそろおばちゃんの作者には無理な話で結局やめ
じゅりあ さん作 [319] -
たれ目マニア☆27
「何してんの?」(うわ〜!出たよ)「あ、あのさぁ、こないだの退部届なんだけど…」もじもじしながら答える私に対して、「何の事?」と言いながらドアを開ける孝。あっけにとられてる私に「早く入れば?」と言った。(マ、マジで!?)あんた良いヤツじゃん!と思ったのも束の間、「サボるなっ!」開始三十分で怒鳴られる始末…。(ちょっと休んでただけなのにぃ)周りも苦笑い。そこに、ちょうど和也もやって来て目を丸くした
じゅりあ さん作 [373]