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じゅりあ さんの投稿された作品が208件見つかりました。

 
  • もう恋はしない(23)

    「ヤバいよ、水城ちゃん。俺、理性飛びそう…」そんな事、言われてこっちはユウタイ離脱しそうなんですけど…。そんなふうに考えていたら、水嶋君の腕が解けて、今度は頬に柔かい触感があたった。チュって…。あぁ、ユウタイ離脱したかも…。水嶋君の頬が赤い。心なしか顔つきが男の子じゃなくて、男の人を思わせる。「水城ちゃん、わかってるかも知れないけど…俺…」「あっ…」ドクン!!待って!それ以上は…!私の中の誰かが
    じゅりあ さん作 [398]
  • もう恋はしない(22)

    「ごめん、待たせて!」息を切らせて公園に戻る。夕方になって、随分人気がなくなってしまった。水嶋君は目を丸くしてる。「どしたの、水城ちゃん」うん、と言って息を整える。そして、水嶋君の肩にかかっていたヘッドフォンを外すと、手に下げていた袋からオレンジ色のそれを取り出した。彼の首周りに手を回す。(うわっ…柄じゃない事を…)その行為が急激に恥ずかしくなって来て手が震える。「な、何か寒くなって来たよね〜」
    じゅりあ さん作 [392]
  • もう恋はしない(21)

    「あの時の水城ちゃん、すっげぇ目立ってたんだよね。一年なのにダンクシュート決めまくるし。女の子なのに、すっごい憧れた☆」さっきのしんみりとした雰囲気は何処へ消えたのかと思うほど、今の彼は目をキラキラさせて語る。ベンチで茶髪を揺らして笑う彼の隣で、何だか照れ臭く感じた。男の子にそーゆー事言われたの初めてなんですけど…。もちろん、あの日以来男子と会話する事が殆んどなかったのもあるんだけど。「けど、気
    じゅりあ さん作 [372]
  • もう恋はしない?

    私達は近くの公園に移動していた。(知ってるって、どう言う事…??)「ま、まさか小さい頃に合った事があるとか…そーゆーオチじゃないよね??」んな、少女漫画な!と思いつつ念の為、聞いてみる。「水城ちゃんは知らなくて当たり前なんだ」私の目を見てふっと微笑む水嶋君に、ドキッとしてしまった。「初めて俺が水城ちゃんの存在を知ったのは四年前」私がまだ、大和中学の学生だった頃だ。「たまたま、大和中学の前を通った
    じゅりあ さん作 [396]
  • もう恋はしない?

    「阿部やん、何でここに?」振り返って問い掛ける。「ん?あぁ、うちは偶然通りかかったんや。何か、人だかり出来てるなぁって思って見たらアンタ等やん。ビックリしたわ〜。あ、つけてたんちゃうで」語尾で目を逸らした辺り…つけてた訳だ。そう思ったけど阿部やんが咄嗟に叫んでくれたお陰で助かったんだし、何より感謝してる。「それよか手当てしたった方がええんちゃう?ま、お邪魔虫は消えるわ」そう言ってニヤニヤしながら
    じゅりあ さん作 [402]
  • もう恋はしない?

    不敵に笑う先輩の隣で今度はキャップ帽の男が水嶋君のお腹を目がけて蹴を入れる。「うっ!」歯を食い縛って先輩を睨み耐えている。その態度が更に挑発させたのか、男は何度も蹴りあげた。ドカッ!ドカッ!「…やめて!もうやめて!」私は耐えきれなくて、男を水嶋君から突き放す。「何すっだ!このアマ〜」逆上した男は私の腕を掴んで殴りかかろうとした。「やめろー!!」水嶋君の悲痛な叫び。それと同時くらいに数メートル先か
    じゅりあ さん作 [409]
  • もう恋はしない?

    遠くで目が合う。すぐに逸らしたけど、遅かった。「あ〜!見た事あると思ったら、やっぱり」「ナニナニ?」先輩の隣にいたキャップ帽の男がキョロキョロしている。「ホラ、前に言っただろ。昔、告って来た男女」オトコオンナ…。その一言で胸が締め付けられる。「あ〜あれか、確かにな!」先輩が髪を掻き上げて言い放った。「ったく、キモイんだよ。中途半端が身分弁えて欲しいよな〜。ハハッ!」うーわ、ひでぇ〜かわいそなどと
    じゅりあ さん作 [382]
  • もう恋はしない?

    〜日曜日〜私は水嶋君とゲームセンターへ行く事に。あの後、水嶋君が誘って来て私がOKした訳で…。何で私を誘ったのか訊ねたら、『阿部さんから水城ちゃんがゲーセン好きだって聞いたもんだから』ってにこやかに言われた。もちろんデタラメ。だけどせっかく阿部やんが作ってくれたチャンスとやららしいし断る事は出来なかった。で、今こうして緊張しながら水嶋君を待っているんだけど…。(早く着き過ぎたよ)日曜だからか、カ
    じゅりあ さん作 [394]
  • もう恋はしない《番外編》?

    友達少ないうちは、独り淋しく下校してる…。とか言うたら、『阿部やん、性格キツイもん』って、水城のアホに言われた事ある。あんたも友達おらんやん(笑)思い出し笑い(キモイ)をしそうになりながら、ホームへ続く階段を上がる。途中、何か後ろで視線を感じて振り返った。「何や?何見てんねん!」うちの真後ろにおったオタッキーな風貌の眼鏡少年に睨みを利かす。(今、コイツうちのスカート覗いてやがった!)少年は赤面で
    じゅりあ さん作 [574]
  • もう恋はしない《番外編》?

    『ごめん。君との事が嫁にバレた。別れよう』うち、阿部 沙野子宛に昨日メールが届いた。11歳年上の一応彼氏からや。まぁ、うちも遊びやったからどっちでもええけど。しかし、しょっぼい男や。「こんなんばっかりか」…つい、独り言を言うてしまう。バレる前までは、散々愛してるやの、君なしでは生きられんやのぬかしとったヤツが、これやからな。つっても、嫁と別れられても困んねんけど(笑)まぁ、それより、うちの親友が
    じゅりあ さん作 [747]
 

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