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六式 さんの投稿された作品が5件見つかりました。
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『君達へ』5
『嘘だろ・・・』電話じゃ何にもわからない!俺は急いで病院に向う。病院に着いて何も考えず受付で部屋を聞いた。怒鳴り口調で・・・部屋の前に立つ。中から妻らしき泣き声が聞こえる。中に入るのが恐かった。そっとドアを開けると、先生と看護婦さんの背中その奥に妻がベッドに寄り掛かって体を震わせていた。ゆっくり入っていくとすれ違い様に先生が軽く会釈をする、そんなのはどうでもよかった。真っ白なシーツがあって真っ白
六式 さん作 [207] -
『君達へ』4
『突然』そんな何でもない幸せな日々が続いたある日。携帯が鳴った。妻からだった。いつものように携帯を取った俺の耳に普段は聞いたこともないグチャグチャな声で「そら、死んじゃったよ!」と・・・尋常じゃないその声は冗談や嘘には聞こえなかった。「えっ?」ハッキリなんて言ったか聞こえてはずなのに俺は聞き直した。「そら死んじゃったよ!!どーしよお!」妻はおかしくなったみたいに泣きながら繰り返した。俺は、一瞬声
六式 さん作 [202] -
『君達へ』3
『日々』俺の朝は早い。大体は夜中のうちに家を出るから家族の寝顔を見ながらまだ暗い町を会社へ向かう。妻も働いているから朝は普通に起きて子供を保育園に預けて会社に向かう。朝の様子はほとんど知らないんだよね・・・その日もいつもと何にも変わらない一日の始まりだった。何か変わった事といえば、朝方に寄った自販機でジュースが一本当たったくらい「嬉しかった。」俺の仕事は朝が早い分仕事はお昼くらいには終わって後は
六式 さん作 [205] -
『君達へ』2
『今』家族を紹介します。妻のりえは俺より4つ下、しっかり者だけど家事が全般苦手なのが弱点で仕事が大好きだ。将来は妻が稼いで俺が家事をする!なんてのが俺んちの目標?長男のそらはおっとり系で5才、気が優しくて時々親に気を使い過ぎじゃないの?なんて思わせるくらいで俺にはもったいないくらいのいい子なんだ!「親バカかな俺・・・」長女のひめは二番目だけあって長男とはまったく反対だね、お調子者でいつも怒られて
六式 さん作 [205] -
『君達へ』
始めに。俺には妻と子供が二人いる。今のところこれといって悩みもない、まぁちょっとしたお金の悩みとか子育ての悩みなんかはあるけど幸せだ。ただ、人って完ぺきにはなれないから幸せが続くと何が幸せなのか判らなくなっちゃうんだよね。だから俺は仕事の都合上ぼ〜っと考える時間があるからいろいろと想像するんだ。その中で、ニュースなんかで見る突然の子供の死。もしも自分の子供がそんなニュースの一コマになっちゃったら
六式 さん作 [203]
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