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meeco さんの投稿された作品が129件見つかりました。

 
  • desteny??

    淳と青山で逢ってから、三日が経った。私から、電話する事は出来なかった。自分から、また電話する・・・。と言った淳からの着信を待つしか無かった。頻繁に携帯を見て、着信を確認しては、鞄に閉まった。大学から帰宅しても、この三日間は、何もする気になれず、部屋に籠り放しだった。また、淳が遠くなった気がした・・・。近付いては、遠ざかる―\rそれは、淳に別れを切り出した日から、ずっと繰り返された・・・。淳への気
    meeco さん作 [349]
  • desteny??

    「あのね・・・、それは、実はね・・・。」私は、全身が震えながら、頭の中の喧嘩に打ち勝って、その先の事を、話そうとしていた。その瞬間―\r淳の携帯が鳴った。「ゴメン・・・、電話だわ。」「うん、出て・・・。」私の心臓は高鳴り、口から飛び出す勢いだった。淳は、携帯を鞄から取り出し、電話を取った。「もしもし・・・。どうした?今、飲んでんだけど。」淳が、そう言った次の瞬間、相手の受け答えを聞いた後、顔が
    meeco さん作 [294]
  • desteny??

    「あっちゃん、仕事は、巧く行ってるの?」空気を変える為に、私は、とっさに下を向いたまま、淳に問掛けた。「・・・、仕事か?うん、まぁな・・・。」「そう・・・、良かったね。伝で働く事になっても、頑張ってたら、将来に繋がるだろうし・・・。」私と淳の間には、重苦しい空気が、ずっと流れていた。その空気を変えたくて、差し障りの無い話をするしか無い気がしていた。「俺さ・・・、自分の店が持ちたくてな・・・。今は
    meeco さん作 [353]
  • desteny??

    「冗談で、そんな事言わないでよ!」涙が溢れそうになった。卒業式の数日前のあの日、淳は、私の事を親友だ・・・。と言った―\r私の事を忘れたいから、新しい彼女と付き合う事にした・・・。と言った―\r淳に、軽蔑され、諦めが付いた筈だった。でも・・・、違った。今でも、やっぱり淳の事を忘れられ無かった―\rでも・・・―\r「冗談で、こんな事お前に言わねぇよ。俺、マジだよ?」「もう・・・、あの頃には戻れな
    meeco さん作 [388]
  • desteny??

    長谷部と別れて一年が経った。それ以来、彼氏を作る気にも、ならなかった。以前より、酷い男性恐怖症に悩まされていた。大学の友人達が、私に気を遣って、出逢いの場を設けてくれたりしていたが、適当な理由を付けては、また断っていた。淳は、今春、服飾専門学校を卒業し、先輩が、数年前にオープンさせた表参道のショップで働く事に決まった。そんな時―\r久し振りに、淳と青山に飲みに出掛ける事になった。「久し振りだ
    meeco さん作 [375]
  • desteny??

    「巧く行ってんの?」長谷部の友人が、私達の事を、興味深気に聞いた。「巧く行ってるも、何も、やらしてくんねぇんだもん。一ヶ月前位にさ、ホテルに行ったんだけど、部屋の前まで行って、やっぱ無理だってさ。そんなに、良い奴じゃねぇよ、俺も。」「マジ?有り得ねぇ・・・。それじゃあ、付き合ってねぇじゃん!」友人の一人が、驚いた顔をして言った。「デートする金も、タダじゃ無いしさ・・・。何せ、重いんだよな、
    meeco さん作 [377]
  • desteny??

    「緊張してるの?」長谷部は、私の顔を覗き込んで言った。「うん・・・。そうかも。」緊張―\rごまかすには、適当な言葉だったのかも知れない。緊張なんかじゃ無い・・・。恐怖感に、嫌悪感・・・。先輩が嫌いな訳じゃ無い、男性恐怖症になっていた。長谷部に手を引かれ、部屋の前まで来た。303号室―部屋の上のランプが点灯していた。私の鉛の様に重い足は、部屋の数歩手前で、完全に動かなくなってしまった。私の手を引
    meeco さん作 [341]
  • desteny??

    「先輩、ここって・・・。」「ラブホだけど?」長谷部は、私に、逆に疑問符を投げ掛けた。「でも、私・・・。」また、身体が固まった。話の流れで、ここに着く前から、予測が付いていたが、ホテルじゃ無い場所に行って欲しいと言う私の淡い期待は、見事に裏切られた。「行こうか?」長谷部は、車のギアを引いて、エンジンを切り、私の手をそっと握った。私の手は、固く握り締めていたせいで、少し汗ばんでいた。私は、逃げ
    meeco さん作 [370]
  • desteny?

    十秒間の熱いキス―\r身体の震えは、止まらなかった。長谷部に悟られまいと、全身に力を入れて、ガチガチに固まっていた。「香里・・・?固いよ、身体。嫌?」「ううん・・・。」「そう?身体が震えてるよ・・・。」長谷部は、何も知らない―あの日の事も・・・。「ま、良いや。そろそろ車出そうか?暗くなって来たしさ・・・。」「うん・・・。」キスは、何とかクリア出来た。今でも、触られたり、近くに来られるだけでも
    meeco さん作 [373]
  • desteny?

    告白から三ヶ月―\r長谷部とは、週に三回程、デートしていた。彼は、とても優しくて、紳士的だった。同じ歳の淳とは違って、恋愛経験が乏しい私を、常にリードしてくれる男性だった。そんな長谷部に私は、少しずつ心を許し、好きになれるかも知れない・・・。と言う気持ちも生まれていた。「今日は、海に行かないか?」長谷部の車で、夕方の茅ヶ崎の海へデートに行く事になった。私の身持ちの固さに気付いているのか、キ
    meeco さん作 [365]
 
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