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じゅりあ さんの投稿された作品が208件見つかりました。
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君だけを(2)
井上は、謝ってる私にも関わらず何も言わない。(無愛想だな〜)怪我はしてないみたいだ。良かったと胸を撫で下ろす。安心するとともに、立て掛けてあるスケッチブックが目に入って来た。「絵、描いてんの?」私が覗き込もうとすると、井上が隠すように伏せた。「加島〜!!!お前か(怒)」いきなり戸が開いて担任の志村が入って来た。(ぎゃー!怒られるぅ)「井上、大丈夫か?」「はい…」(何だ、喋れるんじゃん)私はむくれ
じゅりあ さん作 [460] -
君だけを(1)
昼休みの美術室にいつもいるアイツ。気付いたら目で追ってた。だけど自分の気持ちに気付きたくなくて、知らないフリしてた。面倒だと思ったから。井上尊(みこと)とは同じクラスで周りと余りつるまないタイプの人間だ。喘息持ちとかでよく学校を休んでる。私、加島七海は対照的でわりと活発なタイプ。友達は結構いる方。だけど広く浅くと言った所だ。「七海〜!キャッチボールしよーよ」昼休み、いつもの様にサヤが誘いに来た。
じゅりあ さん作 [652] -
続・もう恋はしない(21)
阿部やんと話終えたあと、少し考えてた。『俺、勉強出来ないし…働く方が絶対向いてると思うんだよね!』そう言って笑った水嶋君の顔を思い出して少し淋しくなる。私は一緒の大学に進みたかったんだけど。(別々になっても、一緒にいられるよね…?)少し不安になって、彼の声を聞きたくなった。けど、持ってないんだよね…携帯。今時持ってないのも珍しいけど事情があるんだから仕方ない。家にかけるのも遠慮するし、また明日に
じゅりあ さん作 [395] -
続・もう恋はしない?
その日、帰りが遅いと散々母親から説教を受けた。怒られつつも頭はボーッとしてる。(何か…濃い一日だったな)部屋に向う途中、携帯の着信があった事に気付く。(阿部やんだ…)直ぐ様、掛け直す。『どやった?初デェトは(笑)』色々あり過ぎて何から話せばいいのやら…と悩みつつ、今日一日あった事を話す。『ライバル出現か…。やるなぁ、水嶋も』「いやいや、ホントに大変だったんだって!」『でも、その後に二人で出たんや
じゅりあ さん作 [289] -
仁!(^3^)/?
“あの”と言い掛けた所だった。「阿部やん!」彼女の後ろから声を掛けた人物がいた。(い…イケメン!!)出て来たのはスラッとした何故かスーツ姿の美男子。身長は仁の方が高いが甘い声に甘いマスクで、並ぶと何ともお似合いだ。こちらに気付いた阿部やん事、巨乳の彼女が振り向く。その途端、「うぉぉぉ〜!」負けを感じた仁は猛ダッシュ!!「何あれ?」走り去る他校生の姿を見てあっけにとられる“美男子”。「さあ?」阿部
じゅりあ さん作 [271] -
仁!(^3^)/?
「ヤツが彼氏であろうと何であろうとアタックしちゃおうって寸法よ♪」それを聞いて、何げに勇気あるよなと思う光太郎。だが、仁はただ“自分が眼鏡の坊っちゃんに負ける訳ない”と思っていただけなのだった…。放課後になると、直ぐ様学校を飛び出す仁。光太郎は部活の為一緒に来る事は出来ないが。“思い立ったらすぐ行動”仁のモットーである。(待ってて、俺の巨乳ちゃん♪)何とも軽い足取りである。フラれるとは計算しない
じゅりあ さん作 [244] -
仁!(^3^)/?
「人聞き悪いからっ!ストーカーじゃないからっ。あれはそう、運命の糸で引き寄せられている様な感覚だった」「あ、そう…」心の中でストーカーじゃん…と呟きながら受け答えをする光太郎。「でもな、そこにライバルが現われたんだわ」「えっ、展開はや!」仁は腕を組んだまま語りだした。大和第三高校から出て来た美女は駅前にあるマク○ナルドへと入って行った。誰かと待ち合わせなのだろうと、少し距離を置いて自分も席に着い
じゅりあ さん作 [275] -
仁!(^3^)?
※この話は、もう恋はしない、もう恋はしない《番外編》、Person of THE fate〜運命の人〜の三作すべてをお読みいただいた方々に捧げるスペシャルストーリーです。上記すべてを制覇していないと、ちょっとわかりにくいかもしれませんが御了承下さいませ☆□■□■□■□■□■□■ここは白宮工業高等学校。「来た!来たよ!ついに来た!」斎藤 仁は友達である松葉光太郎の肩を叩いた。「何が?」余り興味はな
じゅりあ さん作 [486] -
Person of THE fate〜運命の人〜あとがき
今回も、最後までお読みいただきました皆様、管理人様に感謝です。またまた手違いが多く、順番がバラバラだったりダブったり…スミマセンでした!読みにくいですね…凄く( ̄〜 ̄)ξ今回の話は実話も入ってる為、作中は高校時代を思い出してばかりいました。『誰か幸せになれば誰かが泣く』これは実際、旦那に言われた言葉です。誰も泣かずに幸せになれたら良いのになと、思って来ました。これだけはホント難しい事なのですが。
じゅりあ さん作 [289] -
Person of THE fate〜運命の人〜34
「ゴメン…困る事言って」光太郎は視線を落とす。自分の気持ちをぶつけても、さおりの迷惑にしかならないとわかっていたからだ。さおりが口を瞑って言った。「私も、我慢すんの辞めるっ…」「え?」さおりの言葉に思わず聞き返した。「私、彼氏と別れたの…」目を丸くして驚く光太郎。「彼氏といても、こうちゃんの事が忘れられなかった…」ため込んでいた気持ちを吐き出すかの様に言う。「ま、マジで…?」光太郎は、信じられな
じゅりあ さん作 [275]