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ココロ さんの投稿された作品が14件見つかりました。

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  • もとかれ (14)

    康……ずっと抱きしめて欲しかった。康が変わってしまっても、この温もりだけは変わらない。私も康を抱きしめた。愛しい康の体をキツク抱きしめて、もう離れたくないと思った。 「…奈美」康の温かい唇が私の唇へ…何度も何度もキスをして、一年分の時間を埋めるようだった。私達は、近くのホテルへお泊りをした。何度も愛を確かめ合って、体を重ねていた。 「愛してる…」の言葉だけが部屋に響いていた。 でも康はまた、仕事
    ココロ さん作 [204]
  • もとかれ (13)

    「わかった。」 そして私達は、三日後再会をした。私は、もう車の免許も取れていて車も持っているから、その日は康を迎えに行った。 車で康の家まで行くと、玄関の前で康は待っていた。 一年前とは全然違う康の姿… 顔は、ヒサロに行った後の黒い肌、髪は少し長めのギャル男みたいだった。 でも、笑顔は変わっていなかった。 「奈美、久しぶり…」車のドアを開けて康は微笑んでいた。 「少し、痩せたか?奈美も変わったな
    ココロ さん作 [177]
  • もとかれ (12)

    あんなに毎日康を思って待っていた。 康とは永遠だって信じていた。こんな形で崩れていくなんて思ってもいなかった… 毎日泣いて、朝、鏡を見ると目が腫れている私がいた。 「疲れた………」 私は、自分の体に傷を付けるようになっていた。 『リストカット』 今思えば、自分が馬鹿みたいだけど、私には康しかいなくて、自分で自分を傷つけないと、この悲しさからは逃げられなかった。 また、ふりだしに戻った気がした。私
    ココロ さん作 [373]
  • もとかれ (11)

    何日か後、康から電話があった。 「プレゼント、届いたよ!ありがとうな!」 お礼の電話だった。 「ううん、いいんだよ。それより仕事忙しそうだね…」「うん。そうなんだ。あとは、先輩に連れ回されて大変! 楽しいんだけどね。」 康は、仲のいい先輩ができたみたいだった。 「そっかぁ。大変だけどまた電話待ってるから!」 そういって電話を切った。 それから康からは、まったく電話がこなくなってしまった。私がかけ
    ココロ さん作 [190]
  • もとかれ (10)

    「連休になったら帰ってくるし、そんな悲しい顔すんなよっ」康は明るく言えるかもしれないけど、私は置いてかれるの。本当は応援なんてしたくない。行ってほしくない…涙を我慢できなくて私はたくさんの涙を流した。 「奈美……」 康は私を抱きしめた。「離れても、気持ちは変わらない。ずっと一緒だよ。」「…うん」康?私は、この時、何があっても康を待ってるって誓ってた。康とは永遠だって思ってたんだ。でも、人間って、
    ココロ さん作 [262]
  • もとかれ (9)

    確かに、私も、康に出会ってから変わった。迷惑かけてるっていつも思っていた。 毎日一緒にいたいけど、私はもう孤独じゃない。 康がいる…… だから、家は別々でも、我慢しよう。 私は、両親に言った。「私、家に戻るよ。」 両親は驚いた顔をした。 きっと、今までの私みたく、「家に居たくない!」と言うのだと思ったのだろう… 「わかったわ。 それじゃあ、今までのお礼を康くんの両親にしなくちゃね。」 とお母さん
    ココロ さん作 [258]
  • もとかれ (8)

    あれから、クリスマスの時期がやってきて私は康の家族とクリスマスを過ごした。 お互い、プレゼントを買うお金もなくて、プレゼント交換は出来なかったけど、とても楽しいクリスマスだった。 もうすぐお正月がやってくる。康のお母さんの実家は、この街から少し遠い場所で、康の家族はお正月に実家へ行く予定みたいだ。もちろん、康も。 私は、お母さんに呼ばれた。 「奈美、お正月なんだけど…」申し訳なさそうに、お母さん
    ココロ さん作 [318]
  • もとかれ (7)

    康のうちは六人家族で、康には兄、妹二人がいる。1番下の妹はまだ小学生で、家の中はいつもにぎやかだった。私は毎日、康の家族とご飯を食べ、一緒に過ごしている。康のお父さん、お母さんともすっかり仲良くなって、今では、「奈美」と呼ばれていた。 「そろそろ、奈美の荷物を取りに行こうか?」 康が言った。 「そうだね… 着替えも毎日洗濯しなきゃいけないし。取りに行く。」 私と康は、雅人の家へ取りに向かった。
    ココロ さん作 [327]
  • もとかれ (6)

    「母さん、奈美を家においてくれないか?」 康は、お母さんに言っていた。その後の話は聞こえなくて、私にはわからなかった。 康…私の事、頼んでくれてるんだ……。 嬉しくて、でも申し訳なくて少し涙が出た。 しばらくすると、康が部屋に戻ってきた。「あっ、起きたんだね。具合はどう?」「う、うん。さっきよりは楽かな…」 「そっか。なら良かったよ。」康の笑顔が愛しい。 さっきの事は、私は知らないフリをした。
    ココロ さん作 [368]
  • もとかれ (5)

    康が小さな声で言った。 「康?! …大丈夫?!」涙目の私を、康は笑顔で抱きしめてくれた。「飲み過ぎたみたい。意識が飛んだよ。死ぬんじゃないかと思った…」 「バカ!!飲み方ってあるんだよ!……もぉ、心配したじゃん…」笑える話かもしれないけど、この時の私はまだ幼くて、泣く事しか出来なかった。 「奈美? 俺さ、奈美が好きなんだ……守ってあげたい。」まだ少し意識がモウロウとしている康だけど、私をしっかり
    ココロ さん作 [371]
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