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舞 さんの投稿された作品が23件見つかりました。
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席替え 〜2〜
毎日毎日、彼とのおしゃべりは続いた。「おはょ」から始まり「ぢゃあね!!」で終わる。彼がいるから、あたしは学校に行くのが好きになってた。彼は授業中でさえも後ろに居るあたしに体を向けて話し掛けてくる。時にはチョッカイさえ出してくる。ノートにシャーペンで落書きをしたり、時に可愛い絵を描いたりしてくる。最初は一緒に楽しんでるんだけど、だんだんとイライラに変わってくることもあった。あたしは気持ちが顔に出
舞 さん作 [386] -
席替え 〜1〜
席替えをした。高2になってからの二度目の席替え。幸運にも、窓側の一番後ろ。つまり、教室の隅っこ。左側にある窓からは、これから夏を迎える綺麗な澄みきった空が毎日のように見える。授業中、そして休み時間も私は空を暇さえあれば見ていた。席替えをする前は、授業中もまわりの友達と話したり、休み時間になれば友達と教室を出て飲み物を買いに行ったり、友達の席に掛けよって、おしゃべりをしてた自分が、最近はずっと自分
舞 さん作 [440] -
サクラ咲け
サクラ咲け僕の胸の中で芽生えた名もなき夢たち振り向くな後ろには明日はないから前を向けサクラ咲け君の胸の中で揺れてた小さな蕾よ負けないように挫けないように今 歌うから花は大きな花を咲かす
舞 さん作 [359] -
ありがとう
手を繋いだ…。ぬくもりを感じた。キスをした…。愛情を感じた。 涙を流した…。優しさを感じた。一緒に歩んだ…。運命を感じた。ねぇ??あたしはあなたにどんな恩返しをしたら良ぃの??返しきれない程の愛をくれたね…。大好きな人へありがとう。
舞 さん作 [357] -
『好き』
〜『好き』〜たった2文字の言葉だけど、言えそうで言えない言葉。一度口に出せば、何もかもが変わってしまう。重すぎて、なかなか相手に伝えられない。色々な想い出によって作られた2文字。この言葉をもらえたら誰もが幸せになれる。嬉しくなれる。でも、そんな簡単に口に出せない言葉。多くの人が求めあうこの感情は、かけがえのない、尊いもの。命とおなじくらい尊い。生きているからこそ、掛け合う言葉。たった2文字
舞 さん作 [357] -
愛良舞優〜アイラブユウ〜
愛しい彼が手を握ってくれた優しい彼が涙を拭ってくれた大好きな彼が抱き締めてくれた不安でいっぱいなアタシを彼はたくさんの愛で支えてくれた。こんなに愛しい人とあと半年しか一緒に生きていけないなんて…毎日、毎日、泣いて、泣いて、嘆いて、嘆いて、落ち込んで、悲しんであと半年ぢゃなくて、今日で終わってしまえば良ぃ。そう思ったこともあった。でも彼の言葉であと半年を大切な思い出にしようと決めた。<たとえ姿が見
舞 さん作 [322] -
未来3
「はじめまして。開くんの担当医の石井です。座りなさい。」「はぁ。ありがとうございます。あのっ、あたし…。」「舞さんですよね!?開くんから伺ってました。」「そうですか…。」「色々と聞きにきたんでしょ?」「はい。…手術はしないんですか??」「彼が手術を断りました。自分で固く誓ったようです。」「抗癌剤で治るんですか?」「あなたは、彼のどこが癌に侵されてるか知ってますか?」「いえ…。聞いてません。」「彼
舞美 さん作 [305] -
未来2
「ガン…??」「そう、俺ガンだから。」「悪性なの??」「抗癌剤で治すから」…やっぱり。いやな予感がした通りだった。表情からして真剣な感じだったから、嘘だなんて思ってない。でも詳しく知りたい。だから…「来ちゃった…。病院」開がこの病院に通院してることは知ってた。最近、放課後も「用があるから。」って足早に帰ってしまうのを不思議に思って、何度も追跡したら、幾度もこの病院だった。「あのぉ…、一ノ瀬(イチ
舞美 さん作 [286] -
未来
「先生…。谷津木(ヤヅキ)舞って女が来たら…ほんとのこと話してやってください。」俺は目の前の無表情な担当医にそう言った。「自分から話す気はないのか?」「あいつ…たぶん信じないから。きっと半信半疑になるだろうし。俺がこの病院に通院してることは気付いてるみたいなんすけど。」了解。っていうような表情を担当医が浮かべたのを見てから、病院を出た。「明日こそは…伝えなきゃ」毎日、学校で顔を会わせ、話をして
舞美 さん作 [285] -
受験
胸が痛い…心が痛い…でも病気なんかじゃない。恋の痛みなんかでもない。じゃぁナニ?それは受験だ。大学受験ほど、先が見えない受験はない。プレッシャーとの戦い。目の前には浪人という恐ろしい2文字。1点で泣く。センター試験まで約1週間。自分を信じるしかないんだ。諦めたら…そこで負け。それが大学受験だ。
まぃ さん作 [324]