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meeco さんの投稿された作品が129件見つかりました。

 
  • desteny??

    「ほんとに、一年前に逢っただけだって・・・。麗華は、それ以外にも、私が中川さんと逢ってるんじゃ無いか?って言ってるの?」身体の震えが止まらなかった。茉莉子に悟られぬ様、時々、手を握ったり、膝を、両手で押さえ付けたりしていた―\r「ほら、淳と麗華、今日逢うって事になってたでしょ?改まった感じで、話が有るって、淳が言ったみたいで、益々、そんな話なんじゃ無いか?って気にしてた、麗華・・・。」「そうだか
    meeco さん作 [241]
  • desteny??

    茉莉子が、病院に来てからも、淳の容態に、特に変化は無く、時間だけが、刻々と過ぎて行った―\r茉莉子も、私の隣のベンチに腰掛けたまま、殆んど、口を開かなかった。「ねぇ、香里?」病院に到着してから二時間程経った頃、突然、茉莉子は、私の肩を叩いた。「んっ・・・?どうしたの?」「ここで待ってても、淳に変化も無いし、ちょっと外出ない?」「でも・・・。」「もし、何か有ったら、彼女に連絡して貰って、直ぐ、戻
    meeco さん作 [298]
  • desteny??

    中川は、ゆっくりと繭子の肩を両手で押し、ベットに倒した―\rそして、時間を掛けて、何度も何度もキスをした。「ねぇ・・・?秀樹?」吐息混じりの声で、繭子が中川を呼んだ。「ん・・・?どうした?」「早く・・・。私に触れて。」「焦らないで・・・。ゆっくり時間を掛けてしようよ。折角、久し振りに、こうなれたんだしさ。」「眠いの、何故か、突然に。それにいつも、早く私の中に入れたいって言うじゃん。じらさないで
    meeco さん作 [299]
  • desteny??

    「ねぇ・・・?秀樹・・・?」繭子は、二階の部屋の扉を開き、部屋の中に入って来た中川に、突然、抱き付いた。「おい、お盆持ってんだぜ?グラス、落っこちて割れちゃうよ?」「良いから・・・。ねぇ?早くしてよ。縛っちゃって?私の腕・・・。」繭子の積極的な言葉を聞き、益々、中川は、意気消沈した―\r「未だ・・・、早いって。シャンパン空けるだろ?それに・・・、シャワーは?浴びないの?繭子は、いつも先にシャ
    meeco さん作 [293]
  • desteny??

    「おいおい、まさか・・・。俺がそんな事する様に見える?」「見える・・・。」中川が、少したじろぐ様な表情を見せると繭子は、空気を読み取り、こう言った。「冗談・・・。冗談だよ。もし、そうじゃ無いんなら・・・、そう言う趣味が有るの?」「そう言う趣味って?」「SMとか、そう言うのよ。」中川は、繭子の返答に、少し胸を撫で下ろし、言葉を返した。「うん・・・、まぁね・・・。」「へぇ・・・?そうなんだ。私には、
    meeco さん作 [292]
  • desteny??

    中川と繭子は、父親の別荘に到着した―\r「此処が、親父が建てた、別荘・・・。来た事無いだろ?」車を降りるなり、繭子は、別荘の外観に釘付けになった。「何?此処・・・?凄いじゃん、前の別荘は、結構、年季入ってたけど・・・。」「一年半位前に、建てたんだ、親父が。前のは、爺さんが建てた物で、古かったからな。ここんとこ、景気悪くて、土地も安く手に入ったから、新築したんだ。」「ふぅ〜ん・・・。凄っい!!此処
    meeco さん作 [261]
  • desteny??

    私は、病院で茉莉子が来るのを待っていた―\rその時、中川は、繭子と言う女性と逢っていた。「久し振りね、どうしたの?急に、連絡なんて・・・。」「久し振りだな、まさか繭子とこうして逢えると思わなかったよ・・・。」「シャブが欲しいの?まさか・・・、ね?秀樹止めたのよね?お父さんの警告で。」「繭子は?もう、止めたの?」「止めて〜、私、結婚したのよ?」「そうなの?知らなかった。じゃあ、不味かった?今日呼
    meeco さん作 [263]
  • desteny??

    淳の母親が帰ってしまってから、約三時間が経とうとしていた―\r七星や、病院に駆け付けた、店の従業員達と、会話をする事も無く、五分おき位に、白い壁に掛った時計に目をやるだけだった―\rICUの扉は、ピシャっと閉まったまま、開く事は無かった。病院の中で、使えない携帯電話を見た時、麗華と茉莉子に電話しなくては!と思い立った。私は、入口付近の受付の前に、公衆電話が三台程、据え付けて有った事を思い出した
    meeco さん作 [240]
  • desteny??

    「でね・・・、淳が、自分で香里ちゃんに話したいと思ってると思うけど、あの子、もう、もしかして、話せ無いかも知れ無いから、私が、話すけど・・・。」淳の母親は、急に視線を私の目に戻し、話を続けた。「はい・・・。」「一昨日ね・・・、半年振りに、淳が家に、急に電話して来てね・・・。母さんに話が有るんだけど、って。で、帰って来たのよ、久し振りに。」母親に聞いて、私は、ピンと来て居た。一昨日の夜、淳はいつ
    meeco さん作 [246]
  • desteny??

    「久し振りねぇ・・・。」淳の母親は、目を細めて、私の顔をまじまじと見詰めながら言った。「はい、お久し振りです。あの・・・、淳の容態は?」「淳ね、もしかしたら、駄目かも知れ無いんだって・・・。さっき、先生に呼ばれてね。今晩が、ヤマかも知れ無いって・・・。内臓を酷く損傷してるって。」淳の母親は、呟く様な声で、そう言い、遠くを見ていた。「ヤマって・・・。そんな・・・。」淳の母親の言葉を聞いて、私は、愕
    meeco さん作 [245]
 
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