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けん さんの投稿された作品が46件見つかりました。

 
  • Disaster(8)

    「桑原さん…あんたは俺をここに連れてきた理由はなんだ?まさかただ懺悔したかっただけじゃないんだろ?」「それは…巻き込んでしまったうえにこんなこと頼める訳が無いとは思ってるんだけど…マヤを助けて欲しいの」「助ける?確かにさっきのマヤはおかしかった。右手が剣になったり、殺し合いをしようとか…」「それはナノウィルスのせいなの、私が作ったウィルスは本来は病原の駆逐と再生をして足りない部分は自己変化で補う
    けん さん作 [427]
  • Disaster(7)

    「俺が…この旅客機に乗っていた?」彼は無い記憶を必死に探ってみたが無いものはいくら探してもない。もう一度記事に目を通して見る。彼の目は恐るべき速さで文章を捕らえ、理解し記憶していく…。「297人全てが行方不明のまま見つかってないみたいだけど」スクラップを数十秒で読み終え彼は桑原を見る。「そうよ。みんな見つかっていない。乗客は皆行方不明になったんじゃない…パンドラに掠われたのよ。私のせいで…」「ど
    けん さん作 [436]
  • Disaster(6)

    「知りたいこと…」何が知りたいのかと聞かれればそれは全てとしか答えようがない。ただ反面自分の知らないことを桑原がどこまで知っているのかさえわからない状態。それで何をと言われても…。1人考えていると不意に桑原は自身の部屋に並べてある本棚から1冊のスクラップ帳を持ってきた。そしてそのスクラップ帳を彼に見るように促す。「とりあえず貴方が何者なのか…、そこからいきましょうか。」そういって桑原はもう1度彼
    けん さん作 [446]
  • Disaster(5)

    桑原の車に乗り込み街から程遠い場所にある小屋へ招かれる。ぱっと見外見は朽ち果てたボロ小屋といった感じだった。その小屋の隣にある馬小屋のような建物の中へ車を停車させる。彼は不思議な顔をしながら車内や建物に交互に目を向けていた。「心配いらないわ。」そう彼を諭すと桑原は車のハンドルに付いているカバーを開け中のスイッチを押す。ウィィィ…僅かに唸るような音を立てながら車ごと景色が下がって行く。「エレベータ
    けん さん作 [440]
  • Disaster(4)

    無我夢中で走っていた。真っ暗な夜の暗闇が支配している月明かりのない夜。森を通り抜け何処ともわからない街中を走っていた。行き交う車、人波が軽蔑するかのような視線を彼に投げる。服は入院患者用の物だったが既にその色は黒く、切り刻まれていた。「はぁっはぁっはぁっ…」どれくらい走り続けていただろうか…。不思議と疲労感は感じなかった。…ただ…いくら走っていてもマヤの足音は離れない。そして切られた身体もすでに
    けん さん作 [456]
  • Disaster(3)

    マヤが集中治療室に入って数週間が過ぎた。その頃は特に昼間にやることもなく、寝てしまっていたため夜に寝れない事が多く、その日も患者用ベッドに横になったまま、ただ天上を眺めていた。いまだ記憶の片鱗すら掴めずにいた彼だったがいくつか不思議な事がおこっていた。その時廊下を歩く足音が聞こえた。そして不思議な事というのがまさにこれだった。耳が良くなったというには極端すぎる。おそらくこの足音もこの階を歩き出し
    けん さん作 [484]
  • Disaster(2)

    「自分の…こと?」言われて初めて自分について考えてみる。しかし自分の記憶にはまるで真っ白な光の中にいるかのように何も浮かんでこなかった…。「わ…わかりません…」そう答えた時に医者らしき男が一瞬笑みを浮かべたことを彼は見逃さなかった。「まぁまだ目覚めて間もないからね。時期に思い出すさ。とりあえず今日はこのまま安静にしておきなさい。今後の事は明日話すよ」そういって医者らしき男は看護婦と一緒に病室を後
    けん さん作 [473]
  • Disaster(1)

    仮面ライダー、本郷猛は改造人間である!こんな特撮番組が昔流行ってた。この番組は見たことはないし、21世紀になったからって改造人間なんて大それた技術は存在してない。そう思ってた…。でも…今目の前に写る景色は紛れも無い現実で…痛みを感じない俺の右腕も間違いなく現実だった…今の技術で温度や触感がある義手なんて作れるのか?…間違いなく作れないはずだ。作れるんなら世の中の義手で生活してる人は間違いなくそっ
    けん さん作 [560]
  • 夢の想い(完)

    ピッピピ、ピッピピ「ん?メールか。」携帯をポケットから取り出すと待受画面をチェックする。「此葉からか…うげっ何だよこの長いメールは…」゜おひさ〜っていってもまだあれから1週間だけどね〜f^_^;とりあえずあの後洋兄はすぐに帰っちゃったから事後報告デス。まず長谷部部長!なんとあの時のことを全然覚えてないんだって〜(所々は覚えてるみたいだけど自分の都合悪いとこは全くらしいよ…(-.-;))狐文ちゃん
    けん さん作 [384]
  • 夢の想い(27)

    獏の特攻は全く意味をなさなかった。その体当たりは洋介が形成した盾によってその力を殺されていた。「なっ…なんだと!って気分か?全力を出そうが出すまいが結果はかわらねぇみたいだな」(いかに九尾の力とはいえこうも易々と止められるはずは…)「相手が悪かったな。爺さんの仇、取らせてもらうぜ!」そう叫ぶと同時に再び盾を手甲と具足へ形成しそのまま獏へと一撃を叩き込む。(ぐふっ…口惜しや…我がこのような輩に屈す
    けん さん作 [380]
 
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