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やく さんの投稿された作品が9件見つかりました。

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  • 女神のフロンティア

    どうしても、どうしても… なぜ、言えないのだろう。 あれほど思ってきたのに、 「好き」と伝えたいのに… あなたと一瞬 目があうだけで… 固まってしまうのだろうか…。 ただその、〃思いきった一言〃が、かわいた僕の心の大地に、 天の女神の恵みの雨を降らせるのだろうに… 僕はいまだ、、 潤った幸せの世界と、渇いた世界の狭間“フロンティア”にさまよっているのだ…終ありがとうございました!現
    やく さん作 [396]
  • シリーズA-05『爆発炎上』

     「予定爆撃航路内に敵戦闘ヘリ群確認、目標より飛翔体多数!」  基地内の敵数はこちらより多い。だがまだほとんど上がってこない。それらをつぶさない限り爆撃は危険すぎるのだ。     数秒後には大編隊の至るところから爆炎が起こった。 「味方機被弾多数!」  「早急に対応せよ」   即座にカイエン隊は地上機の制圧に向かった。カイエンは、無謀にも脱出を試みた巨大な爆撃機に照準
    やく さん作 [373]
  • シリーズA-04『爆撃開始』

    「上空に敵機…!」 その通信と共に今度は空に巨大な火の玉が出現した。B52隊がやられたのだ。彼のうしろには懸命についてくる部下たちがみえた。 「アーノルド、そちらはどうだ」 「ぴんぴんしてます」 「よし、約束だ。爆撃後に大空で会おう」 「はっ」 「降下、爆撃態勢に移行」 爆撃隊は一斉に、敵の航空基地目掛けて降下した。 「カイエン隊、爆撃進路に乗った」 「B52、爆弾倉解放準備中」 「またやられ
    やく さん作 [376]
  • シリーズA-03『敵機発見』

    飛行をはじめて15分がたったときのことであった。突然B52隊から無線連絡が入った。既に編隊は国境をこえていたのだ。 「迎撃機影発見!」 全戦闘機は攻撃態勢にはいった。 カイエン機も機体を翻して敵機に狙いを定めた。 「操縦不能!」と痛ましい叫び声がヘッドホンから聞こえる。すでに前方には両機が入り乱れた乱戦が展開されていた。数は勝っていた。だが、眼下には彼らを捕捉した対空ミサイル基地群が広が
    やく さん作 [372]
  • シリーズA-02『迎撃機影』

    ライジングサン作戦当日。カイエン空尉は出撃の途についていた。作戦に参加する航空機は基地に集結し、離陸をまっていた。そして、ついに、全機に連絡が入った。 「全機に告ぐ。作戦行程に従って離陸せよ」 護衛の戦闘機が離陸を初め耳をつんざくような爆音が轟く。建物の窓ガラスがビリビリと震える。それに続きカイエン空尉の編隊も離陸を開始する。 「絶対に帰ってくる」 といいながらエンジンスロットルレバーを引いた
    やく さん作 [402]
  • シリーズA-01『進攻前夜』

    1980年1月、二国の外交官は事態の最終決定についてしのぎを削っていた。二国の名はベルマールとモントリビア。 この二国は両国境上の油田と周辺の島じまの領有権を主張していたが、軍事力に勝るモントリビアは両国間の分割規定を無視し不正に占拠を続けていた。 豊富な量の原油が産出される油田の確保はベルマールにもモントリビアにも不可欠であった… 「貴国は昨年結んだ分割規定を無視していますが、それについては
    やく さん作 [432]
  • 美ら娘?

    ころは1932年のことでありました。 東京から遠く離れた、沖縄県宮古島―ここに、ある心優しい、でものんびり屋さんの13、14くらいの男の子が暮らしていました。名前はお龍といいました。 かれはいつもどおり真っ白い砂浜に、のんびりと翡翠色の海をみながら寝そべっていました。つよい日差しが波を、きらきらと輝かせていました。 その時後ろからいきなり声がしました。 「どうしたの?」 振り向くと、後ろに淡
    やく さん作 [473]
  • 城崎の恋

    澄と城崎に行った。城崎は、城崎温泉で知られる温泉所でもあり、志賀直哉の小説『城の崎にて』の舞台としても名が知れている。 僕は澄と円山川にそって続く温泉街を歩いた。冷え冷えとした真冬の空には、あちらこちらに温泉の湯気が立っていた。 僕は立ち並ぶ旅館のなかでも澄に似合いそうな小粋で日本風の旅館を見つけ、彼女に教えてあげた。僕たちはそのままそこに入っていった。 手続きを済ませ部屋に入ると、澄は僕に「
    やく さん作 [437]
  • 歴女と多賀城

    近頃僕にも彼女ができた。しかも、歴女の、である。名前は澄という。 僕はそれまで、女性の趣味なんて余り考えた事がなかった。でも、澄といると、少しずつ、であるが思うことができた。 今夏、澄と初めて旅行に行った。どこまでおあつらえ向きだと思うかも知れないが、あの歴史の舞台、多賀城にだ。僕も歴史は好きなのだが、趣味が歴史のひとにはやはり敵わない。「確かここを坂上田村麻呂が蝦夷と戦う拠点にしたんだよね。
    やく さん作 [395]
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