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サクランボ さんの投稿された作品が38件見つかりました。
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左利き
アナタは左手で字を書く私は右手で字を書くアナタの右斜め後ろの女の子も左手で字を書く美しい達筆の字を書く…私は短くなった鉛筆を左手にもちかえた蛇のようにくねった字これでアナタに似てるじゃない!達筆よりも近いじゃない!
サクランボ さん作 [413] -
アナタに ?
彼は私の適量を知っている。私の器にぴったりに、空間が出来る事もないように、漏れる事もないように水を注ぎこんでくれた。そして、その水は私の心にまるで土に水が染み込んでいくようにいく。そう思ったんだ。二人でフルーツジュースを飲んだ時。私は学校から2つ離れた駅で彼と待ち合わせしていた。そこで、私達は街に出てフルーツジュース屋でジュースを飲んだのだ。彼の名前は林 健太。公立のO中学の2年生。私と同じ年。
ニャン仔 さん作 [652] -
タベゴタエ
コノヒトハアル…コノヒトハナイ…コノヒトハアル…コノヒトハナイ…どんどん原型から変形して、形が崩れてゆくのは死んだ人々…人によって時間がかかったり、はやかったり…やはり、時間がかかる人ほどタベゴタエがあるのだろう。白い物体はどんどん膨らんでいき、どんどん人を分解してゆく…どうせ将来、ハエになって嫌われるんだから……どうせ…どうせ…どうせほんのお返しですが。
サクランボ さん作 [772] -
アナタに ?
授業は上の空。机に顔を突っ伏した。「陽菜ちゃ〜ん!!?」授業担当の先生が私の名前を大きな声で呼んだ。みんなが私の方を見る。私ははじかれたように顔わあげ、姿勢を正した。‘先生が生徒の名前を大きな声で呼ぶ’という行為は生徒の態度を注意する一種の方法だ。そんな事は誰もが知っているから、注意された私にクラスの友達達が口パクで「馬鹿」とか「アホ」など、言ってきた。私は、笑いながら友達達に返事した。私の名前
ニャン仔 さん作 [1,043] -
アナタに
アナタです。私の、かわいた目を潤してくれたのは…私の、かわいた喉を潤してくれたのは…私の、寂しさでかわいた心を潤してくれたのは…他の誰でもなく、アナタなんです。
ニャン仔 さん作 [558] -
空
空ってすごく、ものすごく純粋なんだと思う。どんな色にでもなれるけれど、ちゃんと自分の色があるから…。その自分の色っていうのが、空色っていう色なんだろうな…。俺は空が好きだ。俺が一番好きなのは、どんな派手な色の空よりも空色の空だ。そして俺は今日も空を見る。初めて出逢った時からずっと空みたいな人だと思っていた。
パイン さん作 [711] -
妄想
私だけに優しくて、他の人には怖いの。一杯喋ったんだ。デートして、手をつないで、キスして……私たちは両思い。私は誰よりも幸せ者。そして私と彼以外の人間はみんな不幸。これはまさに貸し切りの遊園地。遊び放題、好き放題。誰も入ってこれない世界。私はこうして夢に抱かれる。
サクランボ さん作 [597] -
優しいキス
しばられる…シバラレル…しばられる…過去の記憶に…もう私の運命だって未来だってとっくに変わったよ貴方は微笑しながら手錠をかけられた私にキスをした私には自由がないじゃない貴方は手錠を解いてくれない優しいキスだけ残していった…微笑しながら思い出すのは優しさだけよ檻の中で暮らしていても…
サクランボ さん作 [569]